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新着「言いまがい」〜その829

 

ハロー、スーザン。
キミはジョークが好きだったな。
またしてもニッポンから
オリエンタルなジョークを
たくさん仕入れたのでキミに送る。
そう、現地では、
「イイマツガイ」と呼ばれているものだ。
以下に記す、いくつかのセンテンスは、
あなたやわたしの感情だけではなく、
実際的なストレスの軽減をもまた、
よりよくすることでしょう。
それじゃ、最後までたのしんでくれ。

高校教師をしている
オーストラリア人のフィアンセが
女子生徒と言い争った時。
「I'm sick of licking you!
(君をなめるのは
 うんざりなんだよ!)」

と叫んでしまった。
一瞬凍りついた、女子生徒。 
しかし、すぐに聞こえなかったふりして、
二人で言い争いを続けたそうです。
本当は、
「I'm sick of listening to you!
(君の言い訳を聞くのは
 うんざりなんだよ!)」
って言いたかったんだよね。
(じょんのび)

今でも思い出すと笑える
中学生時代の英語の時間
「Uncle Tom is ‥‥」
という文の英訳をさせられた男子が
「えっと、
 アンクルおじさんは‥‥」
と訳して爆笑の渦。
その後、彼はしばらくの間
「アンクルおじさん」
というあだ名になった。
(ビビデバビでぶ)

高校時代、
英語テストでやっちまいました。
英文和訳
「Naoto Kan conferred with
 the prime minister.」を、
研ナオコは首相と会談をした」
と読み、テスト時間中、
首相と研ナオコとの会談内容を
かなり必死に悩みました。
菅直人だよ、自分‥‥。
(二文字違い)

テレビで、アメリカの民主党議員が
スピーチをしている
映像が流れていました。
当然、英語のスピーチだったのですが、
途中で突然、
「民主党」
という日本語が耳に飛び込んできました。
驚いたので、よく聞いてみたのですが、
たぶん、「 we should 」と
言っていたのだと思います。
(D)

後輩に
「葡萄って英語で
 なんていうんだっけ?」
と聞かれ、わたしはきっぱり
「レーズン!」と言いました。
そのあと同期のともだちは
「マスカット」と答えていました。
(たぼぞう)

英語もイタリア語もしゃべれない
母と姉がイタリアに旅行中。
イタリア人にすごい剣幕で
話しかけられ(イタリア語)、
困った姉は
「I can't speak English!」
と堂々と言ったらしい。
イタリア人は諦めて去っていったらしく、
母は「さすがお姉ちゃん!」
と思ったらしいが、よく考えると
イタリア語で話しかけてくる人に
「私は英語が話せません!」
と言ってもね。
(てら)

中学の娘はハーフで金髪ですが
日本語は普通にしゃべれます。
先日帰宅途中に
バスに乗ったときのことです。
隣に座り込んで来たおばさんが
ニコニコしながら
娘に話しかけてきたそうです。
「ア〜ユー‥‥
 ア〜ユー‥‥
 ナガインデスカ?
娘はどうしていいかと困ったそうですが、
英語で答えてあげたそうです。
(おばさんがんばれ)

若かりし頃、ベルギー旅行中での事。
肉屋で買い物をしたら店員が
「ほらよ!」と言って
勢いよくおつりを投げ返しました。
いくら下町の気取らない店だからって
その態度はないだろう、
こっちはお客なんだからさぁ‥‥
ちゃんと日本語を使うなんて
新手の人種差別か?
ショックのあまりムッとした顔で
店を出たあと気づきました。
フランス語で「ヴォワラ」と
言われたのだという事に。
おつりを投げ返すのも
慣習みたいなものなのですね。
(Here you are)
アメリカに住んでいるため、
4歳の娘に日本語を教えています。
ある日、絵本を見ながら
ナスの絵を指差し、
それは何か聞いたところ
返ってきた答えは
「ナイス!」でした。
惜しいけど違います。
(ミモ)
会社の課長が海外にFAXを
送ろうとしていたのですが、
何度やっても
「応答なし」になってしまいます。
そこで課長はぼそりと
「おかしいなぁ、
 日本語で書いてあるから
 送れないのかなぁ‥‥」

いやいや、FAXは言葉読めないし、
第一今まで何回も
日本語で送ってたでしょ!
(まつがいOL)

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イラスト:しりあがり寿
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2006-05-23-TUE
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