「言いまつがい」があるのなら、
「書きまつがい」だってあるでしょう。
書類の中に、ふとしたメモに、広告や郵便物に、
忍んでいるのが「書きまつがい」。
「まつがい」があとに残ってしまうぶん、
「言いまつがい」よりも恥ずかしいかもしれません。
本日も愉快なネタが粒ぞろい。
どうぞ、最後までのんびりとご覧くださいませ。 |
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父は酒屋を経営しています。
「スクリュードライバー」
というカクテル缶の値札に 「ソクリョードライバー」
と書いてありました。
測量運転手‥‥酔えません。
(ビクトリア) |
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今、送られてきたFAXです。
仕事の直しを指示した文末に、
「お手紙をおかけ致しますが、
宜しくお願い致します。」
‥‥本文の内容はかわいくないのに、
かわいいじゃない。
(「お手数」はやっぱりかかる) |
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以前「第4製造課」という部署にいたのですが
ある課員に届いた郵便物の宛名が 「ライオン製造課」
になっていました。
優秀なラインですがライオンは作れません。
(しばけん) |
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某企業のプレゼンの資料に、
こうありました。
「バランスのよい
食事のポインは‥‥」
脱力しました。
(ほかつ) |
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「幼稚園に入園」を
「幼稚国に入国」と書いてしまった。
どうした、私。
(雪飴) |
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あるドラッグストアの広告。
化粧品のスペースの見出し。
「肌年齢をぐ~↑んとアップ大作戦!」
‥‥上げちゃいけない‥‥と思う、よ。
(志) |
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教育実習をしていたころ、
相撲について生徒たちに語ろうと
意気込んで黒板に能書きを書き出した。
すると生徒の一人が
「せんせー、相模ー」と叫んだ。
よくできる生徒さんです。
(AT) |
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同僚の保育士さんが子どもの連絡帳に
「鼻唄で『舟歌』を歌いながら
工作を楽しんでいました。」
と書いてるのを発見。
‥‥やしろあき?
と、かなりビックリしましたが、
TOKIOの『そらふね』だったようです。
保護者はどう思ったんだろう、
と想像すると笑いがこみあげてきました。
(保護者は違和感なかったらしい) |
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昔、本屋でバイトをしていたときの
同僚のまつがいを思い出しました。
「まるでイタリア」という店の人が本を買いに来て
日頃からテンパリ気味な
同僚の男の子が対応しました。
「領収書のお宛名は‥‥?」
「『まるでイタリア』で。
『まるで』はひらがなです」
書いた宛名は「まるでいたりあ」。
「いや、『イタリア』はカタカナです」
書いた宛名は「まるでカタカナ」。
(暇人) |
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高校の時に所属していた部活では、
試合の日に顧問の先生が
油性マジックで各人の手の甲に
「試合中に思い出してほしいこと」を
書いてくれました。
ある時、私の手の甲に書かれたのは 「恨性」。
正しくは、「根性」。
ちなみに顧問は国語の先生でした。
(何かがおかしいと思いつつも
なかなか間違いに気がつかなかった生徒) |
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私達の披露宴。
ゲストのみなさんがお席について
まずご覧になる挨拶状は
しゃれたピンクの用紙に花の抜き型も入れ、
何度もフォントや字のサイズの具合を
調整し直して作りました。
その締めの言葉が 「おつくろぎください」
となっていることに気がついたのが
なぜ披露宴の翌日だったのか‥‥。
「くつろげねーよ」と
心の中で突っ込まれたんだろうか。
(私国語教師) |
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娘が幼稚園のころ、
色々な紙にお絵かきして遊んでいたものが
引き出しから出てきました。
なにか小動物らしい絵の横に
たどたどしい字で 「あらわれぐま」
と書いてありました。
なぜ受動態なのか?
本人にも覚えがないそうです。
(ぷるん) |
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なんてことは一切気にしなくて大丈夫ですよ。
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お近くの大手書店やネット書店などで、ぜひ! イラスト:しりあがり寿 |