さぁ、週末の「まつがい」特集です。
いつも「まつがい」特集を読みながら、
「いやぁ、おもしろい話だなぁ」と
他人事のように笑っているあなた。
自分だけはそんな「まつがい」と
無縁だと思ってませんか?
ノー、ノー。そんなことはありません。
「まつがい」は誰にでも起こりうるのです。
これからご紹介する愉快な「まつがい」が
いつかあなたの身にも起こるかもしれませんよ?
どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。
うちの母は、目薬とまつがえて
「トイレその後に」を目にさしました。
数日後、目に異常がないとわかってから
こっそり私に報告。
恥ずかしくて眼科には行けなかったようです。
(ぱちこ)
ふと見渡すと、ケータイがない。
あれ? とちょっと探してみるのですが
見当たらない。
「おかしいなあ‥‥
 ちょっと電話掛けて鳴らしてみて?」
と、友達にメール。
‥‥メール?
ずっと手に持ったまま探してました。
そりゃあ、見つからないだろう。
送信する直前に気づいてよかった。
(さく。)
スーパーで豆腐を買って帰宅しました。
自宅に到着すると同時に、豆腐は冷蔵庫へ。
それから上の階の自分の部屋でくつろいでました。
数時間後再び買い物を思い出したので、
身支度を整え、いざ買い物へ‥‥と、
何気にバッグに手を入れてみると‥‥。
そこから出てきたのは、なぜか‥‥豆腐?
先程冷蔵庫へ入れたはずなのに、な〜ぜ〜?
急ぎ下へ降りて冷蔵庫の中を見てみたら、
そこには入っていたのは、
私愛用の黄色いお財布ちゃん。
とってもよく冷えてて、小銭も冷たかったです。
その後、冷たい財布を持って、
買い物へ出たのは言うまでもありません。
(古見浩)
新しい自転車を買いました。
お買い物用のママチャリです。
「試し乗りしますか」という
お店の人のありがたい申し出に早速、
足をうしろに上げて乗り込みました。
「これ、ママチャリなんで、
 足上げなくても乗れますよ
という優しい突っ込み。
今までマウンテンバイクだったので、
用を足す犬のように
足を上げないと乗れなかったんです。
うきうき買って帰った次の日、
そうだ、もう前にバーがないから、
スカートでも乗れるんだ! とスカートで外出。
しかし、乗るときにいつもクセで、
足をうしろに上げて乗ってしまいました‥‥。
(おもわず後ろを確認)
専門学校の美術の先生なのですが、
年配なのに額に赤い三日月マークのある
素敵な人がいました。
私はそのマークを
わざと芸術的に描いているか
彫っているのだろうなぁと
いつも思っていたのですが、ある時先生に
「その額のマークはどうしたんですか?」
とワクワクしながら聞いたら、
「ああ、これ? 洗濯の物干し竿の
 角にぶつかって切っちゃってねぇ、
 痣になって残っちゃったんだよ」
と苦笑していて、
私はどっひゃああ〜とのけぞりました。
あの三日月に憧れてたのに、
案外お茶目な先生だったのでした。
(シィニャンニャン)
古い話です。
高校の頃、エアロビクスが流行っていました。
本屋でエアロビの本を立ち読みしている友人が
「おかしいと思わない?」と言うので、
その本をのぞき込んでみると、
白いレオタードは微妙に透けていて、
極めつきには股間にカブトムシがとまっていました。
絶対変だ! とよくよく表紙を見直したら
「エロビクス」と書かれていました。
店員さ〜ん、一般新刊書棚に並べたのは
まつがいだと思います。
(まる)
外の水槽で飼ってる金魚が、ふ化しました。
あまりの数の多さに、はしゃいでいたら‥‥
3匹以外は、ボウフラだった。
(変わった泳ぎ方だな? とは、思ったけど)
っていうか、そういうの、
俺の日常にすげーどっさりあるし!
などと感じているあなたはぜひとも
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明日も「まつがい」の特集ですよー。

イラスト:しりあがり寿


2008-01-26-SAT
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN