新着(しんちゃく)「言いまつがい」スペシャル! 〜その236〜
ある雨の朝の、まつがい電話です。 知らないおじさんの大声が こちらに応答する間合いも与えぬ早口で、 「おかあちゃん、おかあちゃん! いまバス停やけど、弁当忘れた、 弁当‥‥ あっバス来た(ガチャン)!」 20分ほど経って、2度目。 「おかあちゃん、駅着いたで! 弁当たのむわ、弁当(ガチャン)!」 おじさんの弁当は気になりますが 私は「おかあちゃん」ではありませんし、 どうすることもできません。 そして忘れた頃に、 かなり情けない声で3度目が。 「おかあちゃん! たのむわ、 つぎの電車に乗るからな!」 おじさんの勢いがすこし鈍ったスキに ようやく口をはさむことができました。 「あの、間違い電話ですよー!」 「えっ、ナニ? あっ電車来た(ガチャン)!」 いい年のおじさんがここまでこだわる 「おかあちゃんの弁当」。 おそらく奥さんだと思いますが、 女性として少しうらやましいです。 (るーぴょん)
外出から戻ると、 1件の留守電が入っていました。 でも、聞き覚えのない声の男性からで、 「○○という喫茶店で 待っています。 9時まで待っても 来てくれなかったら、 俺達もう終りだね」 という内容でした。 関係ない私がなんだか ドキドキしてしまって、 思わず喫茶店の電話番号を 調べようかと思いました。 でも、同じ名前の店が たくさんあるので止めましたが‥‥。 そんな肝心な電話を間違えるなよ〜って つくづく思いました。 (ひらりん)
つい先日かかってきたまつがい電話です。 夜中の2時に携帯がなったので、 目をこすりつつ出ると、 「○○君?」と女性の声。 「いえ、違いますけど」 「あれ? ごめんなさい間違えました」 1回目はそれで終了。 しかし、そのすぐ後にまたかかってきて、 「○○君?」とまたも同じ女性から。 「違いますよ」夜中に起こされたため、 いらいら声で答えると、 「さっき1分前に かかってきた番号だし、 リダイヤルしてるから、 間違うわけないんですよ!」 と何故か逆ギレされる始末。 「いや、そんな人知らないし、 迷惑なんですけど!」と怒ると、 「○○君、 あんたのそばにいるんでしょ。 代わってよ!」 と、とにかくしつこい。 頭にきて一方的に切ると、 それからもずっとかかってくるのです。 何度も何度もかかってくるので、 結局電源を切ってそのまま就寝しました。 が、朝起きると2件の留守電が‥‥。 一応聞いてみました。 1件目。 「さっきの人! そばに○○君、いるんでしょ。 あんた、○○君のなんなの? 電源切るとか卑怯よ! ちゃんとでなさいよ! ていうか、別にあんたと 話したいわけじゃないのよ、 あたしは ○○君と話したいんだから! ○○君、ちゃんと話そうよ‥‥。 いつも、○○君は 『俺がお前を好きばっかりで、 お前はそうじゃないんだ』 って言うけど‥‥ そんなことないんだよ‥‥ あたしだって、 あたしだって、○○く」 プー。時間切れ。 肝心の告白部分が気になり、2件目へ。 「○○君‥‥ひどいよ、 いくら電話に 出たくないからって‥‥ 女の人代わりに出すなんて‥‥ そんなに嫌わなくたって、 私、責めたりしないよ。 (鼻水をすする音がしてました) お金の事はもういいから‥‥ また電話するね‥‥」 結局、この後、 電話はかかってこなかったんですけど、 まつがいに気付いたんでしょうか。 そして、女泣かせで借金野郎の○○君。 気になります。 (原美弥子)
あれは初めて携帯電話とやらを 手にした大学1年生の夏。 るんるん気分で日々をすごしていました。 とはいっても、まだまだ 持っている人の方が少数派だった当時。 そうそう電話がかかってくることもなく、 発信のみという状況でした。 そんなある日のこと、 留守電のマークが点灯! 早速再生。 「あ、もしもし? ○○子? あのね、明日の授業、 課外になったから。 大切だから、 連絡網ちゃんと回してね!」 という声が。○○子さんではない私は、 連絡網がきちんと回されたのか 知る由はありません。 (相手は公衆電話だった)
学校では「電話連絡網」ってのがあって、 授業の変更のお知らせや、 行事の可否などを回すことになっている。 ある日、 「○○(姓)くん、お願いします」 という電話があり、 電話を取った小5の妹は、 「くん」を頼りにたまたま在宅の 中2の次兄に電話を代わる。 「はい。俺。代わりました」 と、次兄は内容をメモる。 で、自分の次の人へ連絡した。 その後、5人くらいまわったあと、 最後の人が最初の人に 「連絡が行き届きました」 みたいな締めをすることになっている。 と、ところが、 「そんな連絡をした覚えはない」 ってことになって‥‥。 原因究明‥‥最初に妹が次兄宛ではなく、 中3の長兄宛のものを伝達ミスしたのね。 っていうかぁ、 かけてきたクラスメイトも 疑いもなく伝言するか? そ、その前に次男よ、 友人かどうかわからんのぉ? ちゅう話よね。 再び、連絡取り消しのため 電話連絡網稼働になったのでした。 (声がそっくりな息子たちの母‥‥)
夜中の1時過ぎに私の携帯が鳴りました。 既に寝ていた体を起こして出てみると、 「ママ? どこにいるの? ママ?」 と、4〜5歳くらいの男の子の声‥‥。 5歳の男児を育成中のワタクシ、 横でイビキをかく息子を横目に、 「ママじゃないよ? 違うよ?」 と言って電話を切りましたが、 間もおかずに再度の電話。 「ママ? 何してるの? 帰ってきて? ウェ〜ン‥‥」 市外局番から察するに、 かなりの遠方からの電話のようであり、 オバチャン、この子が不憫でたまらず、 「オバチャンがいるよ? お布団に入ってごらん? ね? もうすぐママ来るから、 ネンネして待っていようね?」 その言葉に 「うん、うん。‥‥ス〜」 と、可愛く寝息を 立てはじめたボクちゃん。 でも、その後も気になって気になって、 その晩はなんだか 眠ることができませんでした。 ママは無事に帰ってきて くれましたかぁ〜!!!? (飲み会は気をつけよっと)
ある日、1本の電話が‥‥。 電話の人「Y病院ですか?」 私 「違います」 電話の人「Y病院じゃ ないんですか?」 私 「ええ、違いますよ」 電話の人「104に問い合わせして かけたのに!」 かなり怒っている様子‥‥。 電話の人「Y病院は何番ですか!」 行きつけの病院だったので、 診察券で調べて教えてあげました。 (スピカ)