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『言いまつがい』の本では、 みなさまから寄せられたネタを 47のジャンルに分けて掲載しています。 このコーナーでは、 いち早く『言いまつがい』に目を通し ひとしきり笑い転げた「ほぼ日」乗組員が、 各自おすすめのジャンルについて 勝手に熱心に語っていきます。
しんがりに控えしは。 「ほぼ日」の「ミス定期」 (既婚なので、経歴詐称。流行ってるし。)こと、 りかでございます。 どちらさんも、こんにちわ。 「言いまつがい」に「ミス定期」!? なんのこっちゃ、 と思ったあなた! そう、そこの! はい、ご注目! 珠玉の「言いまつがい」が並ぶこの本の、 すき間をうめるがごとくにちりばめられているのが、 「ミス定期」と「寝ぼけメモ」なのです。 「ミス定期」は、後ほどくわしく紹介しますとおり、 定期券をきっかけにしたある“まつがい”の風景 (それをミステイク=mistakeとかけたのが 粋なところ!)。 「寝ぼけメモ」は、眠気と闘う人生の一瞬を 鋭く切り取った、問題作。 まあ、おまけみたいなものです。 おまけ? なにおぅー! はっ。興奮するところではありません。 でも、わたくしこのおまけ、涙なくしては読めません!! なぜなら、そこにあるのは、 赤裸々なわたくし自身の姿でもあるのだから!! たとえば、「ミス定期」の発端のひとつである、これ。
わかりますわかりますもえこさん! ここにいますよーあなたの仲間が! わたくしも過去、やっちまってまっすよ、 おなじこと。改札で家のカギ、家の前で定期券。 基本です。わたくしの場合、さらには、 ・朝食後、ビタミン剤を飲もうとして ビンから手にざっざっと乗せたらナメタケだった。 ・コーヒーに牛乳を入れようとして、 冷蔵庫下段から牛乳をとりだして注ぐはずだったが、 流し台の下からサラダオイルを出して注いでしまった。 などがあります。恥ずかしながら。 こういうの、なんていうんでしょう。 わたしに言わせれば、まつがえてはいないんですよ。 いやちょっとまってお客さん、もうちょっと聞いて。 たしかに、「○○しまつがい」ではあるんです。 だしまつがい、やりまつがい。 でもね。銀河系クラスのおおーーーきな目で見ると、 「お風呂に入るために扉状のものを開く」 「家に帰るためにかばんからものを取りだす」 なんです。 ね、ほら。あたしまつがってない! あっ。だれもいない。 ごめんごめん、もう少し聞いてください。 本書には、こんなのもあるんです。
アルアルー! アルアルー! 「ひとり『100人に聞きました』」状態ですが、 目からは涙があふれてしまいます。
アルアルー! アルアルー! アルアルー! わたしは苺のヘタ取り、卵割りなどで、 実の方を三角コーナーに直行させることがあります。 あーなんなんでしょう。 言いまつがいともちょっと違う、このおかしみ。 まわりから、「‥‥大丈夫?」 と声を掛けられたときの寂寞感。胸キュン。 人生の泣き笑いが同時に味わえます! みなさんもどうですか! いやですか! そうですか! だれかー! さらに「寝ぼけメモ」には、
‥‥‥‥‥‥。 人間って、ほんとに不思議ですね。 ほんとうに飽きません。 では「俺と言いまつがい」、ひとまずお別れです。 あとは本を手に取ってお楽しみください。 2004-02-13-FRI |