ふと耳にした非常識なフレーズに
「ええ?」と思わず振り返り、
よくよく聞いてみるとぜんぜん違うことば。
そうです、それが「聞きまつがい」!
たんなる「聞きまつがい」と侮るなかれ、
なかには「お見事!」と膝を打つような
すばらしい「聞きまつがい」もあるのです。
いつもたくさんの投稿をありがとうございます。
どうぞ最後までのんびりお楽しみくださいませ。 |
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入社したての頃、上司に
「空封筒、取って」
と言われ、私は真剣に
「カラム~チョですか?」と。
上司はあきれて何も言いませんでした。
(しまづう) |
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カラオケ店で店員さんが
「ものまね、よろしいですか?」
と真顔で尋ねてきた。
いきなり何を言うんだと思って
まじまじと見つめていると
友達が「田中です」と答えた。
ただ、予約の確認をするために
「お名前、よろしいですか?」と
名前をきいただけでした。
(ねむっこ) |
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さっき、部長が仕事中に、
「誰がガム買いに行くのっ?」
と大声で言っているので、
(誰でもエエやん、そんな事‥‥。
子供みたい‥‥)と思ってたら、
繰り返し言うので、
「(先方を)誰が迎えに行くの?」
と言っている事が判明。
(Black&Blackガム) |
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4歳の息子。
「今日の晩ごはん何?」
と聞いてきたので、
「肉野菜炒め」と答えると、
「えー!? やったー!!」と大喜び。
そして父親に報告しに行きました。
「おとーさーん! 今日の晩ごはん
三ツ矢サイダーだって!!」
えーっ!? そう聞こえちゃった!?
(YK) |
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朝、JRの電車に
半分寝ボケながら乗っていると、
「今日はとくに、
傘や甘栗のお忘れ物が
多くなっております」
という車内アナウンスが!!
思わず回りの客を見回し、
おかしいなー、誰も甘栗なんか‥‥
と思ってハッとしました。
「傘や甘栗」ではなくて、
「傘や雨具」だったんだと。
(たぁ) |
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中年男女5人で居酒屋に入りました。
女性2人を先頭に、
にこやかなホール係のお嬢さんに
先導されて座席に進みます。
と、別のホール係から 「お姉様ご案内!」
「はい、お姉様!」
と高らかな声。だ、誰のこと?
どうみても立派な中年の私たちなのに。
それとも女性客は誰でもお姉様って呼ぶの!?
と、疑いながらもあやうく喜びかけた私たちに
連れの男性陣がアッサリと
「『5名様』じゃない?」
(な~んだ、やっぱりね) |
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まだ会社に入って間もない頃、
先方にメールでデータを送ったところ、
「データが開かない」と電話がありました。
同僚に
「さっきのメール開かへんって‥‥」
とたずねようとすると
「えっ、シャケ(鮭)の目が開かへん?!」
と聞きまつがえられました。
先方が食品関係の方だったので
なんとなくありえる感じ?!
(ないけど!)
その場面を2人で想像してしまい、
笑いが止まりませんでした。
(しゃもじ) |
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たしか小学3年生の頃。
国語の時間に先生から
「職員室の先生の机に
50円あるから取ってきてくれ」
と言われ、幼心に
「なんのこっちゃ?」
と思いながらも教室を出た。
職員室の担任の机に行くと
お金がない‥‥。
それでも頼まれたからにはと思い
近くにいた先生にお金を借り、
教室に戻って担任に褒めてもらおうと元気よく
「ハイこれ先生!」
と手のひらを差し出したら笑われた。
‥‥「広辞苑」だった。
そんなもの、知らなかった‥‥。
(どんちゃん) |
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私の兄がまだ小さい頃、
家族で旅行へ行ったとき、母が
「もうすぐ小仏トンネルだ」
と言ったら、兄が一言。 「おとぼけトンネル?」
それ以降私たち家族は「小仏トンネル」を
「おとぼけトンネル」と言ってます。
(ざわわ) |
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「聞きまつがい」「言いまつがい」
その他どのような「まつがい」でも、
迷わず私たちにメールしてください。
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思い出しながらなんとなくタイピングし、
できたと思ったら送信ボタンを押してください。
なにしろ、気軽に送ることが肝要です。 『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』は
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どうぞよろしくお願いしますー。 イラスト:しりあがり寿 |