忘れたころにお送りする不思議な特集‥‥。
それが「まつがってない」特集です。
「まつがってない」ならふつうですから、
わざわざページに載せることもないのでは?
いえいえ、それは早計です。
世の中には、「まつがって」はいないけれど、
どことなく「まつがって」いるような、
そういう不思議なことばや出来事があるんですよ。
ああ、説明すればするほどややこしいですね。
実際に読んでもらったほうが早そうです。
どうぞ、広い心で、のんびりとお読みください。
「まつがってる」のか「まつがって」ないのか
あんまり厳密に考えないほうがいいかもしれませんよ。 |
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7ヶ月の姪っ子が這って
ようやくつかんだおもちゃを
2歳の甥っ子が取り返しました。
それを見たママ(私の姉)は、
「なんで貸してあげないの?
おとなげないよ?」と。
言いたいことはわかるけど、
おとなげないって、まだ2歳‥‥。
(寝顔は天使) |
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足をケガしてお母さんに
送ってきてもらった男子生徒。
帰りの打ち合わせをお母さんとしていた。
お母さん曰く、
「もし、帰りの時間が早くなったら
お母さんの会社に電話しなさい。
男の人か女の人が出るから」
中間の人もいる会社なのかな?
(つっこみたかった養護教諭) |
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友人宅に向かう途中、
どう行けばいいかわからなくなり
友人に電話して道のりを確認。
「道があるところで曲がって」
他にどこで曲がれと?
(てるりん@結局迷った) |
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主人がやらかしたまつがいです。
友達のOさんとの年齢差は、
いくつだったっけ?
と聞いたところ、返ってきたのは 「今?」
今と昔では年齢差が変わるようです。
(常に31歳のつもりのダンナ) |
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コンビニエンスストアの
張り紙に書かれていました。
「座っての立ち読みは
ご遠慮下さい」
言わんとすることはよくわかるのですけれど。
(座り込み読み、とか?) |
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JR中央線に乗っていたときのこと。
途中のある駅で、
発車前に一度閉まったドアが
ぷしゅー、と一度開き、
すぐにまた閉まって、電車は
何事もなかったかのように発車しました。
そのあとの車内放送。
「お客様にお願い申し上げます。
駆け込み乗車なさいます際は、
はさまれないように
駆け込んでください」
まつがってはいないけど‥‥。
(はい、私も気をつけます!) |
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さっき、社長のところへ行き
朝渡された書類について聞こうとすると
「ちょっと待って。
今、お仕事中だから」
と言われました。
私もです‥‥。
ちなみに社長は独身で
お子様がいらっしゃるわけでもありません。
(ぷよ) |
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総合病院の皮膚科に行った時の事。
受付で看護師さんにまず
「どこが悪いのですか」と聞かれ、
皆「腕に湿疹が‥‥」とか
「水虫が‥‥」とか答えます。
高校生位の男の子が
「どこが悪いのですか」の質問に一言。 「顔です」
確かにニキビ面でしたが‥‥。
(かも) |
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弟と母の会話。
「おかあさーん、
はげヅラ学校に持って行くから
貸してー」
「何に使うの?」
「今度の劇でおじいさんの役の人に
貸してあげるの」
「ふーん、いいよ、持って行って」
その後、発表会を見に行くとか
楽しみにしているとか
ほほえましい会話が続いていたが、
そもそも「はげヅラ」が
さらっと出てくる家庭というのは‥‥。
(ちゃどの息子一号) |
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先日、放課後に丁寧で律儀な男子生徒が
掃除が終わったことを知らせに職員室に来ました。
担当の先生は、山田先生(57歳)。
「山田先生いらっしゃいますか?」
もう一人、新任の
山田先生(23歳)がいらっしゃるので、
「どちらの山田先生かな?」
とたずねると、
「‥‥老いたほうの方です‥‥」
丁寧な言い方考えたんだろうけども。
(ィテ) |
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母との会話。
母「みなとみらいホールって
どう行くの?」
私「みなとみらい線だね」
母「なに駅?」
私「みなとみらい駅」
‥‥何もまつがったことは
言ってないのに、
自分がとてもいいかげんに思えました。
(横浜までは横浜線で) |
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