その1024
みなさん、こんにちは。
じゃなく、ほぼにちわ、か。
あの、まず、おしらせです。しってますか。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
という、ほんが、2さつ、でてます。
こないだ、はつばいされたので、みてね。
で、きょうは、こどもの「言いまつがい」です。
こどもは、「まつがえる」のがふつうです。
だから、いつもは、のせないのですが、
こうして、まとめてのせるのです。
だって、おもしろいのは、おもしろいから。
じゃあ、たっぷり、よんで、わらってね。
うちの小3の息子、お休みの日に
ムッチョになりたいから
 スポーツクラブに行きたい!」
だと。ムッチョ? よく聞くと、
「マッチョ」の言いまつがいでした。
(ひさ)
今夜テレビで初めて時代劇を見た
4歳のこのちゃん。
早速覚えたばかりの
昔の人っぽい言葉を使おうと、
キッチンで食事の片付けをしていた
ママの所に来て一言。
「おかっさん!」
小さい「つ」の場所が
違いますから〜!
(でも、かわいい!)
寒くなってきたので鍋をしました。
小学3年生の息子がいきなり
「ロン毛は?」
と言うので、夫と二人、
「はあ? ロン毛?」
とわからないでいると、
「ほら、ロン毛だよ、ロン毛
 すくうやつ!」
「ああ、はい、レンゲね」
ロン毛じゃ鍋は食べられません。
(ゆうゆう)
小学校1年生の息子。
「プ」のつく3文字の言葉を考える
宿題を父親とやっているときのこと。
父 「ほら、ゼリーに似た
   お前の好きな食べ物。
   最初にプがつく‥‥」
息子「‥‥プドウ?」
息子は葡萄も好きなのでした。
(YK)
兄3歳。
朝から一人で見えない敵と戦っている。
「やー! とおお! 何を〜!!
 (立派なかまえ)
 よーし、やってやる〜〜〜!!
 (かっこいいポーズ)
 えいっ!!
 (ばしばしばしとパンチ&キック)
 どうだ! まいったよ〜!!
最後がまつがってます。
正義の味方さん、簡単に負けないで。
(けいぽんママ)
小6の息子が先日
「お母さん、
 俺のタンチョはなんだ?」
と聞くので
「タンチョってなんだ?」
と聞くと
「お母さん、知らないの?
 いい所は長所で
 悪い所はタンチョだよ」
と平然と言うではありませんか‥‥。
タンチョ‥‥
なんか体内の臓器の名前かと思った。
(みやちん)
公園に行きました。
森の中のテーブルで休憩していたら
孫が、セミの抜け殻を指差して
「あっ、
 セミのカイガラがある!
 ほら!」と叫びました。
なんだか、
カルシウムたっぷりの羽を持つ
ガッチリタイプの蝉が、朝早くに
ここから飛び立って行ったようで
うれしくなりました。
(私の耳は貝の殻‥‥)
旦那が休日なのに仕事だった日、
4歳の息子と
旦那に内緒でお寿司屋さんへ。
大好きなお寿司を
心おきなく堪能した息子に
「父ちゃんには内緒よ」と耳打ちし
「うん! わかった!」と息子。
旦那が帰るなり
「父ちゃん! 今日お昼
 おしす屋さんに行ったの!
 おしす屋さん!
と大興奮で報告。
「内緒って言ったじゃん!」という前に
「小さい子ってホントに
 言葉があべこべになるんだなぁー」
と思った。
(「おしす屋って?」と聞かれ
 結局私が自分で白状するハメに‥‥)
6歳の息子が言っていました。
「にんげんは
 じじいに進化するんだよ!」
それは、老化?
(こべびーの母ちゃん)
どうでしたか。おもしろかったですか。
ぼくは、おもしろかった。
こういうのを、しってたら、おくってね。
こどものじゃなくても、いいですよ。
おとなのでも、いいですよ。
あと、ほんも、よんでね。
きんぴかのやつは、きっとめだちます。
ぎんのやつは、おんぼろです。
じゃあ、またね。ばいばい。

イラスト:しりあがり寿


2006-12-04-MON
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN