すべての子どもたちは
美しい名前を持っています。
ひとりずつひとつ、かけがえのない名前を。
ところが、その燃える命ともいえる名前は、
しばしば他者によってあっさりと
「まつがわれて」しまうのです。
そんなわけで、行ってみましょう、
本日は「名前の言いまつがい」です。
「まつがって」呼ばれたりすること、
誰しも、ありますよねー。 |
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「靖子」という名前です。 「晴子様」と宛名に書かれるのは
しょっちゅうですが 「鯖子様」と書かれたときは、
ちょっとショックでした。
(さばこ) |
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我が家で言い継がれている、
知り合いの原さんに関するエピソードです。
電話で、原さんは言いました。
「わし、原だけど」
「わしはらさんですか?」
「いや、ただ、原だけど」
「ただはらさんですか?」
「いや、原だ」
「原田さんですか?」
(へほみ) |
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私の苗字は「赤谷(あかや)」です。
漢字で書くと簡単なのに、
聞き間違いや、読み間違いは
すごくすご〜く多いのです。
聞き間違い編。
「お名前は?」
「あかやです」
「なかやさん?」
「あかやです」
「たかやさん?」
読み間違い編。
「あかたにさん?」
「せきやさん?」
「せきたにさん?」
ふりがなが振ってあっても
なぜか、間違えられます。
「あやかさん」
「アヤヤさん」
もう、絶句です‥‥。
この27年間、間違えられっぱなしです。
訂正することに疲れています。
普通の名字がうらやましいです。
お嫁に行くときは、
普通の苗字になりたいです。
(ぶんぶん) |
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「ワタナベ」さんという友人がいます。
特別変わった苗字ではないのですが、
漢字にすると「渡邊」となるので、
彼女の小学生の頃の友達にとっては
かなり難しい苗字だったようです。
簡単な「渡辺」でもかまわないと
言っておいたのにもかかわらず、 渡様宛ての年賀状がよく届いたそうな。
途中で挫折?
(よく届いたなぁ) |
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「西川キヨコ」さんというお客様が
お帰りになった直後に、
「水谷ミネコ」さんという方が
いらっしゃったので、担当者に
「西川峰子さんがみえてます」
と伝えてしまいました。
「誰?」と聞かれて、
初めてごっちゃになってるのに気づきました。
(m) |
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私の名前は「マキ」といいます。
イタリア語圏で苦労しています。
イタリアで名前を訊かれて答えると、
意味としてはこうなってしまうのです。
イタリア人「あなた名前は?」 私「でも、誰?」
イタリア人「はぁ〜?」
私「私の名前は、MAKIという綴りです!
『Ma, chi? 』ではありません!」
イタリア語で「マ(ma)キ(chi)」は
英語に置き換えると
「But(ma) who(chi)?」なんです。
(マキ) |
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海外で英語の学校に通っていたころ、
仲良しの友達ができました。
最初から隣に座って授業を受けていた人です。
お昼ごはんも一緒にとり、仲良しでした。
彼女の名前は「Amy」で、私の名前は「Ami」。 「エイミィ」と「エィミィ」です。
先生が小さい声で名前を呼ぶとき、
答が分からないとき、
あまり積極的に答えたくないとき、
二人で「自分じゃない」と
指名拒否し合っていました。
勿論、そのたびに怒られ呆れられていました。
最後まで自分の名前の発音が一番難しかったです。
(友達の「ゆう」ちゃんは、もっと大変だった) |
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