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新着「言いまがい」〜その838

 

どうにも慌ただしい!
いま、オレには、気分転換が必要だ!
リフレッシュしなくてはならない!
そんなふうに感じているあなたには
元祖「言いまつがい」がうってつけです。
さまざまな人がさまざまな局面で
さまざまなことばを
さまざまに「まつがって」います。
アハハ、と笑って、気分すっきり。
最後までごゆっくりおたのしみください。

妹がいつになく力説。
そして、ここで決めたいという流れで
自信たっぷりに
「まちがいない!」を
「かちがいまい!」
と言い放った。
(混血と間違われる19歳の妹を
 溺愛する姉23歳)

同窓会の打ち合わせで、
かつてのクラスメイトの
消息バナシに花が咲く。
「○○クンは、もう結婚したって?」
「そうそう、
 相手は大学時代の先輩らしいよ。 
 4歳年上だって」
「ええ、すごい!
 嫁さん女房なんだ!」
‥‥そりゃあ、ねえ、
嫁さんじゃない女房なんて
聞いたことないですわ。
(あねさん)

家族でテレビを見ていた時、
髪の毛の長い女の人が、
実は声が野太い男性だった映像を見て、
ニューメディアじゃん」
って父が言いました。
ほんとはニューハーフ。
(父は言いまつがいの常習者)

さきほど、母に
「メールやりすぎるな」と注意された時、
「わかりましてるよ」
と答えてしまいました。
「わかりました」と「わかってるよ」が
混ざったものだと思われます。
小声だったので母には
聞こえてないようでしたが。
(ミケ)

ケータイを買い替えた弟。
会社の机に置いておいたら、
後輩が得意げにこう言ったそうです。
「あ、それ〜!
 今、流行りの
 お電話ケータイですね〜」
おサイフケータイが
出始めたころの話です。
(私のはお電話ケータイ)

母が
「これ、和風ビーストローフ
と言って食卓に出した物は、
「ローストビーフ」だった。
(でもすぐわかった)

叔父の家から帰って来た母。
「すっごく、立派だったの、
 ほら、デジデ!」
3秒考えました。
叔父は、とても立派な
「地デジ」の環境を整えたようです。
(叔父さんとこのは50万)

テレビで体を反っている人を見て
なやんだおばあちゃん、
「え〜っと、これ、あれに似てるね。
 あれ、ヤナギバ!」
‥‥ヤナギバウアー?
(一瞬、人名かと思った!)
そろそろツバメが飛ぶ季節ですね。
昨年のことです。
夫「会社の玄関に
  ツバメが巣を作ったぞ」
私「もう幼虫いた?」
夫「‥‥ヒナはいた」
どっちかって言うとエサだよね。幼虫。
(今年も来るかな)
高校時代、大会合宿の時のことです。
テニスをやっていたのですが、
負けてるときに監督から
「お前ががんばるんだぞ」
と言われて思わず、
「おぅ!」
と答えてしまいました。
もちろんその後は監督に怒られ、
ペアからも笑いものにされました。
(ともとも)
さきほど『サザエさん』を見ていて、
最後にジャンケンをした後
「また来週も見てくださいね!」
と笑顔のサザエさんに思わず
「いいともー!」
と言ってしまった私‥‥。
テレビと会話だけでも痛いのに、
「いいとも!」って‥‥。
(明日からはタモリさん週間)
ある日、友人と話している時に
好きな映画の話題になり、
『紅の豚』の名セリフを彼女が一言。
「飛べない豚は豚じゃない」
(じゃ何?)
うちの父は小銭入れ(こぜにいれ)を
「こにぜいれ」と言いまつがう。
(め)

思い立ったら初投稿!
どのような「言いまつがい」でも
私たちはそれを大歓迎いたします。
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遠慮、躊躇、ためらいなどを一切排除し、
近所のコンビニでガムでも買うように
きわめてお気軽にご投稿くださいませ。
新潮文庫の「言いまつがい」文庫版
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まだなら、まずは立ち読みから!
(ただし、吹き出さないようにね)


イラスト:しりあがり寿
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2006-06-01-THU
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