ボサノバをつくった男。
ジョアン・ジルベルトが日本にやってくる!

ほぼ日枠で行ってきました、ジョアン。その5

ほぼにちわ。今日も、ジョアンの感想メールを紹介します。
じつは、紹介しても紹介しても、
まだまだあるのです。いまだに毎日届いています。
こうしてここに紹介することが
「ほぼ日」のやくわりかな、と思っています。

きょうもまた、たっぷりの余韻を、どうぞ。




ってきました。
帰宅してワインを飲み、ひと息ついたところです。
感動した、のひとことなんですが、
音楽的なことは識者の方たちにおまかせするとして、
感想だけどこかに言いたくてメールを書いています。
ひとりで行ったのですが、正解。
コンサートが終わった後に、
誰とも喋りたくもないし、余分な音も聴きたくない。
そんな気持ちになるコンサートはめったにありません。
72歳のジョアンが喋りもなしでぶっつづけの演奏、
すごかった。
終わらなかった。3時間45分ぐらいでしたでしょうか。
たくさんお話をされていた(ぜひ訳を載せてください!)。
しきりに、エアコンのせいで
喉の調子が悪くてゴメンナサイ、と言っていて、
それはおそらくそうだったんでしょうけど、
演奏の迫力は何倍もすごかった。
そして、ほんとうにこちらの心に向けて
真心を伝えてくださいました。
Japan、とため息をつき、
替歌にしてうたってくれたときは胸がつまりました。
もう、最後は手を叩くのも忘れるほどの感動でした。
ありがとう、と伝える手段があれば伝えたい。
(すずき)


かったです、ついさっきまでの事って、
半分夢みたいで現実離れした時間だったんですけど、
やさしく歌ってなぜこんなに力強い!?
とずっと不思議でした。
ジョアンさんからもくもく
スモーク出ていた感じで興奮しました。
ボサノバは以前から大好きで
今回念願の「イパネマの娘」も
生で聴く貴重な場に居合わせられ
ほんとうに嬉しかったです。
4時間近く演奏してくださったスタミナ・
サービス精神(?)にもびっくりいたしました。 
ありがとうございました!!!
(たいこ)


の友人達はそれほど興味がなく、
結局一人で聞きに行きましたが、とっても良かったです。
ジョアンの声はやさしく本当に眠ってしまうほど。
早めに席についていたので正味5時間ぐらいは
国際フォーラムの中にいました。
昨年の噂に聞いていたけど
まさかの微動だにしない時間帯があったり、
アンコールには3回(?)ぐらい出たり、
まだかまだか? と終わってほしいやら
まだまだ聞きたいやらおなかは鳴るわで
複雑な気持ちでした。
ジョアンのコンサートに来る人は
後の予定を入れてはいけない!!
これ鉄則にすべし。
今日は歴史的瞬間にいた気がして興奮冷めやらず!
でもその気持ちの昂揚をなんとか残したい!!
って思っていたらこのメールを送ることになりました。
ジョアンはなんだか凄くて凄い人特有の
気難しさを持った人と思っていましたが
今日の様子では全然そんな事なかったし、
宮田さんのお話からも
とても素晴らしい人だなぁって思いました。
来年も是非日本で演奏していただきたいです。
また伝説を作ってほしいです。
(トガシサトコ)


念ながらいまでも
ジョアンの曲名さえ言えない僕ですが
とにかくコンサートは最高でした。
ほぼ日がそんなに薦めるならという
軽い気持ちでチケットをとって
CDも「ゲッツ・ジルベルト」と「イン トーキョー」を
寝る前にかけっぱなし程度で聞いていたんですが、
せいぜいボサノバってリラックスするのとか、
かけっぱなしにはいいかもな、って感じだったのです。
が、しかし会場で生で聞いてみたら
スイングっていうのですかね、
僕の好きなロックで言えばグルーブっていうような
うねりみたいのがすごかったですね。
メロディーとかも、けっこうリズムで
遊んでるような感じだったし。
とにかく、ジョアンがお客さんに
「ありがとう」の気持ちを向けているのが
すごくよくわかるので、ある意味では変なコンサートです。
会場にお互いの尊敬というか感謝というかが、
なんかすごい密度で放射されてるんです。
普通はたぶん、一方的にステージから
客席にでてるだけなものが
ジョアンが本気で客席からの感謝を
受けきろうとしてるのがすごいです。
あの、演奏中断の時間というのがまた奇妙な時間で
客席の感謝だけじゃなくて、
(何時やりはじめるのか)不安とか興奮とか、
なんかすごく不思議な空間を
みんなで共有することになるのです。
結論はトゥットゥールールールー♪って感じで
とにかくご機嫌で最高のコンサートでした、
ということです。
(takuma)


CD聴いて、これは行こう、行かなくては、
と決意を固め、正直なところ、
貧乏なわたくしにこの金額のチケットは
厳しいものがありましたが
でもこれは、生で聴いておかなくては、と思って、
チケット取りました。
こういう聴き方は決してよろしくはないのかもしれませんが
彼の「声」を聴いていると、実に様々なことを考えます。
くだらないこと、仕事のこと、音楽のこと、
歌を聴いているから、その歌詞に関連して
いろんな連想がはたらくのか、というと
まったくそんなことはないのです。
(言葉がそもそも判らないですから)
ぼんやりと、居眠りにも近いような感覚で、
昔のことなど思いだしたり
いろいろなことを考えつつ聴いていましたが、
何曲目かで突然、はっと目が覚めたようになり
今まであったいろいろなことは、
いまこうしてここにいることに、
全部つながっているんだな、と、強烈に思いました。
いいことも、辛いことも、たくさんあって、
そうやってここにきて、今ジョアンの歌を聴いている。
ここにくるために、いろいろなことがあった、
なんてことは思わないけど
あれもこれも、みんなつながっている。
そして、今ここでジョアンの歌を聴いていることも、
これから先へとつながっていくんだな、と思うと
とてもしあわせな気持ちになりました。
長いステージでしたが、疲れるどころか
むしろ調子をあげてきているように思えたジョアンの声。
やっぱり生で聴いてよかったです。
ありがとうございました。
(たろー)


っとたくさんのメールが届いていることでしょうね。
つたない言葉ですけどひとことだけ書きたくなりました。
昨日は、自ら体験してきたこととはいえ
未だ信じられないようなライブを
体験することができました。
もう言葉にしても書き足らない4時間弱!! でした。
昨年もCDになった日のすばらしいライブを体験し
(ただあまりの疲労のため半分くらい寝てしまいました)、
今年はどうなるかなと不思議な高揚感とともに訪れた会場。
「ありがとう」の言葉とともに始まったライブ。
ギターを抱えたまま30分近く動かなくなった時は
まだ驚いてはいませんでした。
しかしその後一度退場後アンコールのかたちで
演奏しているのに十何曲も演奏しつづけ、
また何度も自分の胸に手を当て
観客へのあいさつをしたりして
ジョアン自身がとても気持ちよくなって
演奏しているのが気持ちよくなっているのが感じられ
とても私たちも心地よくなりました。
アンコールのはずが延々続いた演奏。
ところどころで観客(もしくはスタッフに対して?)
つぶやいていた彼の言葉
(何と言っていたのかとても知りたい!)。
次から次へと名曲をうたい続けるジョアン。
♪JAPAN〜♪と短く歌った後 続いた「イパネマの娘」。
そしてそこで沸き起こったスタンディング・オベーション!
そこできれいに終わるかと思っていたら
またそこで彼が腰をおろすなんて!
その時すでに3時間を越える時間が過ぎていたのに。
それからさらに彼は歌いつづけ、
夢のような時間がつづき、
すべてが終わり照明がついたのは9時20分ころ、
開演から四時間近くが過ぎた時でした。
最後のころには会場の熱さとともに
へとへとになっていたけど、
なんてすばらしい奇跡的な時間をすごさせてもらったのかと
友人たちとよろこびあいました。
すばらしい時間をありがとう。 ジョアン。
(およよ)


寂と暗闇から、ステージにスポットが当たって、
登場したジョアン。割れんばかりの客席からの拍手に、
軽く頭を下げ、
胸に手をあててお辞儀をするジョアン。
「ア・リ・ガ・ト」の言葉で始まったライヴ。
それからの3時間半あまり、
想像を絶するライヴが繰り広げられました。
演奏開始後1時間ちょっと過ぎた頃、突然演奏をやめ、
うなだれるジョアン。(これが噂のフリーズか。)
約20分くらい、拍手が続き、
その拍手を聞いているのか、疲れて休んでいるのか、、、、、
再び演奏が開始されたのは、会場の拍手がまばらになり、
静かになりかけた時でした。
そうだ、彼は、観客の拍手さえも
ライヴの一部として取り込んで、
その時間を味わっていたのだと思えました。
5時半の開演から、9時過ぎまで、
休みなく繰り広げられた、
ジョアンのささやくような歌とギター。
もう、ボサノバ、サンバでおなかいっぱいになるくらい、
これでもかというくらい、演奏してくれました。
私は曲数を数えてはいなかったですが、
確実に40曲以上は演奏していました。
驚いたのは、アンコール曲と思われる曲の多かったこと。
ふつうなら、イパネマの娘がでたら、
これで終わりと思うところですが、
そのあとさらに10曲近く演奏されたことです。
(体調不良の主人は、時計ばかり気にして、
 ひたすら、こらえていてちょっとかわいそうでしたが。)
私は、大満足でした。
私の知っている限りのボサノバ、サンバの曲は
すべて演奏されたという感じでした。
73歳とは思えない、あの演奏と持続力の凄さ!
ジョアン、本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。
群馬から聴きに行った甲斐がありました。
(直子)


の確かさ、なめらかさ、引き込まれるような声の響き、
声だけであれだけ音の大小を丁寧に表現できて、
ボサノバだから当たり前なんだけど
ギターをおいて声が反フレーズ
おっとっととはやる心を表すように
先に行ってしまってもまたどこかで帳尻があって。
ささやくように始まる歌、
おやすみの声を聞くようにすっと落ち着いて止まる歌。
何も無駄がなくてきちんと心に響いてきて。
すごかった。・・・
時々、ギターの音がしず〜かに終わって
途切れてからの拍手にしたかったな、
なんて、思ってましたけど。もう、無理、
みんな、拍手が自然にでてしまって、という状態でした。
(Pete)


なさんのメールを拝読し、
おもわず、書きたくなってしまいました。
ジョアンがステージに登場し、その声を聴いた瞬間
鳥肌が立ちました。
体中が震えました。
甘い歌声に、やられました。
ジョアンの歌声はCDで、
しかも、若い頃の歌声しか知りません。
そのCDで聴いた声より、はるかに甘く、
とろけるような感じで、
メロメロでした。
夢のような時間が過ぎ
きっと、時間がたつほどに
ジョアン・ジルベルトの歌声を生で聴いたんだな〜って
しみじみ思い返すだろうと考えながら
家路につきました。
ジョアンに感謝。
ありがとう。
(meme)



みなさま、どうもありがとうございました。
また次回!

このページを読んでの感想や、
ジョアンへのメッセージは
メールの表題に「ジョアン」と書いて、
postman@1101.comにお送りください。

2004-10-17-SUN


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