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新着(しんちゃく)「言いまつがい」スペシャル!
〜その298〜


さあさあ、元祖「言いまつがい」です。
いわばノーマルの「言いまつがい」です。
「まつがって」いるのに、
ノーマルもなにもないですが、
それほど「言いまつがい」が
多様化してきたということです。
ふつうにニヤニヤしていただきましょう。
今日も傑作ぞろいです。

職場での話。ある日お客様が来て、
新人が応対に出ました。お客様に
「○×さんいますか」
と聞かれ、取り次ぎに行ったものの、
○×さんは不在だったため、
新人はお客様の元に戻って
「あいにく○×は
 不在でございますが、
 ただいま
 変わり者が参りますので
 少々お待ちください」

とのたもうた。まわりの社員は大爆笑。
(助詞は大事)

会社で、経理担当をしています。
銀行から出金して
現金を用意しておかねばならなくなり、
上司に認印をもらうため、
元気に宣言しました。
「ハンコ行くので銀行ください」
もちろん大笑いされ、
自分も笑いながら言い直しました。
「銀行行くので現金ください」
(そんな経理担当)

何年か前、代理店への営業をしていた。
2ヶ月に一度の代理店の
店長さんが集まる会議で、
マイクを前にしたら緊張して
「もしもし」
と始めてしまった。
支店長や部長が立ち並ぶ場が
いきなりなごんだのは言うまでもない。
だっていつも電話で喋ってたんだもーん。
(苺姫)

電車の中での、おばさん達の会話。
その方は、
新製品のフリースを着てるようで、
素材について説明をしていました。
「これな、なんか
 新しい素材使てるらしいねん。
 なんや、あのNASAで、
 宇宙の、
 宇宙人が開発したらしいで」

開発者は、何星人なんだろう。
(矢追さんなら知ってる?)

中華料理の材料を買いにいった妻が、
混み合うスーパーでやってくれました。
忙しそうに立ち働く店員を呼びとめ、
周囲の喧騒に負けまいと大きな声で、
「タケノコの水着、
 どこにありますか?」

水煮だろう‥‥?
(ひよ)

深夜、TVを見ていて
ピアノを弾いている女性の
指の動きが華麗だったので、
誉めようと思い、出た言葉は
「うび、めっちゃゆごいてんなぁ」
(Lapis)

つい先日、同僚に教えてもらった
中華料理店の話をしようとしたとき、
「あの、ピャーハンが
 おいしいっていう‥‥」

と、言いまつがってしまいました。
チャーハンとピラフが
混ざってしまったようです。
(ますてる)

コンビニでおにぎりと
お茶を買った時のこと。
レジに「308」って出たのですが
千円札や百円玉がなかったので
1万円札と8円を会計皿におきました。
会計していたバイトのおねーちゃんが
「308円です」って言おうとする直前に
1万円札を置いちゃったのです。
おねーちゃんはきっと心の中で
「あ、1万円だ」と
「308円だ」とかなんとか
同時に思ったのでしょう。
「3万8円です」
って言われちゃいましたよ。
さらに、あせったおねーちゃん、
「まちがえました!」と「すみません」
が混ざっちゃったのでしょう。
「まちがえません!」
きっぱりと。
(そんな高い昼食はイヤ)
かなり偉い上司の会議中の発言。
部下が提出したプランを指して
「この場所でやるには、
 いわく感がある」
とバッサリ。
部下が納得できずに食い下がると
「キミは、
 いわく感を感じないのかな?」

違和感? いわくありげ?
誰もこわくて指摘ができないまま、
上司は「いわく感」を連発しながら
会議は滞りなく進行していったのでした。
(bw)
隣の部の、定年も近いある部長さんの
電話でのやり取りが聞こえてきました。
「俺の末端がおかしいんだよ!
 いくら打っても
 反応しないんだ!
 これはオレの
 末端のせいじゃないのか?
 ナニ、サーバー?」

それは「末端」じゃなくて
「端末」だろ‥‥。
しかし部長さんは
ずーっと「オレの末端」で
メンテナンス部門と話を通していました。
「オレの末端が固まって‥‥」
(にっしー)

ある日曜の朝、
スクランブルエッグを作ろうとして
コショウの容器を一振りすると、
粗挽きタイプのコショウが
たくさん卵に出てしまいました。
卵には黒い点がたくさん。
母が細かい挽きのコショウから
粗挽きに買い替えたため、
私は知らずにいつもの調子で
容器を振ってしまったのです。
これじゃあコショウがききすぎるなぁ、
と思っていたところに
姉が起きてきました。
そして姉もスクランブルエッグを
作ろうとしてるではありませんか!
姉にコショウがいつもと
違うことを教えねば! 
と思うも肝心な時に
「粗挽き」の単語が出てこない!
そして姉が卵に
コショウを振ろうとした時、
私はやっと言えました、
「お姉ちゃん、そのコショウ、
 荒っぽいから気をつけて!」

(こぶぶ)

ウチの乗馬クラブの先生は
とってもユニーク。
先日、会員さんの一人が、
テレビでも紹介していた
「台風18号で落ちたリンゴで
 作ったジュース」
を差し入れてくれたとき。
「これがあの、
 台風18号で落ちた
 りんごで作ったみかんか!」

(びん入り娘)

数年前、産学連携についての会議の席上、
ある高名な先生が、
「大学は、
 象牙の塔であってはいけない」
という趣旨で、
「大学は、
 とうげのぞうであっては
 いけない」

とおっしゃいました。
出席者一同思わず下を向きましたが。
途方にくれる「峠の象」のイメージが
しっかり脳裏に焼きつきました。
もしかしたら、
言いまつがいではなかったのかも。
(ぴぃ)


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2004-12-08-WED
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