GIRL
ぼーっとした女子高生通信。

<給食のいろんな思いでの巻>

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この間友だちに
「美白したほうが、いいんじゃない?」
って言われました。
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時々さー、
「嫌いな食べ物、何?」
って聞かれるコトって、ありそうで、なさそうだけど、
実は結構聞かれましぇん?
あたいは、嫌いなモノってナイねん。
「あ、ナイです。」
って答えると、
「え?本当に?今までひとつも?ナイの??」
って、おどろかれるけど、ナイんだわ。今は。
・・・今は。
奥さん、「今は」って気になりました?

女「〜くんは、彼女とかいるの?」
男「あー、いないよ。今は。」
みたいな。
意味深〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

今は嫌いなモノありませんですよ。
昔はありました。
小学生までは。
別にね、克服したってわけでもナイんだ。
そのモノは何かって言うとね・・・。

給食のレバーなのですよ。

ワシが小学生の時は、給食がありましてー。
(今は、お弁当持参か、
学校のパンおじが作った「おじパン」、
または学校行く時に買って行くなにか、なんだけんどね)
全校生徒が給食室に集まって、食べるんだけど。
そのメニューの中に「レバーの唐揚げ」っいうのがあって。
それが、どうしても食べれなかったのよ〜。
味を消すためにソースをかけてみたり色々するんだけど、
ダメなの。
お茶で流し込もうとしても、ダメなの。
オエ、ってなっちゃうの。
別にね、焼き肉屋さんとかのレバーは、全然OKで、
むしろ好きなくらいなわけさ。
でも、どうしてもダメだった。

月末に来月の献立表が配られるんだけど、
配られたらスグにチェックして、家の冷蔵庫に貼るのよ。
で、毎日
「今日は・・・あ!カレーだ!!!」
とか、思って給食を楽しみに行くようなもんでさ。
熱があって具合悪い日とか、
とりあえず献立表チェックして、
「ダメ、行く。」
って行って、ガンバッテ行ってました。おほほ。

でも、レバーがある日は憂鬱でしたさ。
毎回校内で1番位に早く食べ終わって、
おかわりもしちゃうのに、
レバーの日は居残りになってたもん。
つらかった・・・。

ま、辛い話は顔が歪んじゃうから、おいといて。

ウチの小学校って変でね、
普通さ給食当番っていうのがいるじゃない?
いないのよ。でも、その代わりと言っちゃあ何だけど、
『ホステスさん』っていうのがいるの。
大人のヒトにこの話をすると、
自分にはイマイチわからないまま、笑われてました。

その『ホステスさん』は1テーブルに2人いるのよ。
で、小1、2年生は自分たちではできないから、
6年生のお姉さんが『ホステスさん』になって、
お世話をしてあげる。
で、3年生以上は自分たちの学年から
当番のヒトが『ホステスさん』になって、
自分の学年を受け持つと。



で、『ホステスさん』はこんな風に座るのさ。

でーーーー、肝心な『ホステスさん』の役目はと・・・

1、みんなが着るエプロン+三角巾とマスクを
  身につけ、みんなより早く給食室に行く。
  (この時、あごマスクにしてると、結構怒られる)

2、すでにテーブルごとに
  分けられてる食器(食べ物はすでに分けられてる)
  とか、牛乳とかをヒトが座るイスの前に配る。

3、お茶(なんと特別な日だけは、甘いミルクティー!!!
  コレがまたウマイ)をやかんから、くんで、配る。

4、「いただきます」をして、食べ始めてから、 
  ダレかがお茶をこぼしたり、
  粗相をしたらお世話してあげる。

5、食べ終わった子が「おかわり」をせがんだら
  行ってあげる。

6、「ごちそうさま」が済んだら、後片づけをして、
  まだ居残りしてる子がいたら、
  「終わったら、自分で食器とか片づけてね。」
  と一言残して、帰ってよい。

7、終わったら、速攻でエプロンを脱ぎながら校庭で遊ぶ。

こんな感じ。
で、幼いワタシは早食い&大食いだったから 
(正確に言うと今でもそうだったりする・・・
けど・・・)、
『ホステスさん』が食べ終わってないうちに
「おかわり」しちゃうのよ。
そうすると、
「あー、ワタシだってゆっくりたべたいのに!
こんにゃろう!!!」
っていう感じでさ、しょうがねぇなぁ、と
重たい足を運んで、おかわりに行ってくれました。
当時の『ホステスさん』たち、ありがとうございました。

人気がある品の日は、
おかわりカウンターの前に行列ができちゃうのよ。
んで、並んでる途中に終わっちゃうと、
マイクで先生が
「〜のおかわりなくなりました。」
って言うの。
行列の出来る品はねー、揚げパン、
おいしいスープ(何か忘れちゃった)、揚げ餃子、
焼きそば、フルーツポンチ、
サンドイッチ(ツナが絶品だった!)
・・・挙げるとドンドン出てくるよ〜。
やっぱ、人気って偏るのよんれれ〜。

逆に、居残りのヒトが増える日は、
もずくの日、レバーの日、
いかのポッポ焼きの日
(コレは、味はちょっと薄めなの+固すぎて、
食べれないのよね)、
つみれの日とかね。
コレも色々出てくるね〜。

うれしかったのは、クリスマス献立とか、
ひなまつり献立とか、こよみのスペシャルもの。
この日は献立表に詳しい献立が書いてないのよ。
たとえば、「ひな祭りお楽しみ献立」って書いてあるの。
はじめのうちは、ホントに楽しみだったんだけど、
4年目とかにもなってくると、パターンわかってるから
「今年もケーキかね、あの甘い」
とか、小生意気なコト言ったりしてさ。
そんなこと言いつつ、
心の中ではすんごい楽しみなんだけどね。
4年生とかって、自分の本心を隠して
生意気なこと言う年頃じゃん?そんな感じ。

クリスマスもパターンは決まってたけど、
うれしかったな〜。
チキンが出て来て。もちろんあの甘いケーキも。

あー、なつかしいわ〜〜〜〜〜〜〜〜。

そうそう、ちょっと恥ずかしい話。でも、うける話ね。
小2だったかな?授業中、朝ご飯食べたのに、
お腹空いちゃってぼーっとしてたのよ。
そしたらさ、ちょうど先生が何かをみんなに見せてくれて
「前に見に来てもいいですよー」
って言ったのよ。
そしたらみんな走って、見に行くじゃん?
ワタシもそのタイプなのに、
見に行かないから先生が心配しちゃって、
「あらら?ゆーなちゃん、どうしたの?」
って声をかけてくれたの。
そこで、ぼーとしてるワタシは
「お腹すいちゃってー・・・」
って言ったら、先生が保健室に連れて行ってくれて、
「お腹がすいちゃったみたいなので、
なにか食べ物をあげてあげてください。」
って言ってくれて。
保健室の先生が
「え?」
って言いながら、給食室にもらいに行ってくれて。
食べたんだー。
で、すっかり元気になって、
教室に気まずそうに戻って、先生を見たら、
先生がニコッて。
んで、休み時間にみんなに
「今日の給食は、ロールパンのサンドイッチだよ〜」
ってえばりながら教えてあげたのよ。
そしたら
「えー、なんで知ってるの〜?」
って不思議そうに聞いてきたから、
「え〜、えへへ〜。」
って不思議少女を気取ってましたよ。
なんで、お腹減ってぼーっとしちゃうんだろな〜。
それったらないよ〜。
おバカな子だわー。アタシったら。
でも、そのアタシがいて、今のアタシがいるんだけどねー。
やっぱり、ワタシはアタシだわ。

ワタシってヤツは学校というモノは、
休み時間の遊びと、給食と、
体育の授業のために行ってたからね。
今でも似たようなもんか・・・高3になっても・・・。

あー、学校ってたのしいわーーーーーーーー。

1999-07-12-MON

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