名作満載、「まつがい電話」の特集です。
「まつがい電話」といっても、
もしもし、○○さんのお宅ですか、
いいえ違いますよ、失礼しました、ガチャン、
というようなありふれたものではありません。
ずばり、「まつがい電話」は
もっともっとドラマティック!
呼び出し音からはじまるミラクル劇場。
どうぞ、最後まで、ごゆっくり。 |
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以前、ひとり暮しのアパートで、防犯のため
電話に出るとき名乗っていませんでした。
ある夜、「はい」と出ると男性から 「昨日はごめんっっ!」
といきなり謝られました。
前日、誰かに謝ってもらうようなこと
されたっけか? と思いつつ、
「どちらさまですか?」と私。
「イトウです。僕が悪かったっっ!」と先方。
知人の伊藤さんには会ってないなぁ‥‥
と考えながら
「どちらにおかけですか?」
「‥‥すまなかったっ」
やっぱり心当たりがないので
「あの、お間違えかと思いますけど‥‥」
「‥‥‥‥」
ほどなく電話は静かに切れました。
(仲直りできた? イトウさん) |
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一人暮らしをはじめて
電話を引いたばかりの頃。
深夜、部屋に入ると
留守番電話のランプがついているので
わくわくして再生すると、
こんなメッセージが。
「○○です。
△時に女の子が生まれました。
母子共に健康です。
帰ったらすぐ来てください」
心当たりはありません。
もう対面できたはずだよね、
おめでとうございます、
と幸せを分けてもらって寝ました。
(池) |
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私が高校生の頃の出来事です。
我が家に掛かってきた電話を
中学生だった妹が取りました。
「○○さんのお宅ですか?」
「はい」
「あ、○○さんですか?」
「(我が家は全員○○さんなので)
はい」
「ボク、△△高校の××です!
あの‥‥つきあってください!」
妹はまつがって告白されました。
(元△△高校の○○さん) |
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いつもは見知らぬ番号からの電話には出ないのに
なぜかふと出てしまったら、まつがい電話でした。
相手は飲み会帰りの酔っ払ったおっちゃん。
単身赴任中で、残してきた奥様にかけるつもりが
私にかけてきてしまったようで、
何度も謝られました。
そのまま切るつもりが、
おっちゃんがなぜかそのまま 単身赴任先の部下の人柄、
仕事内容などを機嫌よく話し始め、
結局1時間付き合いました‥‥。
おっちゃんの勤め先、名前、出身地、最終学歴、
年齢、家族構成まで全て知ってしまった挙句、
最後には下ネタ満載で口説かれた私。
おっちゃん、あの後、
酔いが醒めて真っ青になったやろうな‥‥。
(我ながらよう付き合ったもんです) |
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派遣で仕事をしています。
昨日就業後に、担当の営業(Sさん)から
留守電が入っていたのでかけなおしました。
私「先ほどSさんから
お電話いただいていたんですが」
受付の方
「かしこまりました。少々お待ちください」
しばらく待っていると、
「お待たせしました。
Oでございます」と、違う方が。
私「えっと、Sさんから
お電話いただいていたんですが‥‥」
Oさん「あらっ! 失礼しました。
少々お待ちください」
さらに待っていると、
また知らない方が登場し、
こちらがことばを挟む隙もなく、
「もしもし、実はですねえ、
今回ご紹介した仕事は
残念ながらダメになってしまったんですよ。
いや、まったく○○さんに
問題があったわけじゃなかったんです。
実は‥‥」と、延々と
息継ぎもなしでご説明くださいました。
私「あ、あの、私はSさんに
代わってもらおうと
思っていたんですけど‥‥」
とようやく言うと、
また「あれっ?」の後で保留音。
ようやくお目当てのSさんと
お話しすることができたのでした。
(くまぼぼ) |
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20年くらい前の
ナンバーディスプレイなどない時代の話です。
息子が
「お化け電話って知ってる?」
と、聞いてきました。
そこに電話をかけ、何も言わずに切ると
電話がかかってくるそうなのです。
「かけてみたい」と、言うので
「いいよ」と、かけさせたら、
本当に電話がかかってきました。
びっくりして、おそるおそる電話に出ると
「こちら110番、どうされましたか?」
相手から見えないとわかっていても
土下座して謝りました。
(みーこ) |
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「まつがい電話」にかぎらず、
どのような「まつがい」でも、
どうぞ遠慮なく私たちにお送りください。
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