言いたいことばと
違ったことを言ってしまうというのが
「言いまつがい」であるわけですが、
そのパターンというのは本当にさまざま。
ひと文字違うだけで大違い、なものもありますし、
ぜんぜん違うのになぜかわかる、ものもあります。
さあ、今日も元祖「言いまつがい」。
クスクス笑える愉快なエピソードを
たっぷりお届けしますので、どうぞお楽しみに。 |
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先日、自分のマヌケさにむかついて、
ひとりごとで
「まったく!」と吐き捨てるつもりが、
口を突いて出た言葉は 「まったり!」でした。
それまでピリピリしてたのに、
突然ほんわかしてどーする、私。
(みなっち) |
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私の苗字は「よしの」と言いますが、
小さい頃、電話が苦手だった私は慌てて
「はい!
よしよし、もしのです!」
と出ました。慌てすぎ。
(よしの) |
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ケーキ屋店員(女子)です。
本日、胸を張ってまつがいました。
「お釣り、三円であります!」
忙しかったせいかお客さんはスルーでしたが
自分のツボに入ってしまい、
後のお客さんのお釣りに苦戦しました。
(軍曹) |
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ものすごーく散らかってる
小4と小1の子のこども部屋。
片付けても片付けても
次の日には同じ状態。
ついにぶちきれて、2人に怒るつもりが
「いいかげんにしなさらん!!」
と言ってしまいました。
当然笑われてしまい、
部屋は汚いまま‥‥。とほほ。
(サンジの母) |
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夕食時、小学校3年生の次男が
体を揺らして踊りながら食べるので、注意した。
ところが、何度注意しても、
踊りを止めない次男。
そこで、母親の私。 「お母さんが
踊りだすまで
怒ってる気?!」
おいおい、私、踊るのか?
(こんこん) |
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最近、テレビに出てくる人の名前が
覚えられないという母が言い放ちました。
「このごろ、物覚えが激しいのよね!」
家族一同、一瞬の沈黙の後、爆笑。
気がついた母上も明るく
「あ、物忘れだった!」
(物覚えが激しく良いこども) |
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Kさんは朝礼で
「準備8割、仕上げが2割」
と言うべきところを、元気よく
「準備8割、
にあげがしわり!」
と言い切ったそうです。
(1日1cm) |
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ちょっと前、彼と理想の住まいについて
話していたときの事です。
彼は自信たっぷりに、
「俺は、屋根付き一個だけで、
犬を飼う!」
と、言いました。
「庭付き一戸建て」って、
言いたかったんだろうけど。
犬小屋やん!
(まる) |
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わりと最近の話。
自分の机の上にリュックを立てて、
ちょっと離れた所で友人Aと会話中。
ふと見ると、リュックが
ゆっくり倒れかかっているではないですか!
机の近くには友人Bがいたので、多分私は
「それ止めて~!」とか「倒れる~!」とか
言いたかったんでしょう。
しかし口をついて出た言葉は 「ラディッシュ―――――!!」
唖然とする友人二人の視線を感じながら、
床に落ちたリュックを拾いに行きました。
(三文同人作家) |
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飲み会で、べろべろに酔っ払った友人が
志村けんさんの「あい~~ん」のポーズで 「だっふんだぁ!!」と。
しかもやり足りなかったのか、
もう一度大きい声で 「だっふんだぁ!!」
でもポーズはやっぱり「あい~ん」でした。
そんな彼もいまや公務員で真面目に働いており、
昨年結婚したようです。
(チョコ) |
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桃太郎侍の決め台詞ってどんなだっけ?
という話になりました。
「ひと~つ、
人の生き血をふたり!」
増えてる!!
(ハルヤ) |
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お金を忘れたと言おうとして、 「おかねた」。
省エネです。
(華麗なカレー) |
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