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新着「言いまがい」〜その932

 

さて、週末のおたのしみといえば
みなさまから寄せられた
さまざまな「まつがい」の特集です。
「まつがい」のない人生などない‥‥。
そんなことをあらためて感じてしまいます。
大きなものから小さなものまで、
各種の「まつがい」をとりそろえてございます。
どうぞ、最後までごゆっくり。

つい先程のことです。
ミルクティを淹れようと思って、
カップに角砂糖と粉ミルクを用意し、
ティポットに紅茶の葉を入れて、
お湯を沸かして待っていたのですが‥‥。
沸騰したお湯を、ティポットではなく、
角砂糖と粉ミルクしか入っていない
カップに注ぎ入れてしまいました‥‥。
もったいないので、でき上がった
薄甘いミルクもどきを飲みながら
これを書いています。
(月龍)

私はその日、
お茶漬けを食べようとしていました。
大好きな鮭茶漬けです。
あったかご飯を茶碗に盛り、
袋の口を綺麗にちぎり、
右手に持った袋の切れっぱしを
ゴミ箱に捨てようとしたのですが、
なぜか捨てたのは
左手に持った袋の中身でした。
猛烈に食べたかった鮭茶漬けの素は、
ゴミ箱へと消えていきました。
(よりこ)

さっきお風呂でまつがいました。
私はいつもシャンプーを最初にします。
でも今日は歯磨きを先にしようかなあと
思いながらもう手が動いていて
気づくと頭の上に白い歯磨き粉が
ちゅ〜っとピンポン玉くらいの大きさで
ちょこんと乗っていました。
もったいないので上の方だけ指で取って
歯ブラシにつけて歯を磨きました。
(深夜の風呂場にミントの香り)

番茶でコーヒーを溶いてしまう上司の方
おられましたが、
私は番茶で味噌汁を溶いてしまいました。
(飲めませんでした)

母のやらかしたまつがいです。
1.テーブルの上の漬け物を
  冷蔵庫にしまおうとしていた。
2.床に脱ぎ散らかした
  スリッパが気になり直した。
3.冷蔵庫を開けた。
4.その中にスリッパを入れた。
季節柄、ひんやりと
気持ちよいスリッパでした。
(ジョニー)

ついさっきのまつがいです。
目薬を注そうと思い、
仰向けに寝転がりました。
眼鏡をはずしました。
目薬を注しました。
眼鏡をかけました。
薬を行き渡らせるため、目を閉じました。
頃合いを見て、起き上がろうとし、
眼鏡を手探りで探しました。
見つかりません。
あっ、もうかけてました。
(ばく3)

名古屋から東京へ転勤しました。
住み慣れた名古屋のマンションが売れ、
契約が朝10時だったので
念のため前日から
名古屋駅前のホテルを予約し、
当日の休暇も届け準備しました。
必要な書類なども何日も前から
しっかり何度も確かめました。
当日の朝、名古屋のホテルで
契約の不動産業者へ向かう前
旅行鞄を開けてみました。
すると持ってきたはずの
家の登記簿・実印・印鑑証明・印紙など
一切の書類がありません。
いくら探しても見つからないので、
もしやと思い東京の家に電話しました。
するとすべて
クリヤホルダーに入ったまま
自室の机にあると言うではありませんか。
息子にそれを持って名古屋に向かわせ、
不動産業者に電話し買い主に頼んで
なんとか契約を午後にしてもらいました。
不動産業者からはあきれられ、
家族からも馬鹿にされ
しばらくはことあるごとに
この話をもち出されました。
今思うとなぜ前夜ホテルの部屋で
書類を確認しなかったか不思議です。
(増田)

先日、電車の中で
まつがってる人を見ました。
終電で、乗ってる人もまばら。
そのおじさんは、
くつやかばんをそこらじゅうに放りだし、
かなりの泥酔状態。
今にも、崩れ落ちそう。
とある駅名のアナウンスが流れると、
むっくり起き上がりました。
下りる駅なのでしょう。
くつを脱いだことも、
かばんを放りだしたことも
覚えていたのでしょう。
しかし、一生懸命
履こうとしていたのは、かばん。
かばんに足を突っ込んでは、
つんのめりを繰り返してました。
(確かに、靴と鞄の字は似てる!?)

もう、最後の電車のなかの酔っぱらいは
何度読み返してもおかしい。
画が浮かぶからたまらない。
思えば、酔っぱらいって
「まつがい」の巣窟かもしれない。
さて、みなさまからのさらなる投稿を
お待ち申しあげております。
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イラスト:しりあがり寿
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2006-09-03-SUN
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