毎週、土曜日と日曜日は、
全国のみなさまから寄せられた、
さまざまな「まつがい」の特集です。
意図に反しておかしな行動を
してしまった人たちの愉快な失敗例を
どうぞのんびりお楽しみください。
身に覚えのある「まつがい」も
いくつかあるかもしれませんよ。
今朝の出来事です。
パソコンのディスプレイを睨みながら、
黒くて丸い朱肉
を
しっかと握って動かしていました。
(だってマウスと似てるんだもん)
会社の先輩について本屋に向かった。
とくに買いたい本がなかった私は
ぶらり店内を一周し先輩の元へ。
本屋に来る前に食事したばかりなのに、
もう料理本をじっくり眺めている先輩。
そーっと横に立って、肘でつんつん。
低音ボイスで
「まだお腹空いてるんですか?」
と笑いつつ顔を見ると、
そこには私を見つめ
びっくりしている知らない人が!
思わず叫んで逃げ出してしまいました。
(Sy&Tg)
私は携帯のアラームを目覚まし代わりにしています。
携帯に内蔵されている
「ピピピ」という音では心もとないので、
「これなら絶対目が覚めるだろう」
と思う曲を使っています。
その日の朝もいつものように
アラームを止めようとしたつもりが、
ゲームボーイアドバンスSPを開き、
電源を入れていました。
当然アラームが止まるはずもなく、
大音量で鳴り響く
「火曜サスペンスのテーマ」にますます焦って
何度もゲームボーイの電源を
入れたり切ったりしてしまいました。
(p)
たまたまその日は
目覚まし代わりの携帯電話の近くに、
折り畳み式の物干し(ハンガーが連なってるやつ)が
置いてありました。
朝、アラームが鳴り、
私は必死で止めようとしているのですが、
実際はその物干しを開いたり閉じたり。
しかも、なかなか止まらず(当たり前)、
焦った私は、
ゆっくり丁寧に、
開いたり閉じたり‥‥。
その後、隣で寝ていた妹の笑い声で、
やっと自分がおかしなことをしているんだ
ということに気がつきました‥‥。
(ささっち)
学生のころ、友達の家に
みんなで泊まっていた時のまつがいです。
私は一人寝つけず
暗い部屋の中でぼーっとしていました。
横でスヤスヤ寝ていた友達が
いきなりガバッと起き上がり、
布団の端をつかんで
「はい、もしもし」と電話に出ていました。
(その時電話は鳴っていなかった)
電車内で座ってウトウトしていたところ、
すぐ頭上で鳴った発車のベル、
「プルルルルー」を
寝惚けて電話の呼び出し音だと思ってしまい、
びっくりして目を覚まし、
あるはずもない受話器を取ろうと、
思い切り右手を上げてしまった。
あまりに周囲の視線が痛くて
いたたまれなかったため、
降りたくもない次の駅で降りた。
(次の電車まで30分弱)
知り合いの50代のご夫婦の話。
その日、奥様が出先から
ご主人の会社の電話番号を聞くために
ご主人に電話をしました。
休日で寝起きだったらしいご主人、
携帯にかかってきた奥様からの電話に出ながら
会社の電話番号を見ようと
必死に自分の携帯を探されたそうです。
「ない! ない! 携帯がない!
枕元に置いといたのに!」
枕元の携帯は今、あなたの手元にありますよ‥‥。
(こだま)
額と目と両方に
メガネをかけた人の目撃談
が
以前投稿されていましたが、
実家の父は時々その姿で
家の中をうろうろしています。
初めて見た時は、ついにボケが始まったか‥‥
と落胆しましたが、父に突っ込みを入れると
「より小さい文字を読むときは、
強い老眼鏡と弱い老眼鏡を
重ねないと見えないから」と言いました。
なるほど、そういうものか‥‥と安心したら、
今度はその状態で、
「眼鏡がない、ない」と騒いでいました。
老眼鏡を三つも使ってたっけ?
と思いつつ念のために
「お父さんのおでこの眼鏡じゃないんだよね?」
と確認したら
「あった、あった、ありがとう」
と言われました。
三つ目を探し始めたら要注意だな。と思います。
(みつこ)
そういうものでいいんですか、
とあなたが問うなら私は
こういうものでいいんですよ、
と答えるでしょう。思い立ったら即投稿。
下の「投稿する」ボタンをクリックして
そのエピソードのあらましを書き記し、
迷うことなく送信ボタンを押してください。
明日も「まつがい」の特集ですよー。
イラスト:しりあがり寿
はじめて投稿する方へ
2007-04-14-SAT
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN