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『言いまつがい』の本では、 みなさまから寄せられたネタを 47のジャンルに分けて掲載しています。 このコーナーでは、 いち早く『言いまつがい』に目を通し ひとしきり笑い転げた「ほぼ日」乗組員が、 各自おすすめのジャンルについて 勝手に熱心に語っていきます。
「ほぼ日」乗組員、酒屋の娘、スガノヤです。まいど。 高校生のとき、親にひとりで店番をさせられて、 電話に「スガノヤざす」「スガノヤでごぜえます」 「井上ぴゃまですね」と出たのはもちろんのこと、 「いつものお米ください」 「出雲のお米? 出雲のお米でござるね」 というようなことを、さんざんしでかしていました。 店員というものは、店内に身を置くそのとき、 店のピーアールリーダー、 商品を知りつくした語り部(ジ・エンド・オブ・物流)、 そしてなによりも、愛想の帝王にならなくてはいけません。 目の前にいるのは、二本足で歩き 深いまなざしでこちらを見、財布を開こうとまでしている ニンゲンの「お客さん」ですから、 店員は、重要な任務を、ときには時給何百円で 朝から晩まで背負っているのです。 こんな状況ですからね、 ザックザク、出るわ出るわ、言いまつがいが! もくじにある「店員」のページを繰ってみましょう。
welcome=ませ! いらっしゃいませ! どうぞごらんになってくださいませ! ありがとうございませ!
わはははは!身もだえ。 いやー、疲れるほどに、くり返したんですね。 現場にいるお客さん、店内スタッフ全員に 真顔で見つめ返される、言いまつがった人! そのまつがいは、客と商品と店を いっぱいいっぱいに大事にしているからこそ、 日の目をみたのです。 こんなとんちきで魅力的な店員さんたちがつまった 『言いまつがい』の「店員」シリーズに わたくしは、底知れぬ愛を禁じえませ! 2004-02-07-SAT |