その1916

なんともいえず、
中途半端な待ち時間があるときは、
どうぞ、このページのことを
思い出してください。
重すぎず、軽すぎず、ちょうどよい分量。
いそがしい日本人にぴったりな時間つぶし。
それが、元祖「言いまつがい」。
今日も全国津々浦々から、
愉快なエピソードがたくさん集まってますよ。
どうぞ、最後までのんびりお楽しみください。

内線の直通電話で
真下(ましも)さんに電話したら
「ましまし、もしもです」
と出た。
(ゆみ)
字幕の映画を見ていた旦那。
集中しないと字幕を見損ねる、
と言ってはいましたが、
私がお菓子の袋をガサガサやったら、
「おい、字幕が聞こえないだろう」
と‥‥。
字幕は聞くんかい!? と思いましたが、
一応「ごめん。」と謝っておきました。
(アンドレアス)
ずいぶん前の話ですが、職場にて、
玄関でお客様をお迎えしたときのこと。
「いらっしゃいませ、
 どうぞ靴を下駄箱へ入れ、
 中にお入り下さい」
と私は言いたかった。
しかし、緊張した私の口から発せられた言葉は
「いらっしゃいませ、
 どうぞげたばこへお入り下さい」。
笑って下さいました。ありがたい。
(びっくり人間)
母が
「あそこの店は
 閑古鳥が飛んでる」と。
閑古鳥は飛びません、鳴くものです。
(飛んでったらいいのにね)
いやがる娘の髪を乾かしながら、
「ちょっと待ってよっ!
 ドライヤーすんだら
 ドレッシングして
 おしまいなんだから!!」
(ブラッシング・ママ)
姉と近くのスーパー銭湯に出かけました。
とても混んでいるらしく、
駐車場がいっぱいの様子を見て、姉は
「このぶんだと、
 今日のお風呂は
 亀の子を洗うようだね」。
一瞬、ウミガメの子どもがぞろぞろと
卵からかえる様子を思い浮かべ、
それでいいのかな?
と思ってしまいましたが、
「‥‥芋を洗うよう、だよね」
と正しくつっこむことができました。
(まつがい姉妹)
夫が、素肌の上に直接
私のフリースを着ていたので、
汗臭くなるからやめろ!
着たいなら自分のフリースにしろ!
とひんむいたところ、
きぐるみ剥がされたー!」
と騒いでいました。
きぐるみ着てたんかお前は?
と突っ込みました。
(みぐるみときぐるみの違いは大きい)
車で九州旅行に行った友人。
ちょっと興奮気味に話してくれました。
「スッゴい感動だったのよ!
 九州大陸に渡った瞬間とか」
九州も大きくなったもんです。
(九州生まれぴよぴよ)
うちのおばあちゃんが言いました。
「あの子はねぇー、
 蒼白? いや明白?
 ‥‥って感じだよー」
(たぶん「聡明」)
やってみようかな、と思う人には
やってみたらいかがですか、と言いたいです。
なんの話かというと、投稿ですね。
下の「投稿する」ボタンをクリックし、
その愉快な出来事をササッとタイピングし、
仕上がったそれを深く推敲することなく
あっさりと送信ボタンを押してください。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞよろしくお願いしますー。

イラスト:しりあがり寿


2009-05-14-THU
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN