塩をつくる!
私が小学5年生のときにやった研究は
「海水から塩をつくる」というものでした。
その年はやる気があったんですね。
海の近くにあるおばあちゃんの家に行ってやりました。
半年に1回ぐらいしか
おばあちゃんの家には遠くて行かないので、
祖父母ともに一生懸命かわいい孫のために
がんばってくれました。
工程としてはこんなものでした。
1.海水を2リットルぐらい
ペットボトルに入れて持ち帰る。
2.煮詰める。
3.ろ過する。
4.再び煮詰める。
5.結晶化してきたところでキッチンペーパーの上に広げ、
3日ほど乾燥させる。
6.出来上がったものを観察し、レポートにまとめる。
本当に塩ができて感動した覚えがあります。
海のしょっぱさの原因はこれだったんだぁ、
みたいな感じで。
味は確か普通の塩よりしょっぱかったような気がします。
当時、進研ゼミをやっていて、
夏休み研究キットとして顕微鏡がおくられてきていたので、
塩の結晶まで観察したりして。
しかも市販の塩との比較とかも添えて。
かなりのこだわりようでした。
今でも家にその塩は保管されています。
これも1つの夏の思い出です。
ちなみに、書いたレポートはなぜか先生の目にとまり、
市の研究展みたいなものに出されました。
そのとき、字が大きすぎるということで、
1日かけて全部レポートを書き直させられてしまって
(しかも内容を付け加えて)‥‥あれは大変でしたね。
というか今考えてみると
「やらせ」が入っているような‥‥。
(17歳・綾) |