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新着(しんちゃく)「言いまつがい」スペシャル!
〜その274〜


お届けしますよ、「まつがい電話」!
今日もどこかで、「まつがい電話」!
いつかキミにも、「まつがい電話」!
全国から寄せられたドラマティックな
「まつがい電話」エピソードです。
いやー、いろいろあるもんだなあ。
のんびりご覧くださいませ。


携帯を持ち始めて間もない頃に、
初めてかかってきた
間違い電話が忘れられません。
たった一言だったのですが
強烈な印象でした。寝起きのような、
すごくハスキーな年配のオバサン声で
「マリリンですけど〜」

「えっ? どなた??」
「アラ、ごめんなさいね〜」
で切れました。
オバサンでしかもマリリン。
彼女がナニモノだったのか
思い出しては色々想像する日々です。
(kaz☆)

私の携帯電話に
まつがい留守番伝言が入っていました。
伝言を再生してみたところ、
女性の必死な声で
「サンプリングの広沢ですが、
 春雨1045が
 今週中に届くと思いますので
 春雨1045が届き次第
 連絡していただけますで
 しょうか。
 ほかの三品については
 また後ほどお送りします」

と入っていました。携帯の履歴をみたら
実は3日前にも同じ番号が入ってました。
それ以来、春雨1045の行方と
ほかの三品の名称が
非常に気になっています。
(misaki)

部活の先輩(女性)の携帯に、
頻繁に留守電が入っていました。
男の声で、
「あっ、ジミーだけど、
 またかけなおすね」

という内容でした。ジミーって誰‥‥。
哀れなジミーは、
まつがった番号を押し続けて、
何回も先輩の携帯に電話を
つないでしまっていたのでした。
でも先輩は度重なる間違い電話に
気持ち悪くなって、次にかかってきたら
男子部の1年生(Kくん)に
代わりに出てもらうことにしました。
電話が鳴りました。
Kくん
「もしもし、ジミー?」
ジミー「えっ」
Kくん
「ジミーごめんね。電話出られなくて」
ジミー
「えっ、なんで
 ヤマブチさんがいるんですか?」

ヤマブチさんて誰‥‥。
Kくん
「もう、しっかりしてよジミー。
 番号間違ってるし、
 僕はヤマブチさんじゃないっすよ」
ジミー
「ヤマブチさんじゃ
 ないんですか?」

だからヤマブチさんじゃないってば。
番号をまつがえた上に、Kくんを
ヤマブチさんとまつがえたジミー。
今頃彼は何をしているのでしょうか。
(卓球部員)

昔、留守電に自分の声で
メッセージを入れるのが嫌で、
「007」のイントロを
BGMにしてました。
ある日、留守電に着信ランプが
点滅していたので再生してみると
小学生くらいの男の子の声で
「なんだ? こりゃ?!」と。
すいませんね、オカシな趣味で。
(tapi)

ある日、留守電に
男性の声でメッセージが。
「もしもーし、
 わたくし○○と申しますっ。
 え〜っと、
 番号を間違えて
 しまいましたーっ。
 どうも申し訳
 ありませんでしたーっ。
 それでは失礼しますーっ」

ちゃんと名乗って謝る
律儀なまつがい電話でした。感心感心。
(まめ吉)

この間、友達の家に
約束が変更されたことを伝えようとして
電話をかけました。
「もしもし、あ、Aちゃん?
 あのな、
 今日行けそうにないんよ」

「‥‥」
「ほんと、ごめんなぁ〜。
 ごめん、Aちゃん?
 聞こえてる?」
「どちらさんですか?」
電話の向こうからした声は
まぎれもなく私の祖父でした。

「あ、ごめん、うわ〜‥‥」
「間違い電話ですね?」
そこで会話は終わりました。
祖父の家にかけることがよくあるので
指が勝手に動いてしまいました。
おじいちゃん、その節は失礼しました。
でも孫だったということにも
気づいてください‥‥。
(けろけろ)

ちょっと不思議なまつがい電話です。
先日、母がいつものように
私の家(一人暮らし)へ
電話をかけたら男の人が出たとのこと。
まつがい電話をしてしまったことに
気付いた母は先方に謝り、
改めて私の家へ電話をしてきました。
その電話での母の言葉。
「けど不思議なのよ、
 この電話もさっきのも
 おんなじ着信履歴から
 かけてるんだから!」

電話機の履歴を見ても、
確かに番号まつがいは
していないのだそうです。
「彼氏がきてるんじゃないの〜?」
と母は言いますが、
そのときは一人でした。未だに謎です。
(そしてあの男の人は一体誰?)

自宅の留守電に入っていた
「ご注文の△△が
 入荷致しました」

というメッセージで
サンタクロースの正体がバレました。

まつがい電話でもなければ、
特に変わった点もない
普通のメッセージでしたが、
記憶に残る最もドラマティックな
留守電メッセージは
間違いなくコレですね。
(マヨエ)
「先生はどうして
 音楽の先生になったんですか?」

というメールが
携帯に来たことがあります。
先生ではないし、
アドレス違いをかいくぐってるし。
(タケト)

以前、関西に住んでいた時に
かかってきたまつがい電話。
夜の12時近くに、
「オレやオレや!」
と、ちょっと渋くて太い声が。
私に向かってオレなどと言う人は
父しかいないが
もう10年も前に亡くなっているし、
ダンナはオレとは言わないし、
それに隣の部屋で寝てるし‥‥。
「あのお‥‥どちらさまでしょうか?」
「わかるやろ、オレやがな。
 今なにしとるんや?」

とめちゃめちゃ甘ったるい、
ささやくような口調に。バックには
ムードミュージックが流れている。
ようやく事情がのみこめたので、
「違う番号に
 おかけではないでしょうか?」
「何を気取っとるんや〜!
 なあ、ええやろ?」

「番号違いですから切りますね。
 スミマセン」
(なんで私が謝るんだ?)
すると、すぐにまたかかって来た。
「オレや〜。
 
なんで切るんや〜。
 冷たくするなや〜。
 オレが悪かったから
 そう怒らんと〜。
 たのむわ〜」

仕方がないので、
「オレは隣の部屋で寝てますけど‥‥」
と言ったら、いきなり切られた。
(我が家のオレオレ事件)

外出先から帰宅すると留守電のランプが
点滅していることに気づきました。
さっそく再生してみると、
声が入っていない。でも、ときどき
「カサカサ」とか「カチャ」とか
わずかな音が入っているのです。
「なに? 新手の無言電話? 誰よ?」
と思ってずっと聞いてたら
ようやく最後のほうになって、
かすかに「‥‥にゃー」という声が。
「にゃー」?
うちの電話機はFAXもついている、
わりと平ぺったいカタチのもの。
それが窓ぎわの、
陽当たりのいいところに置いてある。
ということはつまり!
この聞き覚えのある声は!
‥‥犯人はウチのネコでした。
(akemi)

以前使っていた番号には、
たくさん「まつがい留守電メッセージ」を
もらいましたが、
いちばん困ったのは、
お母さんらしき人が、
「ほら、言いなさい」
と小声でささやいたのち、
5歳くらいの男の子が泣きながら、
意を決した様子で
「○○ちゃん、ごめんなさい。
 もう、その服へんなのーって
 言わないから
 明日も仲良くしてください。
 ごめんなさい。うえーん」

うちは○○ちゃんちじゃないよ〜。
と言ってあげたかったのですが、
留守電だし、その頃は
ナンバーディスプレイもなく、
どなたかわからなかったので
どうすることもできませんでした。
彼は○○ちゃんに
許してもらえたのでしょうか。
(あゆ)

うえーん。仲直りの電話、泣けるわー。
明日も仲良くしてください。うえーん。
何度読んでも泣けるわー。
みなさまからのメール、大募集中でございます。
どのような「まつがい」であろうとも
広く受け入れますので、お気軽にご投稿ください。
書籍『言いまつがい』も好評発売中です。
携帯版「言いまつがい」もよろしく。


手持ち無沙汰な時間よ、さようなら!
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おたのしみいただけますよ。
よかったら、お友達にもすすめてくださいね!

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