今日は「読みまつがい」の特集です。
しかも、文字を認識し損ねるタイプの
「読みまつがい」ではなくって、
本当に、純粋に、漢字などの読み方を
「まつがえて」しまうパターンです。
なかには「お見事!」と
うなりたくなるようなものも。
どうぞ、最後までのんびりお楽しみください。 |
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小学校3年生の時のこと。
その日の国語の時間は本読みでした。
先生に当てられた人が
教科書を読んでいくのですが、
緊張状態になってしまったK君は
「白鳥の王子(はくちょうのおうじ)」を 「しらとりのおうこ」
と読みまつがってしまいました。
この事件は先生にもキョーレツだったようで、
「忘れられない思い出」として
お祝いの言葉とともに卒業文集に載せられています。
(ギミア ブレイク) |
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中学のとき、万里の長城のことを 「まんざとのながしろ!」
と読んだクラスメイトがいました。
何年経っても忘れられない‥‥。
(中学のおもいで) |
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隣の席の同僚が、
私の机に置いてあった
ビスケットのパッケージを見て、 「ぜんつぶ‥‥
こないり‥‥?」
と読んでいました。
「全粒粉入り」ビスケット。
読めなくもない。
(アルフォート) |
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以前、ラジオでアナウンサーが
まつがってしまったのを聞きました。
その時は、あるお寺の住職さんが
書かれた本の紹介だったのですが、
「○○さんは蝉の研究で有名で‥‥(略)
‥‥何年も山に篭って蝉の研究を‥‥(略)
‥‥『蝉入門』は
全国の書店にて発売中です」
なぜ、住職さんが蝉? と不思議に思っていたら、
「蝉」ではなく「禅」のまつがいでした。
彼はその後プロデューサーから
ひどく叱られたそうです。
(ゆき) |
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仕事場で、工作の作り方を
女の子が大きな声で読んでいました。
すらすらと読んでいたのですが、途中
「キケリメとキケリメの間に‥‥」
と読んだので、
そこにいた職員全員で作り方を見ました。
するとそこには
「折り目と折り目の間に‥‥」
と書いてありました。
(すばらしい読み方) |
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先日、電車の中での出来事です。
20代前半と思われる女性二人の会話。
A「最近ケータイを新しくしたんだけど
なかなか使い方がなれなくて」
B「わかるぅ~!
私なんて使い始めて結構たつのに
いまだにメールの‥‥え~と、
そえ、そえ、そえつけ?
ってゆーの? ができなくてさぁ」
A「そうそう、そえつけ。
アレ私もわからないんだよぉ。
機種が変わると慣れるまで大変だよねぇ」
車内は数人しか乗っていなかったのですが
全員が心の中で
「それは『てんぷ』だろぉ~!」
と突っ込んだ視線を向けていました。
(舞) |
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定年して散歩が日課になった父。
「いつものルートに、
『ビゲチョ』とかいう‥‥飯屋か?
まーそんな感じの店が
できたみたいなんだけど、
結構おしゃれな感じで‥‥」
云々と興味津々のご様子。
ビゲチョ?
勝手にメキシコ料理屋をイメージした僕は
「それなら今度いっしょに行こか?」
と休日に父と出掛けてみたところ
「BIG ECHO」
にたどり着きました。
(石川) |
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どのような「まつがい」でも、
鼻歌交じりに私たちに送りつければ
いいんじゃないかと思うのです。
まずは下の「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましをだいたいの感じで書きつづり、
できたところで送信ボタンを押しましょう。 『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』も
どうぞよろしくお願いしますー。 イラスト:しりあがり寿 |