がんばれ自炊くん!
「ふだん食」はじぶんで作るって、どう?

キャベツの大活用
〜まだまだあるでな、キャベツ1玉料理〜


新しい週が来たのう!
自炊人たちはどんな週末を過ごしたかの? 
わしは散歩がてら街に出て、
スニーカーを物色し、映画を一本見たぞ!
わしは映画のなかで主人公たちが
どんなメシを食っとるのかが
いつも非常に気になってしまう。
というかそれを心から楽しみにしとるのじゃが
昨日はうっかりホラー映画に入ってしまっての。
食事どころの騒ぎじゃなかったわい。かっかっか。
帰りにデパ地下に寄って
いつもは買わないようなちと高い豆腐を買った。
旨かった! たまにはゼイタクもいいものじゃな。
ふだんは買えんがな。

   

さて、週末にまとめて平日の自炊のための
下ごしらえをする自炊人もおられよう。
(わしは、その日暮らしで、つくりおきは
 あまりしないんじゃがな)
まずは、そんなメールの紹介じゃ。
休日に、キャベツをたっぷり使った餃子をつくりおく、
という自炊嬢の、休日一日のレシピじゃよ。
(長文覚悟!)

●平日、残業でごはんなんて作る気力の無い帰りの電車で、
 「あ、でも冷凍庫に餃子がある」と思うと、
 ちょっとラクになるんですよ。
 なにしろお湯沸かして茹でるだけですし、
 炭水化物も、たんぱく質も、ちゃんと一品で入ってる、
 という安心感もありますし(苦笑)。
 ではお休みの日に、
 キャベツを一個使い切ってしまいましょう。
 <朝食>
 朝は1/4個をいいかげんにざく切りにして、
 こんがり炒めたベーコン、
 チキンブイヨンの素、塩、胡椒と一緒に
 少なめの水で“スープと煮物の中間”くらいの感じで
 頂きます。
 <昼食>
 昼は目もさめて細かい作業も大丈夫でしょうから、
 1/4個を気合いを入れた千切りにし、
 大きめの鉢にこんもり盛って、削り節、
 白髪葱を多めに乗せておきます。
 大さじ1〜3(好きなだけ)の胡麻油を熱して、
 一筋ケムリがたったら、
 削り節の上からじゅ〜〜〜っという音を楽しみつつ
 かけます。醤油をまわしかけて、全体をよく混ぜて、
 頂きます。
 <夕食>
 さて、お昼を食べたら、3時くらいから
 “作業”に入ります。
 1:強力粉500gに水280ccを少しずつ入れながら、
   こねます。よーくこねたらひと固まりにして、
   よく絞ったぬれ布巾をかけて、休ませておきます。
 2:『キャベツ半分を軽く茹でるか、
    電子レンジにかけてから
    みじん切りにし、水気をしぼったもの』
     +
   『合い挽きか豚挽き肉(豚バラを自分で細かく
    切ったほうが勿論美味しいです)350g』
     +
   『生姜ひとかけのすりおろし、醤油大さじ1、
    酒大さじ1』
   以上をボールに入れ、ねばりが出るまで
   こねまわします。
  3:まな板に手粉を打って、休ませておいたタネを
    4等分〜更に4等分〜更に3等分、で
    計48等分します。
    タネは乾きやすいので、必要分だけ切り分けつつ、
    残りはぬれ布巾の下に隠しながら作業して下さい。
   手粉を打ちつつ、一個分のタネを麺棒で丸くのし、
   “2”の中身を詰めていきます。
   バット等があればいいのですが、
   足りないでしょうからお弁当箱も
   四角いお皿も総動員して、
   やはり薄く粉をしいて並べます。
   (これは時間がかかります。音楽をかけておいたり、
    TVを眺めながら、気長にやりましょう。)
  4:その時のお腹の空き具合に合わせて
    8〜12個程度を残し、
   冷凍庫に入れて後日のお楽しみとします。
  5:鍋にお湯を沸かしてゆったり茹でて水餃子にしても、
    普段と同じようにフライパンで焼き餃子にしても、
    美味しく頂けます。
    醤油とラー油も良いのですが、
    ワタシは醤油と豆板醤におろし大蒜
    を少しだけ入れたのが好きです。
  (mia.)


mia殿は、自炊を非常に楽しんでおられる印象が
とてもよいのう! 
昼食のナゾの料理、非常に旨そうじゃな。
サラダとも言えるし、お好み焼き的な味もしそうじゃし。
夕食の餃子は完ぺきじゃと思うが、
「強力粉500gに水280cc」が、
自炊初心者には、やはりわかりにくいかもしれんな。
(じつはわしもあまり数字が得意ではないのじゃ。
 自分でもまず、計量しないんじゃよ)
通訳すると、「強力粉500g」というのは、
市販の小麦粉には500gパックがあるからそれを丸ごと。
水280ccというのは、500mlのペットボトルに半分強。
そう考えるとわかるじゃろ?

   

続いては「超カンタンキャベツカレー」じゃ。

●ずばり、キャベツカレーをお奨めします。
 これは、「困ったときのカレー味」という
 コトワザにもあるとおり、キャベツをカレー味で
 食するというものであります。
 <材料>
 キャベツ大量
 豚肉少々
 好みのカレールー適量
 <作り方>
 まず熱した鍋に、油をいれ、豚肉を投入します。
 さらにキャベツを投入し、炒めます。
 水と、カレールーを入れ、煮ます。
 出来上がり。
 加熱する時間についてはかなり自由どが高いです。
 生でも食べれるキャベツの本領発揮で、
 シャキシャキの歯ごたえを楽しむもよし。
 この場合は、10分程度の調理時間で、完成します。
 煮込んで、トローリとしたキャベツの味を楽しむもよし。
 一晩置くと、美味いのは言うまでもありません。
 調理時間によって、まったく別もんの味になるので、
 ぜひ多めにつくって
 時間ごとに楽しんでいただきたいと思います。
 いずれにしても、それぞれに、
 キャベツの甘味を楽しむことができます。
 もう一つ、キャベツの切り方でありますが、
 煮込み時間の少ないときは小さく。
 煮込み時間の多いときは、できるだけ大きく、
 切って下さい。(かたおか しょうじ)


これはほんとうにカンタンにできるようじゃ。
市販のカレールーは、それなりの味が再現できるように
つくられておるから、失敗もないじゃろう。
ひと工夫するなら、水のかわりにトマトジュースや
野菜ジュースを使ってみてはいかがかな?
同じカレーでは、自炊人Trainee殿から、
シーフードカレーにキャベツ1玉をミキサーで
ペーストにしたものを入れるというアイデアを
いただいた。それもよく合いそうじゃな。

  

次は「キャベツのミルフィーユ」とな!?

●私の得意キャベツ料理を教えます。
 ラザニアのキャベツ版、キャベツのミルフィーユ、
 どちらでも好きなように呼んでください。
 〜材料〜
 ・キャベツ 1玉
 ★たまねぎ
 ★にんじん
 ★マッシュルーム(★は残り野菜で適当に)
 ・ひき肉
 ・塩・胡椒
 ☆トマトの水煮
 ☆ローリエ・・1枚
 ☆コンソメの元
 ・パン粉
 〜作り方〜
 キャベツは芯をくりぬいて、大きめなナベで軽く茹でます。
 ゆでたら、一枚一枚はがして、
 平らになるようにして下さい。
 キャベツの芯と、★を全部微塵切りにし、混ぜておく。
 ☆を煮込む。(スープというより、どろどろの方がよい)。
 耐熱皿(グラタン皿)にバターを塗り、
 キャベツ、芯と★を混ぜたもの、
 ☆を順番になんども何度も重ねる。
 キャベツは3枚ひと組の方が、甘味が出て美味。
 オーブンで焼く。焼きあがる、と思ったときにパン粉、
 粉チーズ(とろけるチーズ)をお好みで上にかけて、
 焦げ目がつくまで焼き上げる! 完成!!!
 オーブンに入れる前、パン粉、粉チーズをかけずに
 一度焼いておけば冷凍できます。
 働いている人の夕食にもお勧め。
 レンジで解凍し、最後にちょっと焼き上げるだけです。
 トマトソースがしみわたりとってもおいしいです。
 ぜひお試しあ〜れ!(Makiko Iizuka)


好きな野菜や、残り野菜が使えるのが
自由度が高くてたいへんよい。
ひき肉は、牛でも豚でも鶏でも
それぞれ、違った味が楽しめそうじゃな。

ではまた明日じゃ。まだまだキャベツレシピが
控えておるでの!

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みなさんのレシピ、募集しています。
メールでjisui@1101.comまでお送りくださいね。

もちろん、この議題以外のレシピや
自炊に関することがらの
いろんなおたよりもお待ちしていますよ!

ワシじゃ。メール待っとるぞ。

2000-07-31-MON

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