糸井 |
会社が、管理を中心にして
動くような会社になったら、
その会社の寿命は終わってると思うんです。
管理っていうのはあくまでも補助輪で。 |
田中 |
はい。 |
糸井 |
だけど、ほとんどのちゃんとした会社って、
管理が中心ですよね。
でも、それでは、生む力がないわけです。
生む力がないってことは、
もうなにも熱を持ってないことになる……。
そうならないようにする、
っていうことが大事なんだと思っています。 |
田中 |
程良いカオスの入れ方みたいなのは、
仕事をしていて、意識されてるんですか? |
糸井 |
「ほぼ日」の事務所で言うと、
アイデアの発電機が、個人なんですよ。
それぞれ、ちょっと理解しあいながら、
ぜんぜん理解できない部分も含めて、
仕事で組まなきゃいけなくなったりする。
そうすると、企画が
ねじれたり止まってみたりするんですよ。
それは、大事なんだと思っています。 |
田中 |
できるだけ人が散らばる採用が
大事ということですね、まとめると。 |
糸井 |
まぁ、そうですよねぇ。
真冬にね、餌を探しに行くような時代ですし。 |
田中 |
(笑) |