新着(しんちゃく)「言いまつがい」スペシャル! 〜その242〜
かれこれ7年ほど前、 私がまだ大学生だったころ。 ある日の夕方、 北欧人の彼(今のだんな)から 電話がかかってきて 「研究室から帰ってきたら 変な留守電が入っていて、 何言ってるのか さっぱりわかんないから、 ちょっと聞いてみて」とのこと。 彼はほとんど日本語はできないし、 緊急の連絡事項かもしれないので 急いで彼のマンションに駆けつけて その留守電メッセージを聞きました。 パニック状態のあわてふためいた 中年の女性の声で 「もしもしっ、 ○○弁当(店の名前らしい)の なにがしでございますっ。 このたびはご注文いただいた 40個のお弁当を配達ミスで お届けすることができず、 ほんとうに申し訳ありませんっ! あのーあの、本当になんと お詫び申し上げればいいのか、 えーとあのー、あのう、 主人に代わりますっ」 続いてご主人と思しき中年男性が登場。 「あの‥‥本当に 申し訳ありません、 あの、あの本当に、 あのう‥‥、プツッ!」 これ以上録音不可能で、 留守電メッセージが突然切れていました。 どこの誰がかけてきたのか さっぱりわからないため、 「まつがい電話ですよ」 と教えてあげることもできず、 まして、外人さんのお宅へ 謝罪のまつがい電話をかけていたとは 夢にも思っていなかったでしょう。 あのお弁当屋さんのご夫婦、 その後どうなったんでしょうか。 (もるもる)
昔、住んでいた家の電話番号が 清掃会社、いわゆる汲み取り屋さんと 同じような番号だったみたいで、 よくまつがい電話がかかっていました。 ある日も、まつがい電話がかかってきて 「○○だけど、 汲み取りお願いします」 「いえ、間違っていますよ」と私。 その後、数回同じ方から まつがい電話がかかってきた。 しまいには 「何してんだよ。早くきてよ。 もうトイレから 溢れそうじゃないか!」 とお怒りモードでした。 そろそろ面倒臭くなってきていた私は 「はい。はい。すぐ行きますから」 って応えてしまいました。 その後、電話はかかってこなくなり、 トイレは一体どうなったのやら?! その節は失礼いたしました。 (大ちゃん。)
いまでもめったに留守番メッセージの 入らない我が家ですが、 引っ越ししたての頃、 メッセージ着信ボタンの点滅が。 わくわくしながら再生してみると、 「もしもし〜○○園です〜。 明日の午後2時頃、 ご注文の梅の木を お届けに上がりますので よろしくお願いします」 ひー。どうしよう! 梅の木が来ちゃうよ! って、うちじゃないって! うちは貧乏アパートです。 試しに待ってみましたが、 結局梅の木は届きませんでした。 よかったよかった。 (松竹梅)
ある日家に帰って 留守電を再生したところ、 「○×ツーリストです。 明日ご出発の ホノルルマラソンツアーですが 集合場所が変更になりました。 当初予定の駅前ではなく 直接空港ロビーまで お越しください。 お間違いないようお願いします」 とのまつがい伝言が。 これは大変だと思いましたが、非通知で しかも支店名も担当者名も 名乗っていないので もうどうすることもできませんでした。 マラソンに出るくらいの人だから、 走って間に合ってくれたことだろうと 無理やり自分を納得させました。 (まる)
以前かかってきた間違い電話なんですが、 ちょっと年配のおばさんの声で 「○○さん、私ですぅ。 こんなに遅くまで お仕事してらっしゃるのねぇ。 じゃあ、また。 無理なさらないでねぇ」 とか、 「今日はゴルフなのかしらぁ?」 など、ものすごく力の入った 色気声で留守電に入っていて、 まったく関係ない私が、 赤面してしまうくらい むんむんしたムードがありました。 こんな声を残せる力と気合に 感心してしまいました。 (直子)
この間お客さまのお宅に電話をした時、 声の感じで子供かと思い 「お父さんかお母さんは いますか?」 と言ったところ、 「おかあさんです♪」 と返されてしまいました。 (けろ)
今の電話番号を契約してかれこれ4年。 前にこの電話番号を契約していたのが コバヤシさんのようで、 未だに、コバヤシさん宛ての 電話が頻繁に掛かります。 毎回、違うお宅からのまつがい電話です。 相手「コバヤシさんのお宅ですか?」 私 「いえ、違います。」 相手「えっ? 番号○○○-××××ですよね?」 私 「番号は合ってますけど、 コバヤシじゃありません。」 相手「ええっ?? じゃあコバヤシさんは どこに行ったんですか?」 そんなこと知るか〜! また、こんな電話もありました。 私 「はい、もしもし」 相手「あ、コバヤシさんの 奥さ〜ん! ○○の家内ですぅ〜」 (相手のオバサマはすごく早口) 私 「あ、あの‥‥」 相手「先日はうちの仏壇に 参って頂いたそうで、どうも ありがとうございました〜」 私 「い、いやあの‥‥」 相手「私留守してましたでしょ〜? コバヤシさんがいらしたって 主人が教えてくれないもので お礼が遅くなって〜」 私 「あ、あの! うちは コバヤシじゃありませんけど!」 相手「えええええっ????? じゃあ、あんた誰????」 あんたこそ、だれやねん! 察するに、 コバヤシさんは年配のご夫婦です。 4年以上前に電話番号は変更したが、 住所は変っていない模様。 友人は多いが、新しい電話番号を 知らない人が何十人もいる。 上記条件に思い当たるコバヤシさん! 早く全ての友人に、 今のあなたの電話番号を 知らせて下さい! (shio)