その1536

みなさん、こんにちは。
げんきですか。ぼくはげんきです。
きょうは、「こどもの言いまつがい」を
たくさん、ならべて、みますね。
こどもは、こどもなので、よく「まつがう」ので、
いつもは、のせないんだけれども、
こうやって、まとめることもある。
きっと、おもしろいので、よんでね。
じゃあ、また、あとでね。
学校で慣用句を習った小学3年生の息子。
「目が三角になる」「足が棒になる」
などと得意げに使っていたある日、
学校から深刻な顔をして帰ってきて一言。
「今日、
 がにまたの煮えくり返る
 ようなことがあったんだよ‥‥」
「た」しか合ってない‥‥。
(がまおやぶん)
今日、温泉の露天風呂で騒いでいた
4歳ぐらいの男の子。
「今からマジックをしまーす!
 マメもシカケもありません!」
(ジャックとマメの木)
3歳の姪と、
さかな釣りのおもちゃで遊んでいました。
姪「これなあに?」
私「タツノオトシゴだよ」
しばらく遊んでいるうちに
姪「なつのおとしごろ‥‥
(と言いながら釣り上げる)
お年頃なんてことばをどこで耳にしたのか。
(おばちゃんはいいトシ)
コーヒーゼリーをおやつに出した時、
ミルクのポーションを忘れていたら、こどもに
「コーヒーゼリーのたれちょうだい!」
と言われました。
「たれ」はやめてほしい‥‥。
(せめて「みつ」にして下さい。)
私が小学生の時、友達が言った一言
「誰か俺のことつけてくるんだけど。
 スカートーだ!」
‥‥ストーカーだよね?
(どせいさん)
息子(4歳)が「水性ペン」を
「スイスイペン」と。
正解ではないけれど、それはそれで
スイスイ字が書けそうなペンだなと
妙に納得してしまいました。
(ツチ)
幼稚園の時、
同音異義語を皆で発表した。
「雨」と「飴」、「橋」と「箸」など
次々に手を挙げて発表する友達
内気だった私も勇気を振り絞って手を挙げた。
「考える」と「カンガエルー」
沈黙と共に怪訝そうに見つめ返す先生に
一生懸命に説明した。
動物園で、ぴょんぴょんして
おなかに袋があって、赤ちゃんが‥‥。
(先生も考えた)
小学3年生になって
少年野球を始めた我が息子。
はじめておよそ半年経過し
めぐってきた初の試合出場。
対戦相手のピッチャーは
一つ年上の体格のよい4年生。
なかなかの球を投げる好投手で
1番バッターの友達は見事に三球三振‥‥。
彼の目にははじめての試合での相手投手が
よほどの剛球投手に映ったのか、
緊張した面持ちで打席に入る前に
その友達に訊きました。
「ピッチャーはやたまい?
ん? はやたまい? 球速い?
すると三振した友達は
「うん、結構たまい‥‥
愛息の野球人生の初打席は、
「たまいはや」に手も足も出ず
見逃しの三球三振でした‥‥。
(パグちゃん)
4歳くらいの女の子がパパとママと一緒に
電車(東武伊勢崎線)に乗っていたとき、
多々良(たたら)駅に近づいて
車掌さんが
「たたら〜、たたら〜」と言うと、
ととろっ!?
 どこ? ととろ!!!???」
といきなりはしゃぎだしました。
パパとママも思わず笑ってしまって
ほほえましい光景でした。
(かつお)
知り合いの小学校1年生の男の子と
ラーメン屋さんに行きました。店員さんに
「こってり味とあっさり味のどちらにされますか?」
と尋ねられた彼は、たっぷり30秒悩んだ後に
こう注文しました。
「こ、こっそり」
(どっち?)
どうでしたか。おもしろかったですか。
ぼくは、おもしろかったので、よかった。
こういうのが、もっとあったら、いいなあ。
したの、「投稿する」というところをおしてね。
かいて、メールを、おくってね。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』という
ふたつのほんも、おもしろいそうだ。
じゃあ、またね。ばいばーい。

イラスト:しりあがり寿


2008-04-29-TUE

 

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