日曜日、いかがお過ごしですか。
のんびりしている人も、
ばたばたしている人も、
週末恒例の「まつがい」特集で
おたのしみくださいませ。
大小中、さまざまな「まつがい」が
今日もそろってますよー。
最後までのんびりどうぞ。
最近、目が悪くなってきたと言う友人。
道端に白いネコがいたので
「ちょっちょっちょっ」と
気を引きながら近づいて行ったら、
風に吹かれて揺れているゴミ袋でした。
(ほる)
数年前、
どこかの博物館を見て回っていた時。
祖父のお蔵にあったものと
よく似た火縄銃を見つけ、
もっとよく見てみようとかがんだら、
「ゴン!!」
指紋ひとつついていないきれいなガラス
力いっぱい頭突きしてしまいました。
すぐ横にいた男の人は肩を震わせていましたが、
座っていた椅子から腰を浮かせて
こちらを見た博物館員は
眉間にしわを寄せて怒っていました。
(わざとじゃないのに)
3年ほど前、
知人の紹介で知り合った女の子たち2人と
私、友人の4人で
ダブルデートをすることになりました。
待ち合わせ場所は
通称「ダム女」と呼ばれている女子大の前。
そして当日、私は
待ち合わせ時間の10分前に到着し、
女の子たちもしばらくして合流しました。
しかし、私の友人は現れません。
刻々と時間は過ぎ、
最初は笑っていた女の子も険しい顔に。
さすがになにかあったのかもと
痺れを切らして友人に電話。
「今どこにいるんだ!?」と聞くと、
「え!? ○○ダムだよ!」との返事。
ダムで待ち合わせするわけないだろ‥‥。
女の子たちは怒って帰ってしまいましたとさ。
(今日の京都は夕暮れがきれい)
10年以上昔、父の実家は黒猫を飼っていました。
冬休みのある日、遊びに行くと
猫がソファーで丸くなっていたので
隣に座ってテレビを見ていました。
1時間ほど丸まりっぱなしだったので、
何かおかしいと思い、よくよく見ると
猫だと思っていたものは
おじさんのカツラ!
そういえばおじさんは、
来客があるとカツラをかぶって応対し、
終わると脱ぐというカツラ使いをする人でした。
カツラがソファーにあったのは
その日だけでしたが、
ものすごくビックリしました。
そんなおじさんのカツラも、
今では白髪まじりに
バージョンアップしております。
(よその人もカツラって知ってるのになぁ)
兄が高校生の頃、
父とケンカになりました。
正直、どうでもいいような、
下らない理由だったのですが、
短気で頑固な似たもの親子は、
どちらも譲らず、次第にヒートアップ!
しかも、ケンカしてる内容も
段々、違う方向へ‥‥。
ついに父がキレて、一言。
「お前、俺を何だと思ってるんだ!」
それに対して、兄が言ったセリフは、
「親父だと思ってるよ!」
意外な答えに、不意をつかれた父は‥‥
「お、おう‥‥、それでいいんだ」
そばにいた母と私は、耐え切れずに大爆笑。
父と兄は、「しまった‥‥」という顔で、
「ちょっと、トイレ‥‥」とか、
「あ、俺、友達に電話しなきゃ‥‥」とか、
言い訳しながら茶の間から
退散していきました‥‥。
(うん、間違ってはいないよね)
こういったことが
あなたの身のまわりにありましたら
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忘れたころに掲載されると、
けっこう愉快ですよ。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞよろしくお願いします。

イラスト:しりあがり寿


2008-09-28-SUN
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN