ああしようと思ったのに、
どういうわけかこうしてしまった。
当然、こうするべきなのに、
あろうことかああしてしまった。
そんな「まつがい」を
大小にかかわらず集めて並べてみました。
ご存じ、「まつがい」特集。
今日も最後までのんびりお楽しみくださいませー。
iPodで音楽を聴きながら
雨の中、傘をさして歩いていたところ、
ゴロゴロと雷の音が聞こえました。
たしかiPodを聞いていたら
雷が落ちたというニュースがあったよな、
聴くのやめようかなと
少々びびりながらイヤホンを外すと
それはスーパーの商品搬入口で
商品を搬入する音
でした。
(らもん)
自宅近辺の、慣れた道を車で走っていたときのこと。
交差点にさしかかったので、
信号待ちのために止まりました。
やけに赤が長いな〜、早く青にならないかな〜、
と思っていたのですが、
本当にいつまでたっても青になりません。
おかしいぞ? とよくよくあたりを見回したら、
信号なんてどこにもありませんでした。
よく通る道なのに‥‥。
自分の頭が心配になりました。
(はるか)
先日、職場でお客様を
待合室にお通ししたときのこと。
上司にお客様が来たことを知らせると、
しばらくして上司が急ぎ足で待合室に行き、
トントントン、と勢いよくノックした後、
自分で「はいどうぞー!」と
返事をして入っていきました。
(やんそる)
いつものように、仕事を終えて帰宅。
「ただいま〜」と玄関を開けて、
荷物を置いて、靴をぬいで‥‥
ふと気づくと
ジーンズまで脱いでいた!!
初の出来事に自分でもびっくり。
いつもゆるりとしたスカートをはいているから、
無意識に苦しかったのかしら‥‥。
彼が帰ってくる前で良かったです。
(ぷぅ)
トイレに入ろうとドアを開けたら
カサコソと動く小さな黒い物体が‥‥。
私は悲鳴を上げ母に助けを求めました。
と、同時に動き回るその物体を
早くなんとかしたく
ちょうどそいつがトイレのスリッパの下に
入り込んだタイミングで
えいっとばかり豪快にはたいてやりました。
もちろんそいつはいちころです。
ようやく私の元へ駆けつけてくれた母に
こと切れた黒い物体の処理をお願いしたところ、
「あんたこれ、
コオロギ
やんか」と一言。
だって、ただでさえ風貌似てんだから、
トイレにいちゃー、
まつがっちゃうでしょ、誰だって‥‥。
(チンチロリン子)
仕事の帰り道に時々寄るケーキ屋さん、
どれにしようか迷っている時から
選んでお金を支払ってる時、更には店から出る時まで、
ケーキを選ぶでもなく
明らかに用もないのに店内をウロウロ徘徊する
小太りのオジサンがいた。
目障りだなあ、お店の人も困ってるだろうに、
と思いながらも小市民な私は
そのまま店を後にした。
数日後、再びお店に行った時に目にしたのは
先日のオジサンが白エプロンに白高帽子で
ちょうど焼けたケーキを運び込むところでした。
お店の職人さんだったみたい。
(つろっこ)
もうホントにこれで最後の最後、
これ以上はゼッタイ無理、
というほど使い古した
ハミガキのチューブを更に絞り出し、
2ミリほど顔を出した練りハミガキに
つい、吸いついてしまいました。
(花色木綿)
そうそう、それそれ!
あなたのその話を書いて送ってださいな。
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『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
、
まだお読みでない方は、どうぞよろしく。
イラスト:しりあがり寿
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2008-06-22-SUN
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN