ありふれた日々に
ふと生じる些細なミラクル。
日常にぽっかりと穴を空ける非日常。
私たちのやらかす「まつがい」を
そんなふうに表現することもできるでしょう。
お馴染み、週末の「まつがい」特集。
今日もさまざまな失敗談をお届けします。
どうぞ、最後までごゆっくり。 |
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目はパソコン画面を見ながら、
耳はラジオニュースを聞きながら、
サプリメントを飲もうとしたら、 錠剤のビンに直接口をつけてしまった!
口当たりにびっくりした。
(同時にしすぎ) |
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母と一緒に風呂に入っていた妹(8歳)が、
身体を拭きながら居間に来ました。
でもどうも拭ききれない。
よくよく見ると、黄緑のタオルにヒモが!?
それは、母のパジャマズボンでした。
パジャマズボンが水吸うわけないよなあ。
笑いながら戻っていったけど、
母はべしょべしょのズボンをはくことになりました。
(みずかみゃあ) |
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ショッピングセンターのトイレで、
流水音のボタンを押し
「ほぉ~、ここの音は、またリアルやなぁ」
と感心しながらドアを開け、
待ってたお姉さんと目が合ってから、 流してないことに気づきました。
(トイレには魔物が‥‥) |
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小走りしてきたリクルートスーツ姿の男性が、
胸ポケットの財布をひっこぬいたとたん バス停手前に小銭を大量散布。
数人乗車しても、ひろい終わらない様子なので
運転手さんは舌打ちしながら発車しました。
ひろい終わるのを見届けようと
座席から振り返った私は、 そのバス停で降りなければならなかったことに
気づきました。
(odinn) |
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私が働いている会社は、
駅から送迎バスに乗って行きます。
ある朝、最後列の席から 「降ります!」という小さな声が。
何事かと見ると、中学生くらいの男の子が
大きなカバンを持って、
すごすごと降りていくではありませんか。
その日はスポーツの大会があったらしく、
駅前には沢山の送迎バスが並んでおりました。
彼が降りた一瞬後、車内は笑いに包まれましたが、
会社員でどんどん埋まっていく席を
最後列から見ていたその子の心中を思うと、
笑いながらも胸がキュンとするのでした。
(降りますって言えてよかったね) |
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ある夏の日、お祭りの後、
友達の家で飲んで帰った時に、
こんな事がありました。
明日の仕事があるからと、
一足先にしっかりした足取りで帰って行ったダンナ。
遅れる事30分、私が家に着くと、
ダンナの自転車が自転車置き場ではなく、 マンションのごみ置き場に頭から入れられています。
「???」と思って自転車を片づけようとしたら、
鍵はしっかりとかかっていて、ますます「?」
エレベーターで5階へ上がり、廊下の角を曲がると
そこで目に飛び込んできたものは!? 玄関の前のコンクリートの床に、
お財布や、家の鍵や、自転車の鍵や、
会社のロッカーの鍵や、車の鍵を並べ、
履いていたズボンを脱いで横に置いて
座ったまま寝ているダンナの姿!
帰る途中で酔いが回り、
家に着いたが家の鍵が開かないと大騒ぎし、
そうこうしているうちに
すっかり家の中に入った気になり、
財布をポケットから出して置いて、
ズボンも脱いで寝る体制‥‥となった模様。
その後、起こして家の中に入れるのは相当大変でした。
(永) |
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電機店で、レンズクリーナーの
乾式と湿式の違いがわからず、
すぐそばの店員に
「すみませーん」と声をかけたら、
店員と思っていたのは 鏡に映っていた自分の姿でした‥‥。
(結局買わずじまい) |
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めずらしく寝つけなかった夜。
オーソドックスに羊でも数えるか、
と思ったところ 「いんいちがいち、
いんにがに、
いんさんがさん‥‥」
と、九九を始めてしまいました。
びっくりしてなお眠れなくなりました。
(年は37) |
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そういえば、私もこないだね‥‥
おっと、待った、待った!
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どうぞ、よろしくお願いしますー。 イラスト:しりあがり寿 |