ぼーっとした青春。

<七夕番長がんばるまっすの巻>

たたたたなぼた!!!
いやはや、先週は梅雨真っ盛りな
じめじめ七夕でしたなー。
まあかろうじて雨降らなかったけど、
雲は晴れずで、天の川見えずじまいだったけどね。
みんな、ちゃんとお願いしたかーーーー???

先週意気ごんで書いた、
学校にあった例の笹をゲットしに行ったら、
なかったのよ!!
もう100円ショップで、穴あけパンチとか、
折り紙とか買って準備バッチリなのに、
肝心な笹がねぇ!!!
やばい!!
こりゃあ七夕番長の名誉にかけて、
どうにかしなくっちゃ!
大慌てで用務員さんに聞いたらさあ、
「あれは、うちの庭の笹を切ったんだよねー
 もうボウボウで邪魔だからさ。
 で、もう違う子にあげちゃったんだよなあ。
 もうちょっと早めに言ってくれれば
 もっと切ってきたのに。
 明日じゃダメかなあ???」
「うっわー。ああ、そうですねー。
 でも、やっぱ今日じゃないと意味がないんですよねぇ。
 今日だもん、七夕」
「そうかー。でも、今日、天の川は見れないよ」
「んーでもーやっぱ、ダメなんです!
 じゃあ、なんか探してきますわ!
 ありがとうございましたーー」
「そっか。がんばってねー」
「はーーーーい」
とりあえず、休戦で短冊を内職みたいに
せかせか作ってさ。
笹どうするかなあ。
学校の近所探してこようかなあ、それがいいよね!
っておまめちゃんとかとも相談して、
再び、用務員さんのもとへ!
「すみませーん。
 あらっご飯中もうしわけない!
 のこぎりかなんか貸していただけますか?
 なんか、笹の代わりになるものを探して、
 切ってきますわ!」
「あら、そう?
 じゃあー・・・貸すのは、ダメだから〜じゃあ、来て」
「え、ご飯中にいいんですか?」
「いいよ」
「えええ、すみません!もうしわけない!!!」
「いいよー。ん〜あれでいいかなぁ。
 2メートルくらいでいいんでしょ?ブツブツ・・・」
「え?なんですか??」
「裏のねえ」
「なになに!?」
「これ、いいんじゃないかなあ」
「も・み・じ!?」
「そうこれなら、いいんじゃない?」
「すううっっっっっっごいいい!!!
充分ですよーーー最高!
でも、こんな青々としてるけど、いいんですか?」
「このへんなら、あんまわかんないから、いいよー」
ゴリゴリゴリゴリーーーーーボトッ!
やったーーーーーゲッツゲッツゲッツゲッツ!
笹のピンチヒッターもみじ登場!
これでいけるー。
用務員さんのおかげで大学4年間、
全部笹以外のモノで七夕やったってことになるわ!
今まで、ミリオンバンブーだったからね。

もう、七夕の興奮は頂点へ!!
ぐいぐい短冊にヒモ通して、
学食の前に置きに行きましたわよ。
「ご自由にお書きください。
*プライバシーの侵害はいたしません。
 他の人の短冊はジロジロ見ないのがルール!」
って添えてさ。
んで、授業後見に行ったら、短冊たくさんになってて!
色んな人がつるしてってくれたみたいでさ。


(ほら、こんなんでましたー。
友達に携帯カメラで撮ってもらったのよ。
あ、あれ?これ、まるで笹じゃん!!!)



でも、先日、駅で見かけた
「ソシアルダンスのパートナーが見つかりますように」
っていう匿名希望さんの短冊よりもおもしろいのは
流石に見つからなかったけど、
「タマラブ(タマピでラブするといううちらの造語)」
って書いたのの下に、
自分のメールアドレス書いてたやつがいたわ!!!
あからさまに、不特定多数にアピールだよ。
びっくりだよ。
その後、収穫はないらしいけど。
ま、それはおいおいね。
グッドラックって感じだよね。

んで、みんなのが出そろった頃を見計らって、
いよいよみんなの願いを背に!
リュックと背中の間にもみじをさして、いざゆかん。
しかしその格好がマジ滑稽でさ。いかにも。
みんなに、大笑いされて、
「七夕番長、がんばれ〜!!わーいわーい!」
敬礼して、いざ多摩川へ!!!
チャリだったんだけど、
車の中からジロジロ見られたりして、
信号待ちとか結構恥ずかしくってさあ。
笹だったらまだいいけど、
如何せん、「もみじ」ですからねぇ。
なるたけ人のいない道を選んで、多摩川まで行き、
イチャイチャしてるカップルをしり目に、
もみじを背中にぶっさした俺(性別:女、年齢:21才)
が、てくてく歩いてさ。
まず、流した先に障害物のなさそうな所まで
歩いてたんだけど、
やっぱひとりで川は流石にこわくて、
ずっとドリカムの「7月7日、晴れ」を歌ったり、
エーちゃんバージョンの「星に願いを」を歌ったりして、
ここならいいかなと思って、
「みんなの願いが叶いますように」
って一言言って川に投げたら、
もみじそのままステイでさあ。
流れないの!
浅いわ、なにげにもみじ重いわで、
全然ステイですよ。
こうなったら、行くっきゃない!って、
もみじを拾って、靴のまま川にザブザブ。
川の真ん中くらいまで行って、
ここなら流れるでしょうな!って独り言とか言って、
もう1回改めて、
「えー改めまして、みんなの願いが叶いますように」
って投げたら、
サーーーーーーーーって、結構な速さで、流れてって。
よっし。
任務完了!!!七夕番長終了。

帰り道に、川辺を歩いてたら、
あら?短冊が1つ落ちているじゃあありませんか!
手に取ってびっくり!
わたしのじゃん!!!!!!
どっっっひゃあ〜〜!
今年の七夕はオチつきかよ!天然オチついちゃったよ!
慌てて、落ちてたわたしの短冊を燃やして、
灰を川に流しましたわよ。
ほーんとびっくりしたわー。
よりにもよって、自分のだからね!
帰り道、目を見張ってチェックしてたけど、
他には落ちてなかったよ。よかったよかっった。
これにて、やっと任務完了。
あたしのだけ、みんなの短冊と違う葬り方したから、
特別で、あたしのだけお願いが叶っちゃったらどうしよう!
うわーーーそりゃあ申し訳ないわー。
でも、まいっか!
みーんなの願いが叶いますように!
以上、七夕番長2003でしたのでございました。
チャンチャン。

ゆーないとさんへの激励や感想などは、
表題に「ゆーないとさん」と書いて、

postman@1101.comに送ろう。

2003-07-14-MON

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