その1109
ハロー、スーザン。
キミはジョークが好きだったな。
またしても東洋の島国ニッポンから
愉快なジョークをたっぷり仕入れたので
キミに送ることにしよう。
そう、現地じゃ「イイマツガイ」って
呼ばれている、例のアレだ。
なんでも、最近じゃテレビ番組で特集されたりして
これまで以上にフェイマスになっているらしい。
ハッピーな国だな、ニッポンというのは。
じゃあ、最後まで楽しんでくれ。
上海の空港で入国審査の長い行列に
並んでいたときのことです。
私の後ろに並んでいた人の携帯に、
迎えに来たお友達らしき人から電話が掛かり、
行列の長さを英語で話していました。
「About 20 persons
 behind me.
ん? 「behind」って
「後ろ」じゃなかったっけ?
とぼんやり考えていたら、
「Oh ! No, no, before me.」
(1時間も並んだ)
学生の頃、英会話スクールで
受付のバイトをしていました。
初めてとった外国の方からの電話に
パニックになってしまい、
「Hold on, please.(少しお待ち下さい)」
と言うつもりが
Hold me, please!
(私を抱いて!)」
と言ってしまいました。
急に迫られて、
相手もびっくりしただろーなー!
(更にパニックになりました)
「今年ももう終わりだねー」
毎年、年末に必ず出るお決まりのセリフ。
「そうだねー」
とだけ返すのも芸がないな、と思い、
「Time flies.(光陰矢のごとし)だねー」
と返そうとしたら、
Time is fly.(時間はハエ)だねー」
と言いまつがってしまいました‥‥。
慣れない英語を無理に使ったのがバレバレ。
ものすごく恥ずかしかったです。
ハエも飛ぶの速いけどさ‥‥。
(ちはる)
職場の同僚(ぱっちり目の美人さん)が
海外旅行に出かけ、ホテルのレストランで
食事をした後部屋に戻って、
レストランにサイフを忘れた事に気づき、
大あわてでフロントに電話をしたそうです。
「I lost my purpose,
 I lost my purpose!!」
と焦り気味に連呼したそうですが、
言ってる途中で
「あっ、サイフは
 purposeじゃなくてpurseだ」‥‥と。
若い女性に電話口で
「私は目的を失ったの!」と
いきなり連呼されたフロントの人は
びっくりしたよね。
(まめたろ)
デパートで洋服の販売をしています。
外国人のお客様が、
「ご家庭でお洗濯できます。」
というタグを指して、
何と書いてあるのか? と英語で訊いてきたとき、
「You Can ‥‥センタク!」
と言ってしまいました。
しかも「センタックゥ」と、片言っぽく‥‥。
近くにいたお客様に笑われてしまいました。
(こばこ)
外国人のゲストを交えて
レストランで食事した日のこと。
友人(33歳、日本人)は、
メニューの書かれた黒板を指して
「メニュー・イズ・オン・
 ブラックバーン
と言っていました。
なんだか通じていました。おそるべし。
(ブラック板)
今年の夏、家族で
グアム旅行に行ったときのこと。
帰りは深夜出発便であったため、
出発まで部屋で仮眠を取っていた。
すると突然電話が鳴った‥‥
相手「モニカ?」
私 「No!」
てっきり間違い電話だと思い、
ガチャンと受話器を置いた。
その後、主人に
「モニカだって。間違い電話だった」
と言うと、夫は
「それって、モーニングコール
 (もーにんかぁ〜)だったんじゃない?」
(エビフライ)
社員旅行で、
オフシーズンで激安だった
パリに行った時のことです。
若い男子社員が
人ごみで人にぶつかり、とっさに
「メルシィ」と言ったそうです。
‥‥まぁ言わないよりは?
(その旅行でカキにあたった女子社員)
ロメロさん、という外国の方に、
初めて電子メールを出すことに。
「Mr.ロメロ」と書いて送信した後、
ロメロさんが女性であることが判明。
出したメールを読み返すと、
「My.ロメロ」となっていました。
(まいだーりん)
HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!
いやあ、ニッポン人というのはほんとに愉快だ。
キミも、こういう「イイマツガイ」を知ってたら、
ぜひ投稿して愉快な気持ちを分かち合うべきだ。
そうそう、現地じゃこういうジョークの傑作を
700以上も集めたブック、
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
発売されて、こちらもたいへんな人気らしい。
近くの本屋になかったらAmazon
取り寄せることをおすすめするよ。
それじゃ、またセバスチャンの店で。
なにかを訴えたくなる衝動にしばしば駆られるが、
実際に訴えたことはないジミーより。
PS:
どの肉が健康にいいか試すために、
とりあえずあらゆる肉を食ってるんだ。

イラスト:しりあがり寿


2007-02-27-TUE
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN