新着「言いまつがい」〜その900〜
わかっちゃいるんですよ。 ほんと、わかっちゃいるんです。 でも、その瞬間、どうしたことか、 不意に出てこなくなるというか、 口が滑るというか、魔がさすというか、 とにかく、そう言ってしまうんですね。 今日は、「固有名詞の言いまつがい」です。 著名な固有名詞がさまざまなかたちで 「まつがえられて」いる様子を 最後までのんびりとおたのしみください。
家でニュースを見ていて 「ああ! この人、似てる! ニコール・ジャクソンに!」 と得意げに言い放ったら、 数秒の沈黙の後、ニヒルな笑いとともに 「ああ、ジャック・ニコルソンね」。 なんか違うのはわかってたよ。 (カイテリテリ)
昔の友人が松尾貴史さんの前の芸名 「キッチュ」を 「きっちょむ」と言っていた。 「この間、テレビで きっちょむさんが〜」 どこかのお坊さんの話かと思いました。 (みよ)
薬師丸ひろ子と言うはずが、 「薬師まるこ」 と言ってしまった。 周りの誰も気づいてなかったが、 自分は忘れられない。 (かよ)
「修二と彰」と言おうとして、 「修二とおさむ」 と言いまつがえる母‥‥。 (おさむちゃん)
テレビでW杯をみていた時のこと。 三都主選手は帰化したの? と聞く母に そうだよーなんて答えていると、 「確かルイス・ラモも そうだったわよね?」 と言ってきました‥‥。 「ラモス瑠偉」ですよ、お母さん。 (らも)
拾いたての言いまつがいです。 今朝方の、W杯で盛り上がっていた時 ちょっと近寄りがたい人がやりました。 「リョ‥‥リョ‥‥ リョニャウ‥‥ ふー(深呼吸) ロナウジーノ!」 一気に親近感が沸きました。 (あんこ)
漫画家の名前を一生懸命思い出した夫が、 「えびこえびすが‥‥」 「蛭子能収のこと?」 「ああっ、それそれ!」 ドラえもんの作者と 混ざってしまったようでした。 (よつぱらい)
どのような「言いまつがい」も 深々と頭を下げて、ありがとうございます、 と言いながら受け入れる用意があります。 どうぞお気軽にご投稿ください。 具体的には、下にある 「投稿する」ボタンをクリックし、 書いて送る、ただそれだけです。 いえいえ、ほんと、お気軽にどうぞ。 新潮文庫の『言いまつがい』文庫版も 投稿のご参考にどうぞ。