「まつがった」文面にまったく気づかず
先方へと送信されてしまったメール。
それを私たちは「誤メール」と呼んで親しんでいます。
ほんのちょっとした文字の「まつがい」が、
えもいわれぬ微妙なおかしさを醸し出します。
飛び交うメールの数が増えれば、
当然「誤メール」もたくさん生じます。
全国から届いた愉快な「誤メール」を
今日ものんびりとお楽しみくださいませ。 |
 |
 |
「貴兄」か「貴殿」かで迷い、
結局「貴殿」でメール送信。
いま読み返したら 「兄貴」になってました。
(zebra) |
 |
内定をいただいた企業からの
メールに返信しました。
送信ボタンをクリックしたあと、
なんとなく違和感を感じて
見直したら、冒頭、 「ご無沙汰しとります」と。
(なお) |
 |
友人との待ち合わせに遅れそうだった時に
「ごめん、3分遅れる」
とメールを打とうとしたのですが、
変換モードが間違っていたらしく
「ごめん、d分遅れる」
と打って送ってしまいました。
友人いわく、「数学の問題かよっ!」
(ささき) |
 |
休日、友人がいろいろ親身になって助言をくれた。
家に帰ってからも彼女の助言をありがたく思い、
お礼のメールを送った。
どうやらあわてたのか、
「貴重なアドバイスありがとう」
と入力したつもりが、
「貴重なアドレスありがとう」
となってしまった。
(しなもんの母) |
 |
中国出張する友人に
お土産催促のメールをおくりました。
「ビーズのバックが欲しい」
と送ったつもりが
「ボーズのバッグが欲しい」
と書きまつがったようで‥‥
「そんなのなかった」と
パンダのストラップを買ってきてくれました。
(みこっこ) |
 |
友人と遊びに行く約束をしたその前日、
「どうやって行く?」
と来たメールの返信に
「ごめん、まだ行き方決めてないよ‥‥」
と送ったつもりが、
「ごめん、
まだ生き方決めてないよ‥‥」
と送っていた。返信は
「生き方?
うん、あたしも決まってないよ‥‥」
だった‥‥。友よ‥‥。
(しあ) |
 |
本社から重要な会議のお知らせが、
Eメールで送られてきました。
「今回は従来の議題に加え、
意見交換(フリーとキング)
を行う予定です」
もちろん「フリートーキング」のことなのですが、
見た瞬間、2部構成かと思いました。
(にゃんしー) |
 |
友達に飲み会の詳細メールをしたときのことです。
「ワイン飲み放題だから」と送ったら
「えーーー見るだけで飲めないのか!」と返事が。 「ワインの見放題」
となっておりました。
(おたまはん) |
 |
うちの社長は蘭が大好きで
オフィスには蘭の鉢がたくさん置いてあり
お花のブログなども作っています。
シンビ(シンビジューム)の新しい鉢が届いた日に
社長からメールが届きました。
「黄色いシビンの
写真を撮っておいてください」
それはちょっと‥‥。
(ぷよ) |
 |
お得意様から、メールでデザインの依頼が。
「我が社『創立10執念』の
マークデザインをお願いします」
(会社が10年存続したのは社長の執念) |
 |
A部長はメールをわざわざ印刷するくせに、
プリンターのところに出しっぱなしにして
何日も取りに来ないので、
私は時々その印刷したメールを
まとめて席まで届けている。
部長は自分が送信したメールまで印刷するのだが、
その最後に
「姉が言い足します」とあった。
部長は困った時にはお姉さんに頼るらしい。
(お願い致します) |
 |
母親に、帰りに買って帰るものの
リストを確認したところ、
返信のメールがすぐにきて 「!お願いします」でした。
あえてびっくりマークを先に出す、という
余りの斬新さに笑いました。
もちろん、本人は指摘するまで
気がついてなかったです。
(月) |
 |
あなたも受け取ったことがあるでしょう?
あるいは、送ったことがあるでしょう?
どちらの場合でもかまいません。
そこに「誤メール」があるならば、
下の「投稿する」ボタンをいますぐクリック。
むろん、「言いまつがい」の投稿も常時募集中です。 『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』は
全国の大手書店やネット書店などで好評発売中。
どうぞよろしくお願いします。 イラスト:しりあがり寿 |