その1594
あなたの眉間のシワを、
目尻のシワに変えてあげましょう。
シワ取り効果がなくてすいません。
ユーモア100パーセント、添加物なし、
それが、元祖「言いまつがい」!
紫外線をカットしたり、
すーっと肌に馴染んだりはしませんが、
あははと笑えば若返り効果はあるかも?
どうぞ、最後までお楽しみくださいませー。
美容院から帰宅した母、
「ショートカットのおかっぱ」
と言いたかったのでしょうが、
口をついて出たのは
「ショートカッパ」
でした。
略しすぎです。
見たことはないけれど、
ロン毛のカッパなど聞いたことがありません。
(カッパの娘さん)
「鶏のソテー・トマトソース」
と言おうとして、
「鶏のソテー・
チキンソース
」
と言いまつがいました。
とてもくどい料理になりそうです。
(りず)
「私今日ちょっとぼーっとしてるから」
と言おうとしたのに口から出たのは
「私
ちょうぼっと
きょーっとしてる
から」
(三毛猫)
シネコンでアルバイトをしていた時の話。
かなり混雑した休日の午後。
チケットカウンターには長蛇の列。
そんな中、列の先頭のお客様を
自分のレジまで誘導しようとした私は
「先頭でお待ちのお客様〜」
と呼びかけるべきところ、
直前にインカムで事務所の方と
話していたので混乱してしまい、大声で一言。
「事務所の方〜!」
隣のレジの子のビックリした顔が忘れられません。
(まぼ)
教育現場での事。
早く授業の準備をしなくては! と思い、
騒ぐ子どもたちに向かって必死に言いました。
「みんな、
ファイト
持ってきて!」
持ってきてもらいたいのは
「ファイル」でしたが、
勉強やるファイトも必要なので、
あえて訂正はしませんでした。
しかし、誰もファイトは持たず、だらだらでした。
なんだか寂しい午後のひとときでした。
(ぷも)
私が小学生の時の話。
道徳の時間先生が、
「生まれたばかりの赤ちゃんが」
と言おうとしたところ、
「生まれたばかちゃんが」
と言いまつがってました。
クラス全員大爆笑で、
授業どころではありませんでした。
ばかちゃんって‥‥。
(もちむし)
昔、一緒に働いていたおばちゃまが
電話でお客様からの注文を繰り返す時に
アルファベットの「G」の事を
「
じじいの『G』
ですね?」
と確認していました。
真向かいにいた私は笑いすぎて撃沈しました。
彼女は数の確認でも
「1個(いっこ)ですね?」というところ
「
ワン(ONE)個
ですね?」
と言い放った事があります。
(えまこ)
中学生の頃、学校の窓から
自転車を見ながら友だちと話していて
何気なく私は
「
チョリ
ってさー‥‥」と。
チャリって言いたかったんです。
それから10年以上経っても
未だにその頃の友だちに
「チョリ〜」とからかわれます。
(チョリ)
私の二の腕にある痣を見つけて、
友人が心配そうに
「どうしたの、これ。ぶつけたの?」
と聞いたので、力いっぱい爽やかに
「ううん、違うの!
これ、
生まれたて!
」
と答えてしまった。
「いやいや、『生まれつき』だろ?」
とダルそうに突っ込まれた。
(うなみ)
親と言い争いをしていて
こんなことを言ってしまいました。
「
それはこれ、それはこれ
だよ。
‥‥えっ?」
自分で言ってて
「意味がわからない」と一瞬パニックに。
正解は「それはそれ、これはこれ」です。
(すかりぃ)
あなたの身のまわりの「言いまつがい」、
忘れないうちにぜひご投稿ください。
まずは下の「投稿する」ボタンをクリック。
心に残るその愉快な出来事をシンプルに書き、
あくまでも気軽に送信ボタンを押してください。
連載の傑作をそれぞれ700以上も収録した
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
、
まだの方は、ぜひお試しくださいませー。
イラスト:しりあがり寿
はじめて投稿する方へ
2008-06-26-THU
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN