取るに足らない失敗は、
ふつう、あっさり忘れ去られて、
失敗談として披露されることさえ
ないのがふつうです。
けれども、投稿者のみなさんが
その些細な失敗談をこうして
私たちに投稿してくださるおかげで、
私たちはその些細で愉快な失敗談を
くすくす笑いながら読むことができるのです。
たくさんの投稿、いつもありがとうございます!
さぁ、週末恒例の「まつがい」特集。
今日もおもしろい話がそろってますよー。

母が紅茶を入れてくれたので、
私達兄弟はそれにミルクと砂糖を
入れて飲んだところ‥‥。
「何か薄いし、変なにおいがするんだけど」
そう言うと母は、
ほうじ茶にミルクなんて入れるからぁ」
と笑っていました。
お洒落なティーカップに入ってたんで、
全員紅茶だと思い込んでいたのです。
(サワウサ)
最近流行りの、マグボトルで、
毎朝、コーヒーを作って
会社に持って行っています。
「今日はアイス・カフェオレにでも
 しようかな〜」と、
コーヒーメーカーから外した
ガラスポットに牛乳を入れてっと‥‥。
傾けけたその紙パックから注がれた液体は
白くなかった‥‥。
朝食用に出していた、
100%アップルジュースでした。
せめて、紅茶なら、
「アップルティやねん」と
自分をごまかせたのに。
(さすがに、マズくて入れ直しました)
大学の講義中、
上下に自動で移動できる黒板の
下部分に先生が板書をしました。
上の方に移動するように、
先生は黒板の稼動ボタンを押しました。
稼働したのは黒板消しクリーナーでした。
動かない黒板を見て、
先生はクリーナーを消して
黒板の稼動ボタンを押しました。
(二つのボタンは黒板の近くにある)
主人が出勤した後、テーブルに、
仕事でも使っている携帯電話を
忘れて行ったことに気づきました。
困るだろう、急いで教えなきゃと電話をかけ、
呼び出し音が鳴ったと思ったら
主人の携帯が鳴り始め、
「誰から!?」と一旦受話器を置いて
携帯に向き直ると切れる‥‥。
「なんだよ〜」と思いつつ
またかけると携帯が鳴る。
受話器を置いて振り返ると切れる。
‥‥目の前の携帯に必死で電話してました。
主人には恥ずかしくて言えませんでした。
(まつ)
自転車に乗っていた私は
車と接触事故をおこしました。
救急車で搬送されるとき、
意識のはっきりしている私は
救急隊員の質問に答えていました。
「痛いところはありませんか?」
と救急隊員が言うので
「はい、こめかみのあたりが痛いです」
と言うと、救急隊員は私の眉間を触り、
「なんともないですけどねぇ‥‥」
と真剣な眼差し。そらそーやろ!
おもわず「それ、眉間やがな!」と突っ込む私。
それを聞いてた別の隊員が笑いながら
「突っ込めるから、大丈夫やなぁ」って。
(aju)
冷蔵庫をノックした方
いらっしゃいましたが、
うちの姉は、冷蔵庫の前で
スリッパを脱いだ
ことがあるそうです。
(ココ)
あなたの「まつがい」を
あなたが忘れちゃうまえにご投稿を。
下の「投稿する」ボタンをクリックし、
その「まつがい」の全体を、
だいたいの感じで書き記し、
できたところで送信ボタンを押してください。
大丈夫、大丈夫、お気軽にどうぞー。
それでは、また、明日。

イラスト:しりあがり寿


2009-08-01-SAT
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN