みなさん、こんにちは。
げんきですか。ぼくはげんきです。
きょうは、「こどもの言いまつがい」を
たくさん、ならべて、みますね。
こどもは、こどもなので、よく「まつがう」ので、
いつもは、のせないんだけれども、
こうやって、まとめることもある。
きっと、おもしろいので、よんでね。
じゃあ、また、あとでね。 |
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学校で慣用句を習った小学3年生の息子。
「目が三角になる」「足が棒になる」
などと得意げに使っていたある日、
学校から深刻な顔をして帰ってきて一言。
「今日、
がにまたの煮えくり返る
ようなことがあったんだよ‥‥」
「た」しか合ってない‥‥。
(がまおやぶん) |
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今日、温泉の露天風呂で騒いでいた
4歳ぐらいの男の子。
「今からマジックをしまーす!
マメもシカケもありません!」
(ジャックとマメの木) |
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3歳の姪と、
さかな釣りのおもちゃで遊んでいました。
姪「これなあに?」
私「タツノオトシゴだよ」
しばらく遊んでいるうちに
姪「なつのおとしごろ‥‥」
(と言いながら釣り上げる)
お年頃なんてことばをどこで耳にしたのか。
(おばちゃんはいいトシ) |
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コーヒーゼリーをおやつに出した時、
ミルクのポーションを忘れていたら、こどもに
「コーヒーゼリーのたれちょうだい!」
と言われました。
「たれ」はやめてほしい‥‥。
(せめて「みつ」にして下さい。) |
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私が小学生の時、友達が言った一言
「誰か俺のことつけてくるんだけど。
スカートーだ!」
‥‥ストーカーだよね?
(どせいさん) |
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息子(4歳)が「水性ペン」を 「スイスイペン」と。
正解ではないけれど、それはそれで
スイスイ字が書けそうなペンだなと
妙に納得してしまいました。
(ツチ) |
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幼稚園の時、
同音異義語を皆で発表した。
「雨」と「飴」、「橋」と「箸」など
次々に手を挙げて発表する友達
内気だった私も勇気を振り絞って手を挙げた。
「考える」と「カンガエルー」。
沈黙と共に怪訝そうに見つめ返す先生に
一生懸命に説明した。
動物園で、ぴょんぴょんして
おなかに袋があって、赤ちゃんが‥‥。
(先生も考えた) |
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小学3年生になって
少年野球を始めた我が息子。
はじめておよそ半年経過し
めぐってきた初の試合出場。
対戦相手のピッチャーは
一つ年上の体格のよい4年生。
なかなかの球を投げる好投手で
1番バッターの友達は見事に三球三振‥‥。
彼の目にははじめての試合での相手投手が
よほどの剛球投手に映ったのか、
緊張した面持ちで打席に入る前に
その友達に訊きました。
「ピッチャーはやたまい?」
ん? はやたまい? 球速い?
すると三振した友達は
「うん、結構たまい‥‥」
愛息の野球人生の初打席は、
「たまいはや」に手も足も出ず
見逃しの三球三振でした‥‥。
(パグちゃん) |
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4歳くらいの女の子がパパとママと一緒に
電車(東武伊勢崎線)に乗っていたとき、
多々良(たたら)駅に近づいて
車掌さんが
「たたら~、たたら~」と言うと、
「ととろっ!?
どこ? ととろ!!!???」
といきなりはしゃぎだしました。
パパとママも思わず笑ってしまって
ほほえましい光景でした。
(かつお) |
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知り合いの小学校1年生の男の子と
ラーメン屋さんに行きました。店員さんに
「こってり味とあっさり味のどちらにされますか?」
と尋ねられた彼は、たっぷり30秒悩んだ後に
こう注文しました。 「こ、こっそり」
(どっち?) |
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どうでしたか。おもしろかったですか。
ぼくは、おもしろかったので、よかった。
こういうのが、もっとあったら、いいなあ。
したの、「投稿する」というところをおしてね。
かいて、メールを、おくってね。 『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』という
ふたつのほんも、おもしろいそうだ。
じゃあ、またね。ばいばーい。 イラスト:しりあがり寿 |