その1830
こう、街の看板とか、
ぱらぱらめくってる雑誌とか、
ぼんやり見てるテレビの字幕とかに
「‥‥えええっ!?」というような
意外すぎる文字列を発見して
思わず二度見しちゃうようなことって
ありませんか。ありますよね。
で、見直してみると、たいてい、
それとは違う、ふつうのことが
書いてあるんですよね。
そうです、それが「読みまつがい」。
今日も全国のそそっかしい人々が、
いろんな文字を「読みまつがえて」います。
どうぞ、最後まで、ごゆっくりー。
冬の旅のパンフレットを
ぼんやり眺めていたところ、
目にとびこんできた
「どしゃぶり会席」
の文字。
どんな名物料理だ! と
興味をそそられてあらためて見てみると、
「ぶりしゃぶ会席」でした‥‥。
(寒鰤)
電車の窓からぼんやりと眺めていたら
「やりました整形外科」
の看板が!
これは又随分と直接的な、というか一種の
開き直りなのか!?などと思って見直すと
「やました整形外科」
でした。
(nirena)
先日、ブルボンのチョコレート菓子
「アルフォート」の箱を見て
「
金粉
入ってるんだ!」
と驚いたのですが、
良く見たら
「全粒粉入りビスケット」でした。
金のラベルで表示してあったものですから‥‥。
香ばしくておいしかったです。
(スケ)
母の幼き日の思い出。
いつもおつかいに行くパン屋さんに行きました。
そしたら入り口に大きな貼り紙があって、
どうやらお店はお休みです。
「
都会
に行ってるから、
お休みなんだって!」
と報告した母に、祖父が
「『都合により』じゃないか?」と。
案の定そうでした。
(子供は無邪気)
友人が地元のお菓子を買ってきてくれた。
そのお菓子のパッケージに
「とんでもなか」
と書かれていた。
‥‥? 友達は東京出身のはず。
九州方面じゃあなかったよなぁ‥‥。
「このお菓子、どうしてとんでもないの?」
と尋ねたら、
「違うよそれ、
とでん(都電)もなかだよ」
と指摘された。
(和菓子好きな山田さん)
広島に行った時のこと。
車でドライブ中、ぼーっと外を見ていたら
ある看板が目に入りました。
「来ん菜」
私は「
くんな
(来るな)」と読み、
ひどい名前の店だなーなんて言ってました。
それが「きんさい(来んさい)」
広島弁で来てね、という意味だと
気がついた時はとても感動しました。
(わさ)
引っ越してきてすぐのこと。
街を散策していると
「トロ」
という看板発見!
さっそく母に
「この街にはマグロ専門店があるよ!」
と報告したところ、数日後、
母から質問されました。
「あんた、どこに
マグロ専門店なんてあるのよ?」
「○○カメラの隣だよ」
「‥‥それって
『トロ』じゃなくて『占』だよ」
その時は母が私を
からかっているのだと思いましたが、
後日確認しに行ったら
看板には「占」の文字が。
(のロボ)
どのような「言いまつがい」でも
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男も女も、オトナもこどもも楽しめる、
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
、
まだの方は、ぜひどうぞー。
イラスト:しりあがり寿
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2009-02-17-TUE
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN