その1803
文面に「まつがい」があるにもかかわらず、
直されることなく、
そのまま先方に送られてしまったメール。
それを私たちは「誤メール」と呼んでいます。
取り返しのつかない、数文字の「まつがい」。
その数文字がかもしだす、
えもいわれぬおかしさをお楽しみください。
最後まで、ごゆっくりどうぞー。
先日、連れと待ち合わせをしていて
ちょっと早めに着いてしまったので
「喫茶店で待っています。
 駅に着いたら電車下さい
とメールをしてしまいました。
そうしたら
「この電車は私のものではないので
 あげられません」と返信が。
ほしかったのは電話です。
(ごんざぶろう)
母に「風邪ひきました」とメールをしたら
手荒いうがいをしっかりしなさい」
という返事がきました。
手荒いうがい‥‥。
(やぐ)
今日は遅くなるよ、と母にメール。
返ってきたのはこんな一言。
「了解。きよつけつね
意味わかんないけど、とりあえず、
「きよつけつ」帰ります。
(気をつけてね)
同僚からのメール。
「おつかれつまです」
脱力‥‥。
(しおちゃん)
実家の母からメールが来た。
「整理してたら、
 ほたて炊き込み湖畔の素が
 でてきたので炊きました。
 おいしそうなにおいがしてるので、
 これから食べます。」
なかなかおいしそうな湖やね、
おかあちゃん‥‥。
(まじゅりん)
久しぶりに高校の先輩からメールが届きまして、
ルンルンでお返事したのですが、
読み返してみると‥‥。
「本当にお久しぶりですね
 (笑い転げました
「(笑)」と書きたかったんです!
ケータイの予測変換機能の恐ろしいこと!
(恥ずかしさでのたうちまわりました)
母は、どういうわけか、
携帯でメールを打つとき、
「ね」までたどり着かず、
「ぬ」になってしまうのです。
「買っといてぬ」
「がんばってぬ」

この間抜けさがたまりません。
先日、子供が夜中に急に熱を出して、
病院に行ったほうがいいか
メールで相談したところ、
こんな返事が来ました。
「熱があるだけでよく眠れているなら、
 水分補給をして明日病院に行けばいいよ。
 わかったぬ?
いい感じに肩の力が抜けました‥‥。
(ta)
高校時代の友人Mちゃんは
細かいことを気にしない、
ちょっと慌てん坊の女の子でした。
ある日、待ち合わせの時間を
決めていた時のことでした。
Mちゃんから届いた返信は、
「じゃあ15糞頃そっち行くね〜」
たぶん変換一発目で出たんだろうけど、
直さずそのまま送ってくるMちゃん。
一度指摘したら、
「読めれば大丈夫さ!」と言ってました。
そんなモットーを持つMちゃんが大好きです。
(じょんた)
年末に、私の学友から来たメール。
「それじゃあ、良い音塩。
なにがどうだって!?
(Kabi)
いかがですか?
あなたも受け取ったことがあるでしょう?
え? 送ったことがある?
いずれにせよ、
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お気軽にご投稿くださいませ。
もちろん、「誤メール」ではなく、
通常の「言いまつがい」も随時募集中。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞ、よろしくお願いしますー。

イラスト:しりあがり寿


2009-01-21-WED
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN