<卒業したよ・前編の巻>
この支配からの卒業〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戦いからの卒業〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
っと。
しましたしました。御卒業。
いや〜。なんだかね〜。
ホント、真珠られない(しんじられない)の一言だった。
卒業式終わったのに、今は普通の春休みで、
4月になったら制服着て、学校行って、
みんなの笑顔がソコにはある。
みたいなね。
そんな感じよ〜ん。
あたくし、卒業式前日は、普通に眠れなくって。
床につくのも遅かったし、床についてからも
寝付けなくてさ〜。
そして、なななななななんと!!!
卒業式当日の、高校生活最後の教室での通称「コール」
(全員の名前呼んで、出欠をとるわけじゃないんだけど、
チャイムがなったときには教室にいないと遅刻。
ってことになるもの。のこと)
に、教室にいなかったのよ〜〜〜〜〜ん。
えっへっへ。
2分くらい遅刻しちゃって・・・。
間に合わなかった・・・。
マジくやしいねー、今考えると。
だって、高校最後の「コール」ってゆーか、
あのクラスでの人生で最後の「コール」だよ?
はあ、あたしってば何やってんだよっ!!!
ピシピシっ!(自分にむち打つ)
で、大慌てで、式が行われる講堂の方に移動して
歌の練習。
練習してても、変に実感わかないものでねー。これまた。
でも、
「あー、やばいね。これ、歌ってるときに絶対泣くわ」
「くるねー」
なんて隣の子と話してて。
なんやかんや、指揮者が
「みんな、気持ちを込めて歌えばだいじょうぶだから、
本当にがんばろうね!悔いのないように!!!」
なんて、言ってたら練習タイムも終わってしまい、
1回退場して。
そして、客入れね。
もう、講堂は保護者と、先生やらでまんぱいよー。
立ち見が出る勢いさ。
そして、講堂の外に卒業生が並んで。
ウチの学校(あ!もう私の学校じゃないんだ。母校か?)
自慢のパイプオルガンで、天才オルガニストの
きゃじゅおちゃん(先生)が、『威風堂々』を
おごそかに弾き。
ソレに合わせて、卒業生入場。
お客さんたちは、みんな立って、通路の方を向いて拍手。
スタンディングオーベーション。
そして、ちょっぴり照れた我々が入場してきて。
そうそう、でね入場する前、講堂の外に並んでる時に
みんなであるひとつの「約束」をしたのよ。
っていうのは、ウチの学校(おっとっと!)
じゃなくって母校の卒業式は、教頭に名前を
呼ばれたら「はい」って返事をして立つんじゃなくって、
無言で立つの。
それって、なんかさみしいじゃない?
味気ない。
せっかくなんだからさー。返事したいよねー。
って前々から言ってたのさ。
そこで、私の周り(名簿で早い人たち)で
「返事をしよう!」
って言って。
ウチらが言えば、絶対にみんな返事するから!
ってことで、「約束」をしたの。
で、1番始めに名前を呼ばれる子に、
「お願い!絶対に言ってね!!@@@ちゃんが返事すれば
絶対にみんなするから!!!ホント、夜露死苦!」
って。
そしたら、その子も
「うん。わかった、がんばるね!!」
って。
またこの一体感がたまらなくって。
それとはまた別に、わたしとえんまちゃんで名前呼ばれて
返事して立ったら、うちらの中3の時に
流行った(小規模で)ポーズをしよう。
って約束したの。
コレね↓。
『アガペー』っていうんだけどね。
わけわかんないでしょ。
あたしにもわけわかんない。
この手は、当時政治を教えてた先生のクセで、
『アガペー』っていうのは当時流行ってた言葉。
それがなぜか混ざっちゃったのねーーーーー。
で、
「絶対にやろうね!やんないのなしだよ!」
ってこれまたかたく約束を交わして。
なにせ、えんまちゃんよりも私の方が呼ばれるのが
先だから、裏切られる可能性大大大じゃん?
でも、約束したし。ってことで。
そんな事が裏で行われてるとは知らずに、『威風堂々』が
ながれはじめたわけで・・・。
で、入場して、席について、どんどんプログラムが
こなされて、いよいよ「卒業証書授与」。
ここで、全員の名前が!!!
で、
「第114回、卒業生。 @@@@。」
「はいっ!」
元気良く、@@@ちゃんが返事して!!!!!!!
やった〜〜〜〜〜〜〜〜。
去年は、1人しか返事しなかったのよ。
きっと、先生も
「やられた〜〜〜!」
ってお思いになったんじゃあないかしらん???
むふふ。
で、次々に名前が呼ばれて、返事して。
これでこそ、ウチの学年じゃのおお。
と思ったよーーーー。
は〜、思い出しただけで最高!!
で、いよいよ私の番。
3人前くらいからソワソワしちゃってさ〜。
で、
「▲▲□□□」
「はいっ!!!」
と共に、『アガペー』やったよ〜。
前に先生がバアアアアアって並んで、
コッチを向いてる姿勢だったから結構つらかった〜ん。
先生たちの顔見れなかったもん。
で、まっすぐ壁を突き刺すように見て。
隣の子とか、後ろの子とか笑ってて。
してやったり。だったんべ。
で、えんまちゃんの4人前位からえんまちゃんも
ソワソワし始めて。
やってくれるんでしょうねぇ???
と、見てたら・・・
「はい!」
って爽やかに返事してーーーーーーーーーーー
おーさわやかだねっ!!!よっ!じゃなくってーー。
あら?しないじゃない!
おい!!!
かなりびっくりした。
だって、やんないんだもん!!!約束したのに!
あたしがんばったのに!!!
そんなこともあったけど、無事全員返事をして。
めでたしめでたし。
で、祝辞やら答辞やらあって。
いよいよ合唱。
3曲で、指揮者・伴奏者3人づつ。
1人目の指揮者が舞台に立って、伴奏者がピアノの前に
座って。
ジャラ〜〜〜ジャラ〜〜〜〜〜〜〜ン
もう、ピアノが鳴った瞬間やばかった〜。
で、歌ってるうちに、まんまと「きた」。
「あらっら〜まだ早いだろおおお」
と思ったけど、止まらず。
でも、がんばって歌ったよ。
で、1曲目終わって2曲目。
実は、あたし3曲目以外、
がんばって自宅学習もしたんだけど、
歌詞があやふやだったから、
カンペを作っていったのよ。
へっへっへ。今だから言えるんだけどね・・・。
それは、水に流して。
本番ちょっと結構頼ったけど、コレのおかげで
歌詞間違えずにすんだし、でも指揮はちゃんと見たからね!
で、2曲目。
涙くんも少しおさまって。
指揮者と伴奏者が交代して。
ジャジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
もう、2曲目は前奏でやばかった。
あの、こんつぉんちゃんの力強い前奏。
ジ〜〜〜〜〜〜ッンときました。
で、また泣きながらも、顔がぐちゃぐちゃになりながらも
がんばって歌って。
あわてて、涙を拭って。
いよいよ3曲目。
我らがえんまちゃん指揮者で、壇上に上がり。
ちまーちゃんがピアノの前に座り。
えんまちゃんが、ひとため息、肩をなで下ろし、
みんなの顔に笑顔が戻って。
ジャラジャラララ〜〜〜〜ん
ほーーんと、最高だった。
最後の方になってだったけど、がんばった甲斐あったね。
すごく、最高だったよう。
涙がポロッポロ。
でも、がんばって歌った。
前々からえんまちゃんに
「あんたが、指揮しながら泣くと、みんなが
やばくなるから、泣くなよ!」
って言ってて、えんまちゃんは
「壇上に立って、みんなの一生懸命な姿を見ると
やばいよーーーー。でも、わたしは、泣かないから!
絶対!!!」
っておっしゃってて。
でも、1回えんまちゃんがやばいときがあってさー。
「きた」ね。あれは。
いただいちゃいました。もらい泣き。
でも、流石えんま。こらえて。
私もがんばってこらえたけど、全然だめで。
コントロールきかなかったよ・・・。
後から聞いたんだけど先生たちも感動したってさ。
高2も泣いてたらしいぜ。
で、歌い終わってなななななんと!!!
拍手が!!!
今までで、拍手がわいたことはないらしいよ!!!
それだけ、すばらしかったってことNE!!!
むふふ。
よかったよかった。
ウチらの歌声から、「何か」が聞いてる人たちに
伝わったのであろうなあ。
ほんと、感動的だったさ。
あー、もう思い出しただけでや・ば・い!
で、式のプログラムが全部おわって「卒業生退場!」
また、おごそかなオルガンの音色にのって、
真っ赤な目と鼻で、照れながらみんなスタスタと
あんまり顔を上げずに退場して。
いいねぇ。
で、教室に戻ったり、色々とダバダバした後、
謝恩会に続くのでした。
次回は、「謝恩会の巻」だよ。お楽しみに〜
ふんがっふっふ。
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