その1517
やあ、どうもこんにちは。
毎日、太陽が昇って一日がはじまるように、
今日も「言いまつがい」は更新されています。
ご存じ、元祖「言いまつがい」。
言おうとしたことと、違うことを言ってしまう。
ただそれだけのことを楽しむエンターテイメント。
「ただそれだけのこと」なのに、
どうしてこんなに愉快なんでしょうね?
どうぞ、最後までごゆっくりお楽しみください。
私は、スーパーでアルバイトをしています。
あるとき、あまりの空腹に、
ご飯のパックを買ったお客さんの前で
「いただきまっしゃいませー!!」
と元気よく言いまつがえてしまいました。
(出庫の鬼ハラペコマン)
ある日の夕方、退社するとき、
まだ残っている同僚に挨拶しようとして、
「お先に」と言おうか
「お疲れさま」と言おうか迷って、
「それじゃあ、
おじぇじぇじぇえ
」
という、わけのわからない
挨拶になってしまいました。
(ぶに)
職場の昼休み中に、
同僚あての電話がかかってきた。
同僚を探すと、どこから買ってきたのか
熱々のたこ焼きをほお張って、
とても電話どころではない様子。
同僚が気の毒なので、
「昼休みで外出しているので、
折返しこちらからご連絡差し上げます」
というようなことで先方に伝えようとしたところ、
意に反し口をついて出た言葉は
「申し訳ありません。
あいにく、
たこやすみ
で‥‥」
(じゅん)
高校野球を見て、
地元の応援をしたあと、
スーパー天然の叔母が自信満々に言いました。
「甲子園は
1億人
も入るんよ!」
そんなに入ったら
日本中が留守になりますから‥‥。
(みえぽん)
タバコをやめたい、と言う先輩に、
「
シガレット
じゃ
だめなんですか?」
と言ってしまった。
「いやいやいや」と言われた。
(ニコレット)
友達と旅行に行くことになりました。
予定の日が近づいてきたのに、
友達は浮かない顔です。
「旅行は楽しみなんだけど
不安もあって‥‥。
アレに似てるの、
マリーンブリッジ
」
「‥‥マリッジブルー?」
(メイ)
先日、私の妻が、
生後7ヶ月の赤ちゃんの
おしめを処理しながら、何気なく
「あ〜あ、
アンモナイト
くさい」と。
妻は今でも、アンモニアと
アンモナイトの区別がつかず
「どっちでも通じればいいじゃん」
と開き直っています。
(ぼてぶり)
水族館の、オレンジと白の模様の
映画のキャラクターにもなった、あの魚、
「カクレクマノミ」の前で。
「ほら、見て!
カクレミノ
よ!」と、
子供に呼びかけるお母さんがいました。
隠れ蓑って。
(こままろ)
最近、肩凝りに悩まされてます。
祖父母宅に帰省した時、孫の手を発見。
私「それ取って、その‥‥
熊
の手?」
いとこ「熊手?」
弟「何、潮干狩?」
私「じゃなくて、
なんだっけそれ‥‥
猫
の手‥‥」
いとこ「も、借りたい?」
弟「猫じゃないでしょ〜」
私「‥‥なんだっけそれ」
弟「孫でしょ、孫!」
それでした。
(志)
私が新婚の頃の話。
帰宅する愛しいダンナ様のために、
いそいそと玄関でお迎えするワタシ。
♪ピンポーン。
主人 「ただいま〜」
ワタシ
「こんにちは〜」
主人 「‥‥他人か、俺は」
ち、ちがうの! まつがえたの!!
そういえば、最近お出迎えしてません‥‥。
(あの頃は可愛かったと言われるダダ似母)
小島よしおのネタをようやく覚えた父。
「
『そんなのどうでもいい』
って人でしょ?」
そこまで投げやりじゃなかったような‥‥。
(「そんなの関係ねぇ」が正解)
どういったものでもOKです。
「ん? これ、言いまつがい?」と思ったら、
ためらわず下の「投稿する」ボタンを押してください。
そしてその愉快な出来事をだいたいの感じで書き、
できたところで送信すればそれで終わりです。
やってみると、意外に簡単ですよ?
連載の傑作をそれぞれ700以上も収録した
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
は
「ほぼ日ストア」
でいますぐ注文可能です。
どうぞ、よろしくお願いしますー。
イラスト:しりあがり寿
はじめて投稿する方へ
2008-04-10-THU
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN