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新着「言いまがい」〜その871

 

「まつがって」作成されたあと、
発見、および修正されることなく、
そのまま先方に送信されてしまったメール。
それを私たちは「誤メール」と呼んでいます。
メールが暮らしのなかに浸透すればするほど、
「誤メール」が全国で飛び交うことになります。
今日はそういった数々の「誤メール」を
紹介していくことにしましょう。
数文字の「まつがい」が醸し出す
なんともいえない脱力感を
どうぞたっぷりおたのしみくださいませ。

彼へのメールの最後に
「また明日」と書いたはずが、
「股下」になってました。
いま気がつきました。
(あああああ)

友達と遊んだ帰りの電車の中、
メールで、姉に
「今、御徒町です。」
と、打ったつもりが、
「今、
 御徒町ですか?」

打ち直そうと思いましたが、
うっかり送信してしまった。
(うっかりプーさん)

結婚したての友人へのメールで、
「新婚ほやほや」
と書いたつもりが、
「新婚ほわほわ」
になっていました。
(黒いミニライオン)

母からのメールの一部。
「ア〜風邪ひいた。
 かなひ苦しい。」
‥‥かなり苦しそうです。
(ペコ)

息子のサッカーチームの
お手伝いをしています。
数日前コーチから
連盟の議事録がメールで届きました。
「連盟だ3回議事録」
たぶん「第3回」なんでしょうね〜。
(Jリーガーになるかもしれない
 息子の母)

PTAの打合せをメールしたとき
「さっきの問題は家庭過失で」
と打ってしまいました。
本当は「家庭科室」だったんですけど、
なんだか家に問題があるような
ニュアンスになってしまいました。
(実行委員長)

メールまつがいました。
陽光およびそなたの資料」
殿様かよ。
昼下がりの眠気と闘いながら、
「そなた」を「その他」に
変換しようとがんばったが、
意に沿った変換が得られず、
ひらがなで強引に送信した記憶がある。
「陽光(要項)」は不審に思わなかった。
(まー)

取引先に送った商品の
使用方法の説明のメール。
かなり気を遣って
完璧に書き上げたのに、
説明の最後の一文に
こんなことを
書いてしまっていたことを
送ってから気がついてしまいました。
「これまで通り、安心して
 誤使用下さいませ
今度お会いするのがすごく気まずいです。
(ざとし)
ライブ終了後に
演奏者から来た誤メールです。
友人「の音どうだった?」
私 「墨って何?」
友人「ごめん。僕」
「墨」っていうのが一番最初に
変換されるような文章を
普段打ってるんでしょうか?
(M)
たった今、やってしまいました。
送ったメールの冒頭で、
「こんばんは、
 ちゃむちゃんです」
と挨拶した、その直後、
「こんばんは、
 ちゃむちゃんです」
と、また挨拶してしまいました。
2回挨拶しても、
相手は困るだけだってば‥‥。
(ちゃむちゃん)
H君が、皆でご飯を食べに行こうと
提案してくれました。
日にちも決まっていたのですが、
急にその日は行けなくなったH君。
メールで
「僕が言い出したのに
 本当にごめんなさい」と、
かなり恐縮している様子なので、
「いいよ、いいよ。
 他の日に行こうよ」
とメールすると、
H君から返信が返ってきました。
「ありがとう。
 他の人にも言っておけ
えっ!? いつの間にか立場逆転!?
文脈から察するに、どうやら
「他の人にも言っておくけん」
(方言で、言っておくからという意味)
と言いたかったみたいです。
真相は確かめていません。
(塩入)
先ほど、母からたった一言
「おらすみなさい」
と、メールがとどきました。
うん、おらすみ。いい夢見てね。
(紺)

きっとあなたの受信ボックスの中にも
「誤メール」はいくつもあるはずです。
あるいは、
送信ボックスの中にあるのかも?
受け取ったものでも
送ったものでもかまいません。
気軽な気持ちでぜひご投稿を。
下の「投稿する」ボタンをクリックし、
深く考え込むことなく、ササッと書いて、
さりげなく送信ボタンを押しましょう。
新潮文庫の『言いまつがい』文庫版
どうぞよろしくお願いします。


イラスト:しりあがり寿
「言いまつがい」を投稿する。

2006-07-04-TUE
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