新着「言いまつがい」〜その887〜
そのはじまりに「爆笑!」と 謳っているようなタイトルは、 いきなり不利な選択をしていることになります。 なぜなら「爆笑させますよ!」と言われると 受け手は「どれだけ笑わせてくれるんだ?」 と過度の期待を抱いてしまうからです。 たとえば80度のお湯があったとして、 それに「熱湯!」と書いておくと 人がそこに手を突っ込んだときに 「ん? そうでもないじゃん?」 と思ってしまいます。 ところが「お水」と書いておくと 人がそこに手を突っ込んだときに 「あちちちちっ!」 ってなことになってしまうのです。 この理屈をあてはめるならば ほんとうに笑わせたいときには 「爆笑させませんけど‥‥」 と前置きしておいたほうが有利なわけです。 そんな話はさておき、行ってみましょう! 爆笑! 元祖「言いまつがい」!
「スーパーへ行くけど 買ってきてほしいものある?」 と母に聞いたところ、 「シーラカンス!」 つきあいの長さからでしょうか、 なんとなくシーチキンだとわかりました。 (もも)
女子社員の少ない我が社。 「社長って、女子に対して キズモノに触るような 接し方だよね」 とS子。ハレモノでは。 (みにまむ子)
夫とモメて、電車の中なのに口喧嘩した。 口先ぢゃあ、 あたしにかなわないと思った夫は 憎々しげにこちらをにらみながら、 「あとで吠え面をかくなよ!」 と言うつもりが 「あとで頬づえをつくなよっ!」 と言い放ってくれた。 車中の方々にニヤニヤ笑いを感じ、 小さく小さく縮こまった夫でした。 (トマトっ子))
ももこさんという 年上の女性にお茶を出そうと思い 「ももこさん、お茶いかがですか?」 と聞こうとしたところ 「ももこさん」と「お茶」が混ざって 「ももちゃん」 って呼んでしまい思わず赤面。 (WAWAWA)
私が母と二人で買い物に行った、 その帰り道での言いまつがいです。 私の後ろを歩いていた母に、 「歩くの遅くない?」 と言おうとしたのに、 「遅くの歩くない?」 と言ってしまいました。 二人で笑い転げました。 (くろごま)
大学に入ったときの会話ですが、 「エジプトの19歳の少年王がさ‥‥」 「あ、知ってる! ツタンメーカン!」 ‥‥ツタンカーメン。 文字だけ見れば似てます。 (珍答19歳の集まり)
なんか、そういうの、たしかにあったけど、 いざとなると思い出せないなあ。 それもそのはず、「まつがい」というのは 意外に忘れられやすいのです。 つまり! 覚えているあなたは 覚えているうちに投稿したほうがいいのです。 下の「投稿する」ボタンをクリックして 忘れないうちにササッと書いて 忘れないうちにササッと送信を。 ほら、すっきりしたでしょう? 新潮文庫の「言いまつがい」文庫版も どうぞよろしく。