言おうとしたことと
違ったことを言ってしまった。
たったそれだけのことが、
なんだってこんなにおかしいんでしょうね?
わずかなことばのミステイクが、
得も言われぬおかしさを生み出す。
ご存じ、元祖「言いまつがい」。
どうぞ、最後までお楽しみくださいませー。 |
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ニンジンの皮を包丁でむいている時、
友人が一言。
「私、いつもは
ビューラーでむいてるよ!」
むけないっす。お姉さん。
正しくは、「ピーラー」。
(チーズフォンデュ) |
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夕方、母に
「今日の夕食のおかず、何がいい?」
と聞かれ、
「ポテトサラダ」と言うつもりが 「いもポテト」と言ってしまい、
大笑いされました。
(いも姉) |
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新人さんが管理職に
どこでお昼を食べたのか聞かれ、
「あ、あの、中華に!
えっと、ガードレールの下の!」
隠れ家過ぎます。
「ガード下」か「高架下」で。
(友子) |
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教育について熱弁を振るう姉。
「手に塩かけて育てた子供を‥‥」
すかさず突っ込むわたし。
「は? おにぎりでもにぎってるの?
『手塩にかける』でしょ!」
姉の恥と知りつつも、職場では大ウケでした。
(姉の専属日本語訂正係) |
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今日、夫となぜか高度成長期の話になり、
「景気がうなぎ上りだった」
と言うつもりが、口から出たのは
「あの頃は景気が
ウナギ龍だったから」。
昇り龍とごっちゃになったみたいです。
瞬間、脳裏にウナギ犬によく似た生き物が
日本昔話のオープニングのように
昇っていく図が浮かびました
(朝から大笑い) |
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この間、義父(77歳)と話していました。
心臓病の話になり、義父が言いました。
「あ~、あれだな、
心臓悪い人の近くで
携帯とかやっちゃだめなんだな。
電子メールが入ってるから」
お義父さん‥‥それは
ペースメーカーのまつがいでは‥‥。
とは言えませんでした‥‥。
(☆なな☆) |
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浅草で、隣を歩いていた観光客が
雷門を指さして叫んだ。
「あっ! カミカミモンっ!」
いや、アンタがカミカミモンだし。
(花色木綿) |
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友人とクリスマスの話をしていて
今年はクリスマスツリーを新調すると宣言。
「今年は生のモミのけを買う!」
「毛なの?」すぐさま突っ込まれました。
(yuiyuiboo) |
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会社の部長が、
昼休みに宝くじを買ってきて一言。
「買ってきたよー、
年末サマージャンボ!」
ご本人が気づいていないので、
事務所のみんなで
笑いをこらえるのに必死でした。
(今は年末) |
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