な、なんだって?!
耳に飛び込んできた、世にも意外なことば。
私は思わず、耳をうたがった。
うたがって、よかった。
だってそれは「聞きまつがい」だったのだ。
不思議な不思議な脳内変換。
なかには思わず「お見事!」と言いたくなるものも。
「聞きまつがい」の妙を
どうぞじっくりお楽しみくださいませー。 |
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昼過ぎに部長が
「そろそろパチンコでも行くかな」
と立ち上がりました。
全員耳を疑いましたが、
行き先は「パシフィコ横浜」で
開かれている展示会でした。
(春巻き) |
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とある施設がオープンした時の
所長さんのコメントを聞いてびっくり。
「猿が屁こいて
入ってくるのが心配です」
何言ってんの? このオジサン‥‥と思ったら、
「猿が塀越えて入ってくるのが心配です」
の聞きまつがいでした。
(トガリ) |
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先日、特急に乗っていたときのこと。
「次は~○○、降り口は右側、
ミラクルドアにご注意ください~」
ミラクルドア!?
ドラえもんのポケットから
出てきそうな名前でしたが、
「開くドア」の聞きまつがいでした。
(ちび) |
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テレビから
「600セットのティーカップ」と聞こえ、
一面のティーカップを想像しつつ顔を上げたら
「6客セット」でした。
どうりで多すぎると思ったんだ。
(Melvy) |
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母とテレビを見ていたら、
ある若い女優さんに
司会者が家族構成を聞いていて、
「父と母と、よっつ上の兄がいます」
と答えているのに、母は
「へ~、行方不明の兄がいるの!
可哀想にねえ」
と言っていました。
母の聞きまつがいは、まさにミラクルです‥‥。
(ブーキン) |
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父(73歳)が目の前に飛んできた
虫を両手で叩きつぶし、
「反射神経はまだ鈍ってないね」と言った。
私が、「蚊ね? ハエね?」と聞いたら、 「カネ返せ?」と驚いていた。
反射神経は大丈夫だが、
耳はだいぶんいけない。
(もとぎん) |
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とある居酒屋にて
「梅サワー、お願いします」と注文。
待つこと、数分。
やってきたのは、シメサバ。
ぜったい言い間違えてないのに?!
聞きまつがいと思いたい。
(梅サバもいいかも‥‥) |
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現在、僕は映画館でチケット案内の
バイトをしているのですが、
先日、起こった聞きまつがいです。
普段通りに、働いていると、
男の子がツカツカツカっとやってきて‥‥
「今、島根さんは
何をやっているんですか?」
と一言。
「島根さん?」
そんな人いたっけかな~と思いもう一度聞くと、
「シネマ3では何をやっているんですか?」
ああ、シネマか。
(ロバラヂオ) |
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今日、職場の集団検診で心電図をとりました。
台に横になると係りの人が
「目の上まで
服とブラジャーを上げてください」
と言うので、どうやって上げたらいいのだろう?
と一瞬考えて、次の瞬間
「胸の上まで」の聞き間違いだと気がつきました。
澄まして服を上げて、心電図をとり始めましたが、
笑いを押し殺すのが大変。
顔は真っ赤になるし、ヒクヒクするし、
結果が心配です。
(やらなくてよかった) |
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アパートの2階ベランダで洗濯物を干していたら、
自転車に乗った小学校4、5年生くらいの
少年が中庭に入ってきて、
自転車を停め、帽子を取り、礼儀正しく
「すみません、
『クワマンショー』はどこですか?」
と尋ねます。
え? クワマンが来てるの?
でもこんな昼間にショーを? どこで?
しかも小学生が一人で観に行く?
頭の中クエスチョンマークで
いっぱいになりながら
「わかりません」
それでも「ありがとうございました」と
お礼を言って去る少年。
その後、姿を目で追いながら気がつきました。
あっ、「コア・マンション」!!
お友達のうちを
訪ねるところだったのね‥‥ごめんね。
(もとぎん) |
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街を歩いていたら
スーツ姿のサラリーマン風お兄ちゃんが
歩きながら電話をかけていた。
「あ、もしもし、ガンダムです!
どーも、おつかれさまです」
‥‥さすがに、
「今、ほんとはなんて言いました?」
と聞くわけに行かなかったので
これが聞きまつがいなのか、
実は彼はガンダムだったのか、
答えはただ風に吹かれている。
(なぼちん) |
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