新着「言いまつがい」〜その939〜
たびたび申しておりますように、 人は「まつがう」生き物であります。 生きるということは、 「まつがい」の連続なのだともいえます。 ああ、あのとき、こうしていれば、 おそらく私の人生は‥‥。 いえいえ、そういう、 深刻な「まつがい」のことではありません。 もっともっと些細な、日常的な 「まつがい」のことです。 そう、たとえば、こんなような‥‥。 本日も最後までおたのしみくださいませ。
今、冷蔵庫をあけたら、 万歩計が入っていた。 びっくりした。 (クールにウォーキング)
友人が我が家に遊びに来ていた時のこと。 外にメシでも食いにいこうか、 ということになり 財布を持って玄関をでました。 で、玄関を出たとこで気づいたのです。 自分が手に持ってるのは財布ではなく テレビのリモコンだったことに。 友人に爆笑されたのは 言うまでもありません。 (BCE)
夕暮れ時、 「あ、郵便物取ってこなきゃ」 でもすっぴんじゃまずいと思い、 薄暗がりの中、急いで眉だけ描いて、 マンションの集合ポストへ。 帰ってきて電気をつけてふと見た鏡。 眉ペンシルだと思ったのは、 リップペンシル。 私の眉は、オレンジ色でした。 途中誰にも会わなかったから いいけど‥‥。 (唇の輪郭を黒い眉ペンシルで 描いたこともあります)
最近はメールばかりで、 手描きの文章を書くことが少ない私。 ある日久々に手紙を書いていたら 字を間違ったので直そうと思い、 「バックスペース」を探して 右手がしばし机の上を彷徨いました。 (たく)
ゲームをしながら パソコンもしているとき。 パソコン画面のスクロールを しようとすると、マウスではなく ゲーム機の十字ボタンを押している‥‥ というのをよくやります。 ウィンドウを閉じるときには Bボタン‥‥。 (ゲームといえば任天堂)
銀行員時代のお話です。 「クレジットカードの 解約手続を郵送でしたい」 と希望するお客様に 手続書類を一式送付し、 「事故防止のため カードにハサミを入れて ご返送ください」と添えました。 それから約1週間。 なんだかデコボコした返信用封筒が 届いたので不審に思いつつ開封すると、 中から値札がついたままの 新品のハサミが出てきました。 肝心のカードに 切り込みは入っていませんでした。 (もも)
最後のたんぽぽの「まつがい」は かわいらしくって、なんか泣きそうです。 いつも投稿をどうもありがとうございます。 けれど、もっともっと送ってください。 え? まだ投稿したことがない? じゃあ、今日が初投稿の日ですね。 下の「投稿する」ボタンをクリックし、 起こった出来事をシンプルに書き記し、 これでいいのかなぁ、おもしろいのかなぁ、 などと思い悩むことなく 送信ボタンを押してください。 新潮文庫の「言いまつがい」文庫版も どうぞよろしくお願いします。