その1661
老若男女を問わず、
幅広い方々に読まれているのが
この「言いまつがい」のページです。
なかでも、ジャンルを問わず、
さまざまな「言いまつがい」を集めた
元祖「言いまつがい」は、
老にも若にも男にも女にも
等しくお楽しみいただけると評判です。
どうぞ、最後まで、のんびりご覧くださいませ。
久々に集まった友人たちとの飲み会にて。
メンバーの一人が、一番付き合いの長い子へ、
自信満々に言い放ちました。
「俺たち、
カー
と言えば
アー
だもんな!?」
‥‥カラスかよ。
「ツーカーの仲」と「阿吽の呼吸」が
まざったらしい。
(ゆー)
私、たこ焼き食べるとき
いつも天かすをかけるんです。
だから今日のお昼のときも、
天かすが欲しかったので言ったんです。
「お母さん、
そばかす
ちょうだい!」
「無理」
(母は正しい)
学生時代に居酒屋で
アルバイトしていた時のこと。
「とりあえず生ビール6個で」
と言われたので復唱することに。
「生ビール
もっこ
ですね」
その場が凍りついたことは
言うまでもありません‥‥。
(みみこ)
知り合いの噺家さんがアンデルセン童話を
落語に翻案して演じておられるのですが、
その話を友だちにしようとして、
「
アルゼンチン
の落語を
やっている噺家さんがいて」
と言ってしまい、珍しがられてしまいました。
熊さん八っつあんではなく、
ホセとかカルロスとか出てきそうです。
(花色木綿)
朝一番でバイトをして、
次の仕事に向かう私にバイト仲間のおばさんが
「慌てて、
気をつけないでね」
って言ってくださいました。
「慌てないで、気をつけてね」
って言うつもりだったところ
あまりにもハードワークだったので
舌もまわらなくなってしまったようです。
その場は爆笑で、なごませていただきました。
(おはる)
子供が一人暮らしを始めたお母さんに、
私が言った一言。
「夫婦仲は大丈夫?
ほら、
『子はしがらみ』
って
言うから」
それを言うなら「子はかすがい」。
しがらみって‥‥。
(ほろ苦い新格言)
通信教育の電話問い合わせ部署にいます。
パソコンの操作方法についての
長〜い電話に辛抱強く対応していた担当者、
「お客様、それで画面には
どんな
メラーエッセージ
が‥‥」
そこまで言って固まっちまいました。
(猫由子)
つい先日のこと、
朝、会社のエレベータで
工事現場のおじさんたち
2人と一緒になりました。
中年のおじさんが、後輩に
「あっ、車の小銭忘れて来ちゃったよ。
あれに要るんだよ、
あれ‥‥車のさぁ‥‥
そうそう、
パインコーキング!
」
パイン?! そしてコーキングとは一体‥‥。
エレベーターという密室でやられた日にゃあ、
たまったものではありませんでした。
(いえてぃ)
私の母は、30数年間ずっと
「炭酸の気が抜ける」を
「炭酸の
ケ
が抜ける」
と言っていた。ので、家族全員、
炭酸は「ケ」が抜けるのだと思ってきた。
最近になって、友達が
違うということを教えてくれた。
(ちはるさん)
お餅の由来についての話が
持ち上がったとき、妹が発言。
「誰が
餅をついて
米にしよう
なんて
考えたんだろうね?」
逆行は現代技術でも不可能ですよね。
(汽笛)
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『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
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イラスト:しりあがり寿
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2008-09-01-MON
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN