日曜日、いかがお過ごしですか?
ぼちぼち大掃除の準備? 年賀状の手配?
それぞれに慌ただしいことと思いますが、
まあ、ちょっと手を休めて
「まつがい」特集でもお読みください。
本日も、全国のそそっかしいみなさんから
とびきりのエピソードが多数届いています。
どうぞ最後までのんびりお楽しみください。 |
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僕の母は昔、朝、半分寝たまま、
鳴っている目覚まし時計を止めようとして、
同じく時計を止めようとしていた 僕の頭をガシッとつかみました。
ツメを立てていたので結構痛かったです。
(最近まつがえないなー。母) |
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平日夕方、帰宅ラッシュ少し前、
駅のホームに響き渡る女子高生の悲鳴。 「ぎゃーーーっ!
やっちゃったーーっ!」
何事かと視線を集中させるサラリーマンやマダム達。
隣で友人が、もう帰るだけだし、などと慰めています。
叫んだ彼女の震える指先は、 右・黒、左・紺色の靴下を脱ごうと必死でした。
叫びのほうが恥ずかしくないかー?
(あさがやん) |
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始発駅、まだ空いている発車前の電車で
わたしの左隣に座ったサラリーマン。
膝の上にカバンを載せ、そこに傘を立てかけ、
ネジブタ式の缶コーヒーを開ける。
身動きした拍子に傘がこちらに倒れかけ、
咄嗟に左手を伸ばして受け止めるわたし。
同時に右手を伸ばす彼の手には、コーヒー。
ヒジが軽くぶつかって、わたしの腕に
少量のコーヒーの飛沫がとぶ。
「あっ! すみません!!」と
立ち上がりかけた彼の膝から滑り落ちるカバン。
またも咄嗟にそれを阻止するわたしの右手。
カラダを折り曲げ、手をクロスさせて、
傘と重いカバンを押さえているわたし。
両手にそれぞれ缶コーヒーとフタを持ち、 パニクって中腰のまま謝り続ける彼。
その手から、またコーヒーが
こぼれるのではないかと戦々恐々なわたし。
落ち着け。とにかく座れ。せめてフタを閉めろ。
(花色木綿) |
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ある昼下がり、
キケンなまつがいを起こしてしまいました。
それはぼーっとしながら麺を茹でていた時のこと。
吹きこぼれてしまったので、
五徳周りをキッチンペーパーで拭き取っていたら、
その端に火がついてしまい、
慌ててつまんで流しに入れるつもりが、
あせってすぐ足元にあった ゴミ箱に捨ててしまいました。
驚いて飛びのいてフタが閉まり、
その勢いで火は消えましたが、
危うく家を燃やすところでした。
(昼ドラならぬ昼ボヤ?) |
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あれはまだ禁煙前のこと。
ひどい風邪、きれることのないハナミズ。
しあげなければならない仕事に、
鼻の穴にティッシュを詰めて応戦していました。
ようやく仕上げ、がんばった自分にご褒美の一服。
目の前で燃え上がる炎に、
わけわからずアタマ真っ白。
ええ。
すっかり体の一部と化していた 鼻のティッシュに火がついたんでした。
ほんとあの時はびっくりしたなー。
(ティッシュも身のうち) |
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子供の頃から皮膚が弱かった私。
皮膚病にはしょっちゅう悩まされていました。
小学3年生だったその年はイボ。
腋と胸の間にできた巨大なひとつが
塗り薬ではどうしても治らず、
痕を残さないためにも、と、
医者には切除を勧められましたが、
怖くて泣いて拒否しました。
夏になり、プールの授業。
イボが目立つのがいやで
プールの端っこで背中を丸めていると、
普段はメガネのとし美ちゃんが、
反対側からやってきました。
そして、にっこり笑って 「なんかついてるよ」と、
ぶちっとイボをちぎり取り、
痛さに声が出ない私に気づかないまま、
ちぎったイボを排水溝に捨て去っていったのです。
流れる血は胸をつたい、プールの水を赤く染め‥‥。
あの時、とし美ちゃんの思い切りがよかったのか、
おかげで痕は何も残りませんでした。
ありがとう、とし美ちゃん。
(もも) |
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ウチに遊びにきた男友達。
我が家の猫をナデナデしながら
「ねー、この猫、
オスなのに乳首あるよー!」
アナタにはないのですか?
(自分にだってあるくせに) |
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