ばたばたしているときこそ、
落ち着いて、深呼吸して、
あたりを見回して、肩の力を抜いて、
元祖「言いまつがい」でも読んで
リラックスしてみてください。
そうそうそうそう、その調子。
人の横隔膜をほどよくほぐす、
元祖「言いまつがい」ですよー。
どうぞ、最後まで、ごゆっくりどうぞ。 |
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会社で電話番をしておりました。
ある電話に対しての私の返事。
「申し訳ありません。
私、留守番電話でして」
(いつかはFAXに!?) |
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「音楽聴きに行ってくるわ」と母。
「何聴きに行くの?」と尋ねると
「あの、声だけで歌う‥‥
演奏がないやつ‥‥‥‥アスパラ」
(アカペラですか?) |
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飲食店のお客様から注文の電話をいただき、
お届け予定日を
「明日の火曜日になりますが」と伝えると
その日は定休日だという。
じゃあその翌日の水曜日に‥‥
と頭の中で先に考えながら口から出た言葉は
「毎週火曜日は水曜日ですね?」
定休日なんですね? と聞きたかったのに。
(ゆきらま) |
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たった今、ラジオの天気予報で
お姉さんがやってくれましたあ!
「え〜、ちばらきけ‥‥し、失礼しました
千葉県と茨城県では‥‥」
お姉さんその後も自分がおもしろかったのか
苦しそうにお天気予報してました。
(とち乙女☆) |
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以前、海外との取引部署にいました。
商品名や社名を電話でやり取りするときは、必ず、
「OSAKAーO」などと一文字ずつ確認していました。
ある日、同僚の子が
「ボンベイーB」と言おうとして、 「ビンボウーB」
と言ってしまいました。
相手の方も、聞いてしまった周囲の私達も
しばらく笑いが止まりませんでした。
(もちろん、それも通用しました) |
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同期の○子ちゃん、
「あたしが将来、
おじいちゃんになったらぁ〜」。
やってくれるやつだと思っていました。
(とうとう性別まで超えましたか) |
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学食メニューの
「手打ち風讃岐うどん」が大好きな私、
先日、学食の人だかりを必死にかきわけ、
言ってしまいました。
「手ぬき風さうちうどん下さい!」
おばちゃん苦笑い。
(手抜き「風」って事は手抜きじゃない?) |
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私が小学校に上がる前ですから、
50年以上前のことです。
東京都中野区の家の近所には、
宮前市場と第二市場がありました。
台所にいた母より、
「買い物に行ってきて!
宮前市場の方で買うのよ」
といわれ、大通りを渡って宮前市場に行き、
乾物屋さんのお兄さんに、
「『はんてん』ください」
と言いました。
お兄さんは笑って、
「それは、はんぺんか、
かんてんではないのか」と尋ねます。
午後の暇な時間だったので、
市場中の人が集まってきて、
「はんてんか、それはここにはないなあ」
「お祭半纏ならあるよ」
「も一度お母さんに訊いて来なさい」
と笑われながら市場を出ました。
私は宮前市場の大人達にからかわれたと思い、
癪に障ったので、
道を渡って第二市場に行き、乾物屋さんに、
「『はんてん』ください」と言って
2度恥をかきました。
家に帰ってその話をすると、
母は涙を流して大笑いして、
宮前市場までついて行ってくれました。
その母が死んで10年が経ちます。
(あき) |
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最後の投稿はなんと50年以上前の話。
連載史上、最古かも?
よい短編小説のように読みました。
さ、みなさんもご投稿ください。
言ったことでも、聞いたことでも、
日々の暮らしの中に
「言いまつがい」を見つけたならば、
すかさず我々に送るべきです。
まずは下の「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましを簡単に書き表して
だいたいこういう感じのことだったな、
という感想を抱いたら
ためらわず送信ボタンを押してください。
それじゃ、また明日ー。 イラスト:しりあがり寿 |