こんにちはー。
今週に入ってから現役の小中学生のおともだちから
「まだ研究テーマが決まりません」
というメールが届きはじめました。
読んでいるこちらもドキドキしてきます!
いつも遊びに行っている公園や
道端の植物に注目してみてはどうでしょうか。
今日は「押し花」に挑戦したおともだちの発表から
読んでいってみましょう。
押し花は一日にして成らず
小学校1年だったと思います。
夏の課題研究で、私と一つ上の兄と二人で
押し花を作りました。
私たちが採ってきたのは、
近所に生えているオオバコやクローバー、
カラスノエンドウ、ペンペン草など、
「花」というよりほとんど「雑草」。
まあ、これはご愛嬌ですが、問題はここから。
すでにこの時点で、
日時は8月も末、31日となっておりました。
私たちは採ってきた草花を新聞紙の間に挟み、
百科事典を重石がわりに乗せましたが、
なかなか押し花になりません。
1時間おきに広げてみては
「できないねえ」「どうしよう」と相談しました。
しかし、そもそも押し花というものは、
何日も何カ月も本などの間に挟んでできるものであって、
1日2日で作るものではありませんよね。
それを促成栽培(?)しようというのが
甘かったわけですが、
そんなこと子供の私たちが知るわけがありません。
きっと何か方法があるはずだ‥‥、
私たちはそう思ったのです。
その時、兄が言いました。
「そうだ! きっと、重さが足りないんだ。
もっと重ければきっとぺちゃんこになるよ」
そこで私たちは、家中の百科事典を持ち出して、
押し花の上に積み上げたのです。何冊も何冊も積み上げて、
重石というよりほとんど本のタワーができたときです。
ぐらり、と本が傾いて‥‥がらがらがっちゃん!
分厚くて重い百科事典が窓ガラスに勢いよく当たり、
ガラスは見事に割れてしまいました。
「あれは高くついたなあ」と、未だに母は言います。
ちなみに結局、押し花は父がアイロンで仕上げました。
(押し花はむずかしい)
押し花をつくろうと思っているみなさん!
今すぐ草花を取りに行ってくださいー。
今日ならまだ間に合いそうですよ!
いや。おとうさんが数時間で仕上げちゃったんですね。
名は体を表す
私は小学校の高学年になるまでは
近所の雑草を調べて毎年ネタにしてました。
ある年は「押し花」にしたんですけど、
名前がわからない花を片っ端から採取&挟む。
そんなことを繰り返しながら
自然乾燥を待っていること1週間、
家の隅に置いてあった挟んでいる電話帳から
スゴイ異臭が。
ビックリして中をあけたら
とある蔓草がとんでもなくにおってました。
急いで図鑑で名前を調べたら
「ヘクソカズラ」と書いてありました。
一瞬目を疑いましたが臭いで妙に納得!
結局堂々と解説までつけてそのまま提出しました。
今思い返すと先生に悪いことしたな。
でも、あの事実が一番の研究成果でした。
今でも忘れられないです。
(まめかん)
まめかんさんは計画的に押し花製作。
強烈ににおってきたのは、その名も「ヘクソカズラ」!
気になったので調べてみたら、
意外にもかわいらしい花でした。
そんな名前はかわいそうだと「サオトメバナ」、
「ヤイトバナ」という別名もあるそうなのですが、
悪臭のインパクトには勝てず定着していないのだとか。
自信のオリジナル研究
小学校5年のときの自由研究で、
「カヤはなぜ切れるか」というのをしました。
薮にうかつに手を伸ばすとカヤで切ってしまいますよね。
あの痛さ悔しさから発想した題材でした。
顕微鏡で覗いてみると、
予想通りカヤの葉っぱの両端には
細かいノコギリ状の刃がついていました。
しかも必ず先の方を向いています。
つまり、根元の方へ向かう動物を
迎撃する形状だったのです。
結局研究といってもただそこまでで、
広がりも何もなかったため、
たいした話題にもなりませんでしたが、
私としてはオリジナルな発想から始めて
オリジナルな結論に結びつけられた、
自分史に残る傑作だったなぁと思い出しています。
(おだんご)
着想・考察・結論と、納得のゆく自由研究だったのですね。
そんな経験ができて、ちょっぴりうらやましいです!
麦茶で育てる
小学校6年生の時の自由研究で
「カイワレ大根の育ち方」をやりました。
ただの成長記録ではなく、スポンジを浸す液体を
「水道水」と「麦茶」にして、
どう成長が変わるかを観察しました。
麦茶の方が成長が遅く、
味もやや辛目という結果を得る事ができました。
しかし、何故麦茶で育てようとしたの、私。
何故止めてくれなかったの、両親。
(モリノク)
麦茶‥‥。夏はたいてい冷蔵庫に入ってますものね。
育ちは遅いだけできちんと育つんですね!
茎の色は白かったのでしょうか。
アイスコーヒーやしょう油でも育つ?
んー、気になってきました!
現役小中学生のみなさん、参考になりましたかー?
「今年はこれにしたよ!」という報告も待っています。
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