な、な、なんだって!?
耳に飛び込んできた、ありえないフレーズ。
‥‥そんなバカな!
私は耳を疑った。疑って、よかった。
だってそれは「聞きまつがい」だったのだ。
今日も全国のあちこちで頻繁に
起こっていると思われる「聞きまつがい」。
なかでも見事なものを選りすぐってお届けします。
どうぞ最後まで、お楽しみくださいませー。 |
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寝転がっていた夫が、
私をじっと見てひとこと。 「もう、太って!」
「なにー!!」と怒ると「???」な夫。
「毛布取って!」だったそうです。
(幸せ太りになった妻) |
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今朝の食卓には
トマト、カボチャ、インゲン豆など
色とりどりの野菜が並びました。
それを食べながら母がぼそっと 「イヨマンテ」と。
‥‥はぁ? なにを思い出しての一言?
「イヨマンテ?」と聞き返したら
「だって、赤い野菜に黄色い野菜‥‥
栄養満点でしょ?」
(野菜食べてりゃ太らない) |
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今朝、通勤電車の車内放送
「この先、
飲み会のご案内を致します」
え? なんて?
あっ「乗り換えのご案内」でした。
(Mamiryu) |
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テレビでK-1を見ていたときのこと。
「タコサンドグランプリの
頂点を極めたピーターアーツ!」
タコサンドグランプリ?
「過去三度」の聞きまつがいでした。
(ミズホ) |
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ぼーっとしながら
ラジオのニュースを聴いていて、 「1億6000万の
シフォンケーキ」
と聞こえてきてビックリしていたら、
「1億6000万の死亡保険金」でした。
(かえで) |
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テレビから
「チャイナ服国際コンクールで
日本女性が優勝」
と聞こえてきました。
画面を見るとイブニングドレスで
バイオリンを弾く女性が。
「チャイコフスキー国際コンクール」でした。
(まるは) |
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ラジオを聴いていたら、
ゲスト「昔アルマジロに似ていると
言われたことがあるんです」
司会 「それって褒められてるじゃないですか」
えっ、どんな顔だよ!
と思って、よく聴いてみたら
「アル・パチーノ」でした。
(まみ太郎) |
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昔、テレビ番組の
制作に関わる会社で仕事をしていたとき
料理番組のロケハン先から事務所に電話して、
買い物の手配を伝言しました。
「ワケギとハネギ、
用意しておいてください!」
事務所に戻って伝言メモをチェックしたら 「ワキゲとハナゲ」と、
大きく書いてありました。
受付の女の子曰く
「衣装の小道具じゃないんですか?」
(ドリフのコントなら使うかもしれないね) |
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今でも恥ずかしい中学の頃の聞きまつがい。
クラスメイトの女の子がいろんな人に、
ひそひそと耳打ちしている。
された人は顔をしかめて首を横に振る。
なんだろうと思っていると、彼女が来て
「ねえ、マッキー持ってない?」と聞く。
「持ってるよ!」と答えると、
彼女はうれしそうににっこりした後、
わたしの取り出した筆箱を見て怪訝な顔をする。
「‥‥いや、なんか、間違えてると思うからいい」
きょとんとしたわたしを残し、
彼女は行ってしまいました。
ナプキンだったんですね。空気読めよ自分。
(空気の読めない女) |
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テレビから聞こえた 「赤毛の薄い大臣」。
画面を見たら
「赤城農水大臣」でした。
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「聞きまつがい」「言いまつがい」、
だいたいの愉快な「まつがい」は
すべてお送りいただいてけっこうです。
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ことのあらましを鼻歌まじりで書きつづり、
できたところで送信ボタンを押してください。 『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』も
どうぞよろしくお願いします。 イラスト:しりあがり寿 |