その1124
ハロー、スーザン。調子はどうだい。
キミはジョークが好きだったな。
今日もニッポンからファニーなジョークを
たくさん仕入れたので、キミに送ろう。
現地のキッズはこういったジョークを
「イイマツガイ」って呼んでるらしい。
私は、機会として、あなたに、これらの、
ある一定の、愉快さのかたまりを、
しばしば送ったことがあることを、
懐かしく思い出すことが、できますね?
それじゃ、最後まで楽しんでくれ。
私は以前外資系の会社で働いてました。
辞める最終日にお世話になった人達に
「I'm pleasure of working with you!!!!!
(あなたと働けて光栄だった)」
とメールで送ったつもりが
「I'm
preassure
of working with you!!!!!
(あなたと働くのは
プレッシャー
だった)」
と送ってました。
しかもビックリマーク5コつき‥‥。
返事がやけに遅いな〜と思った最終日でした。
(lとrのさちこ)
ホテルでベルガールの
アルバイトをしていた頃の話。
ベルガールはエレベーターに乗ったときは
エレベーターガールの役割もします。
「上にまいります」とか
「下にまいります」、
外国からのお客様の場合には
「ゴーイング・アップ」とか
「ゴーイング・ダウン」。
英語が苦手な先輩ベルガールくみこさん、
ドアが開き、外国からのお客様だ!
と思った瞬間、
「アップ・ダウン!」
どっちやねん!
(Kくんのおかあさん)
英語、中国語、日本語を
自在に操る職場の先輩Sさん。
めずらしく彼女がミスをした日、
とっさに出た言葉が
「BIG ごめんなさい!」
すごく申し訳ない気持ちを表す
新しいかたち。
(大きいごめんなさい)
友達が日焼けした肩をぱんぱん叩きながら、
「『火照る』って
英語でなんていうんだっけ?」
と聞いてきたのに対して、
彼女は自信満々に舌を巻いて
「ホテール!
(hotel)
」
と答えてました。
(まあ音的には間違いではないか)
中学3年の英語の授業で、
先生に教科書を訳して
読むように言われた友達が
「ELVIS=PRESLEY」を
「エルビスはプレスリー」
と訳して大爆笑だった。
たしかにエルビスはプレスリーだ。
(h)
英語のテストで、
「わたしはカナヅチです」
という文を英語に直しなさい、
という問題がありました。
私の後ろの席の男子は
「I'm a hammer.」
と答えていました。うーん、そうきたかー。
(sayuri)
英語のテスト。英作文の問題は
「あなたの将来の夢を
50語程度の英文で書きなさい」
「こういうのは、バカ正直に書かないで
書きやすいテーマで書くに限る」
と思って、
「小学校の先生」で書くことにしました。
さて、テスト返却。
文法も内容もスペルもほぼ完璧だったのですが、
大きく△がつけられています。
よく見るとそこには、
「I want to be
an elementary school
student
.」と‥‥。
teacher だってば‥‥。
(小学校からやり直し)
高校生のとき、
家族で海外旅行をしたときのはなしです。
はじめての外国にえらく舞い上がっていた私は、
空港であろうことか、
免税(Duty Free)の文字を指して
「ダーティ・ハリー」
と大声で言いまつがってしまったのです。
家族は何のことを言っているのか
わからなかったらしく、
私の指さす先を見ておもむろに訂正してくれました。
(いまだに馬鹿にされる子供)
私は北京在住です。
徹夜で作業していて、お腹が空いたので
近場の24時間営業のレストランへ
夫と共にタクシーで出かけました。
「信号先のレストラン(餐庁)の
前で止めてください」
と言うべきところを
「信号先の
紙ナフキン
(餐庁紙)の
前で止めてください」と
とても威張って夫は言った。
タクシーはちゃんとレストランの前で停車しました。
(餐庁紙)
HAHAHAHAHAHAHA!
いやあ、ニッポン人っていうのは
本当にユニークな人たちだ。
キミも、こういう外国語特有の
「イイマツガイ」があったら、
下の「投稿する」ボタンを押して
投稿してみるといいかもしれない。
そうそう、こういったジョークの傑作を集めた
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
が
現地じゃロングセラーになってるらしいから、
もし手に入るようなら一読をおすすめする。
それじゃまた、セバスチャンの店で。
イヤホーンが耳にうまく入らないジミーより。
PS:
マツザカがジャイロを投げるってのは本当か?
イラスト:しりあがり寿
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2007-03-14-WED
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN